白い翼

いいでしょ?
この風景

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

まだ1月とは言え 明るい陽射しに包まれ
"光の春"も感じられた とある日の午後のこと

国道45号を ちっちゃな愛車で観洋に向け走行中
北上川の水面に白い影を映す
ハクチョウたちの群れを 発見!!

その眺めの美しさに目を奪われ 思わず車を停めてしまいました

手前の群れの向こうに また 別の大きな群れが・・・
おそらくは
伊豆沼や長沼 蕪栗沼(かぶくりぬま)をねぐらに越冬する群れで
日中は 周辺の水田や草地などで餌を食べたあと
そうした餌場からほど近い水の上で
羽を休めていたのでしょう

それにしてもこの景観は さながら"白鳥の湖"♪

湖面に白い影を映すその光景は
空の青と山の緑が相まって なんとも美しい(^^♪

最近 ラジオを聴いていたら
リスナーの投稿に"白い色は神さまの色"なのだから
という言葉がありました

実際 "白は神を象徴する神聖な色"とされ
白い動物は西洋でも東洋でも神聖で
神からの使いというとらえ方が多いようです
そう考えると この光景 より一層神々しく見えてきますww

"山紫水明"に"白い翼"・・・けだし 素直にきれいです!!!

そんな美しい光景に すっかり魅せられ

暫し水辺に佇み つい見入ってしまった 水曜の午後なのでした

 

さて 一方こちらは "コクガンの海" 志津川湾

いつも群れている岩礁近くには 点々と 点々と・・・

ゆったりした動作の ハクチョウたちに比べたら
体もずっと小さいので
動きは ちょっとせわしなく感じられます

けれど そこがまたカワイイ

この日 いつもの港では 船揚げ場にいる数羽を確認

ラッキー! 余裕で"接写"出来るぞ と
ほくそ笑みながら シャッターを切り始めた矢先・・・

近くに居た釣り人が 竿を ビュッとひと振り!!?
なんということでしょう!
驚いたコクガンたちは その途端 飛び立ってしまったのでした
ざ 残念・・・・・

29日 南三陸海のビジターセンターでは
180羽以上を確認しています

あたたかいご支援に感謝@海の見える命の森

こんにちは、むっちゃんですʕ•ﻌ•ʔฅ

震災伝承施設に登録された「海の見える命の森

東日本大震災次の十年における支援として
NPO法人北神戸田園ボランティアネット様が
入口の階段を整備してくださいました。

入口の整備だけでなく
井戸付近のビオトープ作りや
キャンプ場作りなどもお手伝いいただきました。

あたたかいご支援、ご協力を心より感謝申し上げます。

海の見える命の森は当館から徒歩で約15分。
いつでも、どなたでも、出入り自由な散策スポットです!
ぜひ足をお運びくださいませ♪

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ああ\ 三陸の美味しい海の幸や加工品、雑貨まで勢揃い! /

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 【観洋ちゃんねる】 動画アップ! 

新番組始動!!
その名も「観洋ネットショップTV
第1弾である今回は新商品「気仙沼港町パスタソース」をご紹介!
三陸産のイワシがゴロっと入った
塩レモン風味とペペロンチーノ風味の2種類を使用し
パスタ以外にチャーハンも作ってみました!

ぜひご覧ください♪

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コクガンが観たい

「コクガンが観たい」

22日は
そう言ってご来館になられたお客様が
2組いらっしゃいました

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

1組目が 宇都宮市からお越しの S様

高校時代から 昆虫や蝶の写真を撮り始め
野鳥に目を向け始めたのが ついこの2~3年前とのこと

お泊りになる 前の日に
「是非 コクガンが観たいので
居場所を教えて下さい」との電話

なんと 午前中には南三陸町に入って観察したい
というのですから
その熱の入れようには感嘆

10時にはお越しになるということでしたので
場所を記した地図をフロントに預けて
お待ちしていましたが
何と 午前9時には 既に町に入られ
海のビジターセンターを経て
Bluebirderも通う
"いつもの漁港"で撮影してから 来館されました

地図をお渡しして
数多くが越冬している漁港をお知らせしたところ
早速現地に向かわれ 
「満足のいく写真が撮れた」

ほくほくと 喜んでいらっしゃいました

宇都宮のS様 ↑ も 奥さまとご一緒のご旅行でしたが
こちら ↓ は 東京杉並区S様

大の野鳥ファンで 都心よりも 森や山
自然の中で過ごすことが多いというカップルです

17日に やはり「コクガンが観たい」
電話を頂き お約束していましたので
仙台からの送迎バスで午後3時半に到着された後
車でご案内しました

気仙沼 大島で
遠巻きに観たことはあったけれども

こんなに近くで
観察できるなんて!

と 感激しきりでした

喜んで頂けて 何よりです

当のコクガンも  羽ばたいて喜んでおりますww

この冬は 前年度を上回る
475羽が確認されていますが
今後 この志津川湾が
貴重な水鳥
コクガンの一大越冬地として より広く認識され
掛けがえの無い自然の大切さも学べる
環境学習の場に
なってくれると いいですね♪

コクガンが観たい とおっしゃるならば
Bluebirderが喜んでご案内致します

Kanyo plus one ~ Wakuya Castle ~

 

One day in mid-January, I went to Wakuya Castle Ruins Shiroyama Park.

<Wakuya Castle Ruins>

The ruins of Wakuya Castle are called Shiroyama Park, and are known as a famous place for cherry blossoms with cherry blossom trees planted. Next to the corner turret (Taikodo), there is a Wakuya Municipal Historical Museum (actually Wakuya Castle is Hirayama Castle) that imitates the castle tower. Excavated items from Wakuya are on display.

As I proceeded through Shiroyama Park, camellia flowers were in bloom on my right.

Proceeding further, you will find the red balustrade bridge.

The pond is frozen.

And beyond that, there is Wakuya Shrine.

Go through the torii gate and head to the shrine.

On the offering box(Osaisenbako), there was a panel of the zodiac signs of the year of the tiger.

On the right side, you can see many votive tablets(Ema) hanging.      A wish is written.

Castle from a different angle.

The castle at night is floating in the light.

The snowy Eai River that flows beside the park is also beautiful.

 

[  About 50 minutes drive from Minamisanriku Hotel Kanyo   ]

Good day ! from Minhong

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https://www.youtube.com/watch?v=bix6OPzphVM

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安全性確保ゆえの

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

15日深夜の 唐突な津波警報と注意報
津波の被害に遭われたり
避難所で眠れない夜を過ごされたりした
みなさま方には
心より お見舞い申し上げます

観洋では 予想される津波に対し
宿泊階の高さで安全が担保されていることを
館内放送で 逸早くお知らせするなどして
おかげさまで混乱もなく 無事でした
町内でも 被害は無かったようです

~~~~~~~ ~~~~~~~

さて"祝! 20㎞" とブログに記したのが
11月22日のこと

その後 冬に備え
スタッドレスタイヤに履き替えた
ちっちゃな愛車の燃費計の数値は・・・・・

リッター19.8㎞に・・・(;´д`)トホホ

2カ月を経ずに 0.2㎞減は まことに残念

まあ 夏タイヤに比べ摩擦が高く
"転がり易さ"で 劣るわけですから 仕方のないこと
まして
最近都心を見舞った寒波の中
凍った道の転倒防止に
靴底に絆創膏を貼ったら効果があった
というエピソードからは
さらに燃費が悪化してしまう理由が わかりました

氷が滑るのは 踏む圧力で
表面が僅かに溶けて水になるからで
絆創膏は その"水"を吸収"して滑り"を防ぐ

スタッドレスタイヤも同じ仕組み との解説・・・

水を吸えば タイヤが重くなるわけですから
更に燃費は低下する・・・雨の日ならば尚更のこと
スタッドレスの気泡が水を吸い
燃費が低下するということに
今更気付いたのは お恥ずかしい限りですが
嵩む燃費は
安全性を確保するための"代償" ということ

とにかく 趣味のエコドライブは続けますww

エコドライブは ささやかながら
地球の自然環境を守る"助け"のひとつですが
南三陸の自然の豊かさたるや
ますます深く 輝きを増しているようで・・・

今年の 初カモシカ です

15日 観洋黒崎寮前で 出合いました

いつもの通り ジ~ッと観察されてしまってます

どうやら Bluebirderのことを
覚えてくれている個体のようでもあり
ジリジリと近づいても 直ぐには逃げず
しばらく対峙してくれました
そう言えば前はもうひと回り 小さかったかな

最後は 手を振ってww またね♪

一方 志津川湾で越冬中のコクガン
南三陸海のビジターセンターでは
最近の観察で 300羽以上を確認!!!

センターからスコープで観察できる範囲で
300羽ということは
ひょっとしたら
湾全域で 600羽を超える勢いに?!!
それはすなわち
海がより透明度を増す季節の中
何より 好物の海草"アマモ場"がよく茂り
他にももろもろ コクガンたちにとって越冬に好い自然環境が整い
より深まってきているから なのかもしれません

志津川湾のコクガン過去最多

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです


南三陸ネイチャーセンター友の会では
12月27日 志津川湾に飛来しているコクガンの飛来数を調査

今季は なんと!475羽を確認
昨季よりも70羽ほど多く
町内全域の調査を始めた2016年以降最も多い数
なったそうです


最も多かったのは 戸倉波伝谷沖の166羽だったそうな

情報は 29日の三陸新報掲載の記事から頂きました

志津川湾は
餌になるアマモをはじめ海藻が豊富なことから
毎年 はるばる北極圏からコクガンが飛来し
越冬しています

彼らは 言わずと知れた
国の天然記念物にして絶滅危惧種

志津川湾は
特に"コクガン"の生息地として
国際的に重要な湿地として認められ
ラムサール条約登録湿地になりました
登録は平成30年10月のことですから
早いもので それから もう4年目になります

ネイチャーセンターの鈴木会長
「良質な海洋環境のおかげで年々増えている
ラムサールの名前に恥じない自然環境を維持
保全していくことが今後も欠かせない」
コメントしていらっしゃいます

維持保全の大切さは その通りだと思います

ところで
この8日 いつもの漁港へ出かけたところ 驚いたことに
近くでカメラを向けるBluebirderの姿など お構いなしに
船揚げ場に ぞくぞくと集まって来るではありませんか!

どうやら 岸壁に付いた"アオサ"を食べていたようなのですが

それにしても ついこの前まで 近付けば
岸壁からスーッと離れて行ってしまっていましたから
この日の行動は 一体どうしたことか・・・と
訝(いぶか)しんでしまいました

朝方の観察では 135羽のコクガンを確認していた
南三陸海のビジターセンターで そんな出来事を話すと
スタッフの方々から
「カメラを持つ人たちにも 慣れてきた頃なのでは?」

ならば お客様をご案内するチャンス♪とばかりに
翌9日には 語り部バスのガイドの際
仙台から来られた親子連れ4名様をご案内

双眼鏡を手に観察して頂き
とても 喜んでもらえました♪

これから ますます観察し易くなってくる期待度は大!!!
興味をお持ちの方は どうぞ楽しみにお越しください

A Happy New Year ! ~ Visit Yokoyama Fudoson ~

 

This time, I went to Yokoyama Fudoson, which is close to our hotel, for "the first visit of the new year".  I pray for the safety and happiness of the year. Yokoyama Fudoson is one of Japan's three major Fudosons and is a nationally designated important cultural property. This area is designated as Minami Sanriku Kinkazan National Monument.

Fudoson is a Buddhist object of worship and is one of the esoteric Buddhist priests.

It was a little chilly day with snow still remaining on the ground, and I was able to pray with a feelings of tightening.

After passing through the torii gate, you will find the mountain gate.

Nio statues are enshrined on the left and right of the gate.

The main hall is on the other side of the pond.

In the main hall, a wooden Fudo Myo, which is said to be made by Kobo Daishi, a nationally designated important cultural property, is enshrined and has a golden statue in its womb.

The tower is unique for bronze construction in the Edo period, and its casting technology is highly evaluated (prefectural important cultural property).

Yakushinyorai  (buddha able to cure all ills)

Benzaiten (goddess of music、eloquence、also wealth and water)

On the way there are information boards here and there !

 

[  About 15 minutes drive to the Yokoyama Fudoson   ]

Good day ! from Minhong

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塩釜市魚市場・お魚ミュージアムに行ってみました!(前編)

皆様、新年明けましておめでとうございます。
マッキーです。

今回は当館から車で約1時間ちょっと!
塩竈市魚市場(塩竃市お魚ミュージアム)をご案内いたします。

まずお伝えしたいのは…
宮城県塩竈市は日本有数の生鮮まぐろの水揚げ量が自慢の
「ひがしもの」の街でございます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ひがしものとは…
三陸東沖で、秋から冬(9月~2月)にかけてマグロ延縄船によって漁獲され、
塩釜市魚市場に水揚げされる生マグロ類のうち、
特にメバチマグロは「鮮度」「色つや」「脂のり」「うまみ」に優れています。
塩釜にいる日本一の目利き人(仲買人)の目にかなったものを
「三陸塩竈ひがしもの」として売り出しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まず建物の中に入る前に、
歩道をよーく見てみると…
マグロ?魚群?のタイルが目につきます。

また通路の途中にある「塩竈海の駅」があり、
売店や食堂があるようですが、
夕方に行ったので閉まっていました。
※こちらの営業時間は、
・平日7時~9時半、11時~14時
・土日祝日10時~15時でございます。

そしてさらに進むと今回ご紹介するお魚ミュージアムがあります。

館内に入ると、
まずはマグロ延縄漁業の水揚げから出荷までを知る事ができる、
展示がございます。

近くにはマグロの漁法、
日本や世界のマグロ漁獲状況を知る事ができるパネルもございます。

そして少し奥に進むと、
ちょっぴり職業体験!の気分が味わえるコーナー♪

見た目は新鮮なお魚が並ぶ鮮魚店コーナーと、
(魚は本物では無いので食べられません)

ここでアナタも職人気分!
寿司店コーナーもございます。

数多くのネタ!?が並んでいる他、
実際に自分の舌では味わう事はできないですが、
職人が握ったお寿司をバーチャル(目)で楽しむ事ができます。

ちなみにこのフロアの下を良く眺めると、
魚市場になっていて、
早朝の時間帯であればセリの様子をご覧いただけます。
(朝7:00~オープンしています)

夕方の時間帯は、マグロ等お魚はいませんでしたが、
高速再生の動画にてセリの様子を見る事ができます。

本日はこの辺りで区切りとさせていただき、
続きは次回のblogで紹介したいと思います。
(ネタが不足しているので、ご理解いただければと思います)

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 【観洋ちゃんねる】 動画アップ! 

あけましておめでとうございます。
本年も南三陸ホテル観洋をよろしくお願い申し上げます。
今回はスタッフの今年の抱負をお送りいたします!

いいねチャンネル登録もよろしくお願いしま~す\(*ˊᗜˋ*)/

ああああ \ 感謝 / チャンネル登録者数800人突破
公式YouTubeチャンネルはこちら⇒南三陸ホテル観洋【公式】
ああああ୧(`•ω•´)୨ 目指せ!チャンネル登録者数1000人!! ୧(`•ω•´)୨

気嵐

あけまして おめでとうございます

一週間ぶりのご無沙汰です
Bluebirder*Sです

皆さまは 新年をどんな年になさるのでしょう

今年も
何を置いても"健康第一"と考えているBluebirderではありますが
私たちの健康を育み
支えてくれている南三陸町の
美しく豊かな自然環境には 感謝するばかりです

いつも美しい景観を湛える志津川湾
年末29日には 気嵐(けあらし)を披露してくれました

気嵐・・・・・

海 河川 湖などの水面から湯気のように霧が立ち上る現象

気象用語では「蒸気霧」と呼ばれる

俳句では冬の季語

夜間 放射冷却によって冷やされた陸上の空気が
暖かい海上などに流れ出し
水面の水蒸気を冷やすことによって発生

気温が最も低くなる早朝に発生し
昼前には消散する場合が多いようです

主に冬の北日本で発生しますが
厳冬期には西日本で見られることもあるそうな

この気嵐の景色は
夜に冷えた空気が
水温の高い湾上に流れ込むことで発生するものですから
日が昇り 空気が暖まれば 見えなくなるのは必然

儚くも 海面から立ちのぼる薄い霧は
ひと度立ちのぼれば お風呂の湯気のようでもあり
海が まるで巨大な湯船にも見えます

冷たい空気が肌を刺す寒い朝
海面に射し込む朝日 黄金の光の中で網を打つ小舟の影
そして水面に立ちこめる気嵐が織りなす風景は 幻想的で美しい

繰り返しになりますが
「気嵐」は夜間に陸地で冷やされた空気が
河川を通じて暖かな海面に流れ込み
水蒸気が冷えることで 生まれる霧

その霧が流されにくい
風が弱く波の穏やかな場所でないと見ることができません
そんな環境 なかなかありません

近隣では気仙沼湾の"気嵐"が 比較的広く知られていますが
志津川湾の環境もまた
"気嵐"の発生に適した条件が揃うことがあるようです

ただ 志津川湾では滅多に観られませんから
ご覧になれたお客様は"幸運中の幸運"です

一方 こちらは 間近で観られたら"ラッキー"的な水鳥 コクガン

ただ "気嵐"にくらべたら
まずまずの確立で 近くで観ることが出来ますから
興味をお持ちの方は 是非 観洋へお越しください

ウォッチングエリアをご紹介しますし
ご希望ならば 喜んでご案内もいたします

コクガンの繁殖地

一週間ぶりのご無沙汰です
Bluebirder*Sです

この22日 南三陸町自然環境活用センター
通称ネイチャーセンターで
19回目の 南三陸自然史講座が開かれました

テーマは 志津川湾のコクガンの暮らしと渡り・・・

GPSを装着された標識家族を追った
研究成果が発表されました

残念ながら
Bluebirderは会場へは行けなかったのですが
ライブ配信で拝見しました

講師は 公益財団法人
宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
研究室長の 嶋田 哲郎(てつお)さん

前の冬
志津川湾でコクガン家族4羽にGPSを装着
冬の暮らしと渡り
そして別れの一年を追った最大の成果は
"志津川湾で越冬するコクガンの繁殖地は
ロシアのレナデルタ北部であることが初めて確認された"こと

レナデルタという地名は
前回の GPS調査の際にも"渡り"の先として
紹介されていましたが

今回の調査では
そのレナデルタ北部に渡った父コクガンが
せいぜい半径10メートル程度の範囲内で
過ごしていたことが判明

今回の渡りでは 母コクガンと"予期せぬ別れ"があって
繁殖行動はありませんでしたが
繁殖地であることはわかりました

"予期せぬ別れ"というのは 残念ながら母コクガンが
渡りの途中 何らかのアクシデントで
命を失ってしまったことによるもので
講座終了前の質疑応答の中で明らかにされました

講座では ほかに
"コクガンの居る所にはアマモ場あり"ということが再確認され

"日中は漁港"に居る彼らは "夜間は沖合"をねぐらにしていること

更に "砂浜で砂を食べて"から餌場に向かい
アマモの消化に役立てているということも 紹介されました

絶滅危惧種のコクガン
謎の生態のベールが
地道な研究によって
少しずつ剝がされてきています