12日目

一週間ぶりのご無沙汰です。bluebirder*Sです。

最初の卵が産まれたのが今月12日でしたから
今回のブログ更新日24日は それから12日目になります。

二個目は14日に

三個目は17日に

確認しました

去年より6日ほど早い産卵でした
オオセグロカモメの卵が孵化するには
25日か26日はかかるそうですから
一個目が孵るのは
6月6日か7日ということになります

去年は ミヤギテレビのOH!バンデスで

紹介して頂けたこともあり

来館するお客様からも 大いに注目を浴び
観洋を訪れる親子連れの歓声が
とても嬉しかったのを思い出します

ヒナが孵った後は 5階ティーラウンジ脇の
観察コーナーに投票箱を置いて
孵った二羽の名前を 公募

兄は「りく」妹は「みなみ」と命名

今年も そんな賑わいと楽しみを期待しながら
観察コーナーを設け
皆さまのご来館をお待ちしております

このところのカモメ夫婦の様子ですが
とにかく 雨にもめげず風にも負けず
大切にたいせつに卵を交代で温めています

メスが巣に入っている時には
オスは柔らかそうな巣材を
せっせと運んで来ては メスの脇に置き
メスは それを身の回りに丁寧に敷き込みながら
卵を温めている

ですから 卵を温める親鳥の周囲が
いよいよ盛り上がった巣には
けっこうな深さの窪みが出来ていて
ちょうど麦わら帽子を裏返しに置いたような
きれいな形の窪みの中に 卵が三個

去年は一個孵りませんでしたから
今年は三個とも孵りますように♪

カモメの子育ての様子は
ブログでもご紹介していきますので
お楽しみに

 

●- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -●

 【観洋ちゃんねる】 

周辺の観光地を紹介しつつ
くすっと笑えるような動画を投稿中!

いいねチャンネル登録もよろしくお願いしま~す(≧∇≦*)

公式YouTubeチャンネルはこちら⇒南三陸ホテル観洋【公式】

観洋バスinスリランカ

8日ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。
ワケあって 今週は火曜日の登板です。

巡る季節の中
田束山(たつがねさん:望遠鏡にて)では ツツジが
観洋では セイヨウシャクナゲが 咲き

観洋裏の森には 夏鳥のキビタキがやってきました
さて 当館 南三陸ホテル観洋では
仙台駅と観洋を結ぶ シャトルバスを
毎日運航していて
ご宿泊の皆さまには
無料でご利用頂いております

当館のバスは 他に
毎朝「語り部バス」としても 大活躍
日々 大切な役割を担うバスたちは
当館には 無くてはならない存在です

そんな「彼ら」も ここ何年かで新型に入れ替わって
旧型の車両は いつしか無くなり どこへやら・・・

そんな かつて観洋で「働いた」バスが
なんと海外で
それも「南三陸ホテル観洋」のロゴが記されたまま
観光客を乗せて 走り回っているというのです

先日当館にお泊りのO様ご夫妻が 教えて下さいました

どこで走っているのかというと スリランカ

ええ あの インド南端先の ティアドロップ形の島国なのです

O様ご夫妻から ご当地へ旅行の際に 乗車された際に撮られた
「記念写真」を提供いただきました

「トイレ休憩や観光を終えて駐車場に戻ってきて、
大型バスが何台もならんでいても、
バスのボディーに
漢字で と 書いてあるので
迷うことなく容易に自分の参加ツアーのバスを見つけられました。
助かりました。

私たちに限らず日本からのツアー(当時、毎週定期的に催行)の人には
大助かりだったと思います。」とは O様ご本人の弁

確かにこれなら 他のバスとは即座に区別できて便利で安心ですね

懐かしいそのバスの姿 Bluebirderも確かに見覚えがあります

語り部バスで お客様をガイドする際にも
乗せてもらった覚えがあります
ホント なつかしい!

何より 今も「元気に」走り回っているというのが嬉しいですし
「観洋」のロゴも変わらず当時のまま くっきりきれいで
そのまま 広告 宣伝になっているのもいい~
赤くマスキングしてある部分は 電話番号でしょうか

このバスの利用をきっかけに
観洋へお泊りに来られるお客様が増えたら 最高ですし
スリランカと友好関係が出来たら いいですね

O様には
貴重な写真をご提供いただき ありがとうございます

南三陸の地から
このバスの 今後の活躍に エールを送りましょう♪

~~~~~~~
さてさて 先週のブログの追伸で
一個目をご紹介した
観洋で営巣中のカモメの卵

今年最初の卵の確認は 5月12日のこと
去年より 6日早かった

・・・その後
15日午前10時半ごろの様子が こちら!!

!!? 二個目が 産まれてました♪

14日に観た 数少ないタイミングでは
親鳥がジッと温めていて
巣の中が見えませんでしたから
二個になったのが 14日なのかそれとも15日なのか
ハッキリしません

ひょっとしたら1
もう14日に 二個目も温めていたのかも知れません

いずれにせよ
15日中にも 三個目が産まれそうな勢いです

確認できたら P.Sしますね♪

~~~~~~~
P.S  17日 三個目を確認しました

あいにく16日と17日午前中は
巣の中を観ることが出来ませんでしたから
三個目が産まれたタイミングは定かではありません
とにかく
今年は 3羽とも無事孵りますように♪

ニセアカシアの季節

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

ホテル観洋に隣接する民家の敷地には
ニセアカシアの樹があって
国道45号の歩道にまで その花の房を延ばしています

白い花は 青空によく映えてきれい

花から漂う い~い香りは
歩いていて すぐにそれとわかります

蝶々の形をした白い小花を集めた
花房はちょうど藤のよう
花には蜜が含まれていて
ミツバチの蜜源にもなっています

ニセアカシアは 夏の季語

いよいよ深まる海の蒼

こうして巡る季節の中 観洋眼下のオオセグロカモメも
刻々と 産卵の時期が迫っています

去年↓ 巣の中に卵1個が確認できたのが5月18日のことでしたから
それまで あと一週間

よく晴れた この8日の朝は


海上でランデブーを楽しんでいた 二羽

ややあって メスが営巣中の岩場にもどると
すかさず 巣の中へ・・・

もぞもぞと 巣に身を沈め
卵がいつ産まれてもよい といった態勢に

柔らかそうな巣材で占められた巣には
深い窪みが出来ています

メスが巣に入って 自然に出来たものでしょう

ここに卵を産み落とせば
ほかに転がり落ちる心配はなさそうです

よく見てみると 巣材には緑色のものも
コケ類でしょうか 海草類でしょうか
識別できませんが クッション性と保温性は高そうです


それはさて置いても
とにもかくにも注目は いつ産卵するのか
今年はいくつ産まれるのか 何羽孵るのか

カモメのヒナたちが巣立ちするまでの間
しばらく 楽しみに観察することにいたします

~~~~~~
P.S ・・・などと記していたこの9日夕方のこと
どうも二羽の様子が怪しい・・・

何が?って オスが 巣から出ないのです

それでもって メスがオスに餌を運んで来ている・・・
ということは つまり

巣の中には もう卵があるとも 推察されます。
しかしこの日は、日没サスペンデッド。
とうとう巣の中は確認できませんでした。

卵 10日にでも見つけたら 追伸入れます♪

~~~~~~~!!!!!!!!!!

P.S 産まれました!  かなり気を持たされましたが ついに

一個目の卵です
確認は 5月12日正午前
去年にくらべて6日早い確認です

ティーラウンジスタッフのKさんが 12日朝観た時には未だ
Bluebirderが観た10時半ごろにも 未だありませんでした

にわかに 新しい巣材を交代で
運び入れ始めたのが 11時40分を回ったころでしたから
おそらく産卵は その直前11半ごろかと推測されます
細かいことはさて置いても とにかくは
二個目三個目の産卵
そして ヒナの誕生が楽しみです♪

草木萌える

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

5月の声を聞き
南三陸町も 草木萌える季節

観洋5階ロビーから見える 荒島(あれしま)も

標高512.4m 町内最高峰にして
奥州藤原氏も信仰した霊峰
田束山(たつがねさん)と手前の山々も

いよいよ樹々が萌え
文字通り 風薫る季節を迎えました
萌えだした緑の色が とにかく目に新鮮です

ただ ヤマツツジの名所 田束山の頂は
まだ 赤くなっていません
花の季節はこれからで 見ごろは今月中旬とのこと

この写真の一番高い山が 田束山
見ごろになれば 頂に赤い帽子をかぶります

 

さて 時間は遡りますが よく晴れた先月28日
観洋近くの森で
クロツグミがさえずっていました

ただ 残念なことに 声はすれども姿は見えず・・・

どんな鳥? ですよねぇ ちなみに こんな鳥です
Bluebirderが かなり以前
他県のとある森で撮った姿です
ちょいとピンが甘いのはご愛敬

羽根が黒いツグミなので 文字通り「クロツグミ」
ですが お腹は白くて 黒い斑点も

クチバシと目の周り
そして 足が黄色くて
なかなか かわいいヤツです

初夏を告げる声がまたきれいなのです
声の方は ネットで検索してみて下さい
とにかく 美しい声です

 

奇しくもその28日の朝
海のビジターセンターの観察では
志津川湾内に
コクガンの姿は確認できなかったとのこと

28日と言えば ゴールデンウィーク前日
彼らには GWの時期が判るのでしょうか

「コクガンは いつまでいるんですか?」というご質問に
「一番呑気なのはGW前まで いますよ」とお答えしていますが
今シーズンも
きっちり GW直前まで
志津川湾内に居てくれたわけで
どうしてどうして律儀なことですまた 来シーズンの飛来を楽しみに待ちましょう
気の早い群れは
10月下旬にはその姿を見せてくれることでしょう

 

一方 観洋眼下で巣作りを進めるカモメのツガイ

自分たちの営巣の場をしっかり守っています
巣材も さらに増えました

目には青葉 山クロツグミ 恋カモメ
パロディー句
俳人 山口素堂さん ごめんなさい

南三陸にも いよいよ初夏の訪れです

先行予約開始!
届いたお客様から「ものすごく美味しい」と反響がたくさん!!
朝どれ 鮮かつおタタキ
南三陸ホテル観洋「楽天市場店」で受付開始!

巣作り

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

志津川湾の絶景を望む 南三陸ホテル観洋
フロントフロアー5階には

ティーラウンジ脇に
自然観察コーナーがあります

その眼下に カモメが営巣する岩場が

今年のツガイは この17日に メイティング
深く愛情を交わしていました

それから一週間
巣を見てみると 巣材が更に増えています

早々と「陣取り」をしていた1月22日 ↓
巣材はまだ入っていません

他のカモメを 追いやっていた2月6日 ↓

そしてメイティングの日 ↓

先週24日には この通り ↓
巣材 増えてますよね♪

どうやら 今年のカップルは
巣材を吟味して集めているのか
細くて柔らかそうな材料が大半で
大き目の枝のようなものがはみ出していた去年
不織布のようなものまで入れていた
一昨年とは違う様相です

そんな「巣作り」から察するに
今年のカップルは
繊細な感覚の持ち主なのかなぁ
などと 勝手に想像しております

先週ご紹介したメイティングシーンで
はっきりわかったことですが
写真下の身体の大きい方がオスで 上の小さい方がメス

去年のツガイは
三個を産卵し二羽を孵しましたが
今年のカップルは 果たして・・・

南三陸町の志津川湾は ラムサール条約登録湿地
美しく豊かな自然景観を楽しみながら
その一角で 今まさに営巣を始めようという
カモメのカップルも 観に来てください

~~~~~~~~   ~~~~~~~~   ~~~~~~~~

さて 湾内で越冬していたコクガンたち
南三陸海のビジターセンターによれば
この24日の観察では
まだ残る12羽を確認したとのこと

こちらも 探しに来てみてください
もう居なくなる頃ですから 見つけられたらラッキー♪です

PS 本日26日朝の観察では4羽になったそうです byビジターセンター

桜散り・・・

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

「今年は いつもより長く楽しめそうです」などと
呑気にブログに記した次の日には風が強まり
夜には激しい風雨に晒されることになった 観洋の桜

15日の朝には ↓ ご覧の通り・・・

まだ 梢や幹には
しっかり咲いている花もけっこうな数がありましたから

激しい風雨がなければ
おそらく まだ1週間以上は
その華やぎと 散り際を楽しめたはずです

もったいない・・・

 

ところで
いつもの漁港からは姿を消してしまった コクガンですが
16日10時半ごろ 観洋館内から双眼鏡を覗いてみたところ
志津川港の突堤先に すいすい泳ぎ回る姿を見つけ
早速 撮りに出かけました

港 突堤側からの眺めです

この日は 曇り時々晴れ
日差しの加減で
海の色が 目まぐるしく変わってきれいでした

その コクガンたち
観洋を望む水面に
オオバンやヒドリガモと一緒に小さな群れを成して
アマモを漁っていました

内一羽のコクガンは なぜかちょっと興奮気味
オスのヒドリガモを けん制しつつ 張り合うように採餌していました
当のヒドリガモの方はと言えば 相手にもしていない様子

ここに居たコクガンは 5羽

南三陸海のビジターセンターによると
この14日にセンターの観察デッキから確認できたのは 22羽で
先週の 39羽から ほぼ半減しています

志津川港の突堤付近に彼らが居るのは
この湾内での越冬を終える頃と聞きますから


どうやら今年は 観洋の桜の季節の終わりを機に
志津川湾を後にすることになりそうです

 

そして
観洋眼下のカモメのツガイも
新たな命の誕生に向けて始動です


4/17 11:00頃
小雨の中 長く念入りな羽繕いを終え
強く鳴き交わした2羽


愛情表現でしょうか
メスが スッと オスの胸にクチバシを差し入れると


オスはおもむろに マウンティング

初めて
メイティングシーンを捉えました
マウントを解くまでの間  2分余り
新たな命が確かに吹き込まれたようで
その誕生が 今から楽しみです

岩場には まだ少しだけですが 巣材を運び入れていて

 産卵に向けて
いよいよ本格的に準備が進んで行くことでしょう

季節は 春から初夏へ
カモメたちも 誕生の季節を迎えます

咲く桜あり

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

南三陸ホテル観洋
正面玄関前には 枝ぶりのよい大きな桜の樹があります

今 まさに満開という この9日は
時折小雪の舞う天気で
花冷えと言うにはあまりに寒~い日でしたが
華やぎを「満面」に湛え 咲き誇っていました

例年ならば 開花後
春の嵐で散らされることが多いのですが
今年は雨風が比較的穏やかで
いつもの年より長く 花を楽しめそうです
開花の時期が早かったお陰でしょうか

さて
まさにその前日 たまたま 所要があって出かけた
お隣 石巻市は 春うらら

北上川河口付近で
震災後着々と進められている復興護岸工事は
完成間近のようで
堤には こんな案内板が

新しい橋の建設現場を望む護岸から 右側に目を移すと
向こうに 日和山公園への上り口

東日本大震災の大津波の際
津波からの避難場所になった公園です

今を盛りに咲く桜に誘われ 上がってみました

花は まさに満開

ひとひら ふたひら・・・

まだ数えられるほどですが もう空に舞う花びらも

いつもの春なら 花見客で大いに賑わう公園ですが
コロナ禍では
ブルーシートの団体などあろうはずもなく
実にささやかで 静かなお花見

ご夫婦連れや お友達同士
少人数でベンチに腰掛けたり散策したり
ソーシャルディスタンスを保ちながら
思い思いに桜を愛でていました

眼下に 復興の進む街 ↓

海を背景に咲く桜の姿も ↓ また格別

大津波 そしてコロナ禍・・・
それでも Life goes on

今年も ごく当たり前のように咲く桜は
そんな私たちを 分け隔てなく笑顔にし
気持を前に向けてくれている

滞在時間 わずか15分ではありましたが
そんな風にも思えた 小さなお花見でした

PS.

こちらは冬場 いつもコクガンの居た いつもの港

4月10日 午前11時
その姿は見当たりませんでした

南三陸海ビジターセンターによれば

この7日午前9時頃には
39羽を確認しているということですから
のんびり組が まだ 残っているようです

冬鳥ではありますが 旅立ち目前の 春のコクガン探しに
南三陸へ いらっしゃいませんか?

歓声

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

子どもたちの明るい歓声

 

町の海水浴場サンオーレ袖浜に隣接する 荒島楽天パーク

気持よい晴天に誘われて 出かけてみると

親子連れやカップル 若者たちの姿

そして 公園の遊具で遊ぶ 子どもたちの歓声

元気いっぱいの子どもたちの姿と笑顔のある風景って

いいものですね

子どもたちの元気な声が

あちらこちらで聞こえることこそ

復興の大切な要件だろうし

そうなれてこその 本当の復興なのではないか

常々そんな風に思っているBluebirderにとって

嬉しい光景でした

ちょうど 遊具越しに見える白いビルが観洋です

 

一方 公園の直ぐ隣にあるのがサンオーレ袖浜

砂浜に面した道路沿いには

51体のモアイ像がずらり♪

様々な表情の木彫が 海を向いて並んでいます

なぜ南三陸町に モアイ像?

と 思われる方もいらっしゃるか思いますが

1960年チリ地震津波によって

志津川湾では 41名が犠牲になりました

その際 チリ政府からお見舞いとして贈られたのが

他でもない モアイ像だったのです

 

それ以来 当時は志津川町の今は南三陸町の

シンボル的マスコットになっています

 

そんなモアイたちが見守る砂浜に目を向ければ 

のんびりと 海辺のひと時を楽しむ人たち

春の海に 心なごむ光景です

 

ところで サンオーレ袖浜には モアイ岩があります

向かって右側の岩がそれ

天空を見上げる モアイの横顔にも見えます

 

荒島の緑がアクセントを添える 海辺

去年は コロナ禍で海水浴場は開かれませんでしたから

今年の夏は 再開できることを願うばかりの サンオーレ袖浜にて

とにかく 春の日差しがとても心地よく

子どもたちの歓声が嬉しい 穏やかな一日でした

 

サンオーレ袖浜は

志津川湾の風光明媚さを堪能できるスポットのひとつです

観洋へお越しの際にもし 是非足を延ばしてみて下さい

心癒されること 請け合いです♪

 

追伸: いつもの漁港のコクガンたち

3日には 3羽を確認できました。

しかし、語り部バスでお客様をご案内した翌4日、

お客様も双眼鏡でご覧になりましたが、確認できたのは 1羽だけ・・・

去年は大型連休前まで 呑気にしていたメンバーも

急上昇の桜前線に煽られて

この港から もう居なくなってしまいそうな勢いです。

美しき黒羽根にかわいい顔

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

一大ブームを巻き起こした 鬼滅の刃。

きっと、私たち日本人の心に共感を呼ぶ「言葉」の数々が、

文字通り 魂を揺り動かしたのではないのか、

などと勝手に考察している にわかファンではあります。

 

柱はじめ鬼殺隊隊員間の伝達役を務めているのが

言葉を操る 鎹烏(かすがいがらす)たち。

ストーリーの中でも

それぞれに個性の強い

愉快なキャラクターとして登場してきますが、

カラスと言うと、どうも「不吉」だとか

ゴミ袋を食い散らかす「害鳥」だとか、

マイナスなイメージが先行しがちな存在です。

実際のところ、目がどこにあるのかわからない黒一色の姿には、

いかばかりか "こわい" 印象も覚えたりしますが、

よくよく接近して観察してみれば、こんな顔。

つぶらな瞳で こんなに かわいい顔をしているのです。

首をかしげたくらいにして

子供のように どこか愛くるしさも感じさせます。

 

それに、何より羽の色♪ 見て下さい。艶っつや!!

紫に あるいは青や緑っぽく 光って見える部分があるのです。

実にきれい♪

 

こうした艶のある黒色のことを「濡羽色(ぬればいろ)」、

あるいは「濡烏(ぬれがらす)」というそうで、

黒く艶やかな女性の髪の毛を形容表現する

万葉集の時代から用いられてきた言葉なのだとか。

 

そういえば、

女性の美しい黒髪を「"緑"の髪」とも 言いましたものねぇ。

こうした輝きを表現していたものだったのですね

 

ご紹介している写真の個体は、

鬼滅の刃に登場する鎹烏(かすがいがらす)と同じと思しき

"ハシボソガラス"。

ご存知の通り、カラスはとても賢い鳥で、

木の実を路面に置いて 通行する車に踏ませ

硬い殻を割って食べるというのも 広く認知されている行動ですが、

一説によれば、野鳥の中でも体の大きさの割にとりわけ大きな脳には、

小学生低学年程度の知能が詰まっているとのこと。

今は昔の話になりますが、幼いころ、

近所のお兄さんがカラスを飼って

言葉を覚えさせていたのを思い出しました。

カ・・カラスが・・・しゃ・・喋る?????

当時、幼心にも それはそれは かなり驚いたのを覚えています。

実は 言葉を覚えるのも「保身」のため

言葉を覚えれば→ 〇飼い主がよろこび→ ◎餌がもらえる

そうした感覚が保身本能として働いて 言葉を覚えるのだそうです。

 

カラスは 決して不吉だとか怖いという鳥などではなく、

輝く羽を持った賢い鳥で、

その「顔」も とても"かわいい"。

 

どこにでもいる鳥でも、細かく観察して調べてみると

思わぬ発見があり 面白いもの♪

これも、野鳥観察のだいご味です。

 

追伸:

こちらも黒い鳥ですが、

いつもの港のコクガンたち まだ居ます。

28日に 語り部バスでお客様をご案内した際、

午前11時前のことですが 数羽を確認できました。

 

まだ いますか?

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

最近、「まだ いますか?」

これからご宿泊になるお客様や お泊りのお客様から

そうしたお問い合わせを いただいています。

 

ええ、おります。

 

一体 何のお話かといいますと 「コクガン」のこと、なのです。

徐々に気温も上がり 3月も下旬ともなれば、

きっと、志津川湾で越冬していたコクガンも

既に北に向かっていなくなっているかも知れないと

思っていらっしゃってのことでしょう。

 

確かに、既に北帰行が始まっている時期ですから

湾内で確認できる数は、少なくなってきてはいます。

それでも、南三陸海ビジターセンターによれば

まだ ピーク時の3分の1くらいはいるそうです。

ちなみに、この冬のピークは 400羽以上でした。

いつもの港で、20日午前11時前に確認出来たのは

7羽程度と 実に寂しい限り。上の写真には、オオバンも混じっています。

センターによれば

どうやら いつも午前10時頃になると、

いくつかの群れが この場から飛び立ち

他のエリアへ向かってしまうのだとか。

 

ということは 朝の比較的早い時間帯であれば

まだ もう少しまとまった数のコクガンたちの姿が

観られそうです。
もっとも 一番ののんびり屋さんは、大型連休前までいますから

是非 観に来てください。

よろしければ、Bluebirderがご案内いたします。

コロナ禍でなかなか観に来れなかったという方も

どうか ご安心下さい。


こちら志津川湾では、まだ今しばらくの間

コクガンのシャッターチャンスは 続きそうです。