まだ居てくれました コクガン

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

寒の戻りが強烈に訪れていますが、みなさん風邪ひいたりしていませんか?

お気をつけて! 車の運転も。

 

この前は 急に初夏のような陽気になったりしていましたから、

もうコクガンたちは北へ旅立ってしまったんだろうなぁ、とばかり思っていました

実際、26日午後の町内歌津地区の泊浜に 彼らの姿は無く、代わりに

をおトリ(お撮り) !」、とばかりに「コチドリ」がコクガンたちの餌場で

何かついばんでいました。

小さいチドリ、で コチドリ。スズメより一回り大きいくらいです。

海藻がびっしり付いた護岸は、まるで芝生の絨毯。

明るい陽射しの下 心地よさそうに 採餌していました。

 

そんな光景を眺めながら 思ってました

「あ~あ、やっぱりコクガンたちは 帰ってしまったんだなぁ・・・」と。

 

それでも、とにかく本当に帰ってしまったのかどうか確かめよう、と

29日朝、戸倉地区の餌場へ・・・・・す・る・と・・・

あっ、居ました!  数えてみると 40羽以上。

 

波消しブロックの内側で10羽程度が採餌中。

摂っていたのは やっぱりアマモかな?

水中に頭を突っ込んで 食べていました。

 

 

一方、30羽ほどの群れの方は、波消しブロックの上や水上で

念入りに 羽づくろいをしていました。

水に潜っては羽づくろい。

時々、羽ばたいてみたり・・・。

しぶきを上げてみたり・・・。

一日の始まりに、ぞれぞれ念入りに身支度を整えていました。

 

先に、入江に入っていた群れが飛び立ったあと、

しばらくして、頭上にトビが現れたのをきっかけに

羽づくろい組も この場を飛び立ちました。

尾羽のデザインって、こんな風。

飛ばなきゃ分からない模様です。

燕尾服ならぬ ガン尾服は オシャレです!

 

残ったのは、2羽だけ。

つがいなのかも知れません。

雌雄同色、区別は付きませんが、

しばらくその場で羽づくろいを続けていました。

先発隊は もう北に向かったのだと思われますが、

まだ居残って姿を見せてくれた コクガンに感謝。

 

彼らも、もう間もなく北へ向かうことでしょう。

一抹の寂しさを禁じ得ない頃ですが、元気に北で繁殖して

また次の冬、元気一杯に志津川湾へ飛んできてくれるのを

楽しみに待つことにいたしましょう。

 

そうそう、この前泊浜に行ったとき、漁師さんが教えてくれました。

「コクガンたちは、養殖ワカメの新芽を食べてから 北に向かうのだ」と。

どうやら、ワカメの新芽は、コクガンたちのパワーフードのようです。

Blurbirder*Sは、しばらく コクガンの所在を気にかけながら、

過ごすことになりそうです。

 

本日4月1日、新元号が発表されました。

卯月4月、コクガンとともに「平成」は去り、

皐月5月、いよいよ新しい元号「令和」の時代が始まります。

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もう?

1週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

今季最後と思われる 寒波襲来の朝、

珍しく早起きをしたので

久しぶりに志津川湾で越冬しているコクガンを観に行きました。

朝方、いつも羽づくろいをしたり、好物の海草アマモを食べたりしている

町内戸倉地区の水辺へ・・・。


ん? 少ない・・・居たのはせいぜい20羽くらい。

いや、20羽いたかどうか。

少なかったのは  まだ7時前後で時間が早かったせいなのかも知れませんが

雪は舞うし風は冷たいし、で やむなく無念の撤退。

 

そして昼前、日が差してきたので、何としてもコクガンを撮りたい一心で

今度は 歌津方面の海岸へ足を運びました。

えっ?居ない!・・・。

この前、岩海苔をついばんでいた 波打ち際に姿は見えず、

ため息交じりに 諦めて帰ろうとしたところ・・・、あっ、居ましたいました!

100メートル向こう、水上に3羽の小隊を発見~♪ と  ほくそ笑んでいると、

幸運なことに、今度は目の前の水辺に飛んできてくれました。

3羽は、コンクリートに付いた岩海苔をついばみながら、

波打ち際で「ローラー作戦」開始! それはもう食欲旺盛 食べる食べる!!!

 

その後、別の3羽の小隊が飛来。

先の3羽のリーダーも その飛来に気が付いて 空を見上げていました。

後から来た3羽は、先の3羽の隣の「エリア」で採餌を開始。

 

ところが、仲良くないのです この小隊同士が。

「俺たちの縄張りを荒らすな」とばかりに、互いに威嚇を始めました。

べ~!! って、くちばし開いて舌を出して、 こ、怖!!!

その姿は、どこか他の動物になってしまったような印象です。

この迫力は恐竜?!

後から来た「小隊」は、すごすごと離れた場所に退散していきました。

その場に陣取った先の「小隊」は、ひたすら岩海苔を食べ続けていました。

おそらく、この辺りが彼らにとって 「絶好の餌場」なのでしょうね。

 

勢い余って(?) たまたま傍で羽を休めていたウミネコまでも

邪魔だと言わんばかりに「威嚇」!!!

たまらず、ウミネコはその場を飛び去ってしまった次第です。

餌を摂っていたわけではなかったのに、お気の毒・・・。

普段あどけなくかわいらしい印象のコクガンも、

怒ると こんな表情に。

北に帰れば おそらく繁殖の季節。長距離飛行をして余りある

体力を今の内につけておかなければならない時期なのでしょうから

食べることに貪欲で必死なのは、まあ 当然なことと推察されますが、

生きるため、子孫繁栄のため、絶対邪魔はさせないぞ、という

コクガンの迫力ある「表情」に 野生生物の生への執念を感じさせられた、

寒の戻りの出来事でした。

確認できる羽数が少なくなってきたところを見ると、

早くもコクガンたちの「北帰行」が始まったのかも知れませんね。

彼らは これから北海道など中継地を経て、シベリア方面へ。

奇しくも学校の卒業シーズンとも重なり、もう?と 名残惜しく

別れの寂しさも感じられた 時折雪の舞う日の午後でした。

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寒さ この冬は

一週間ぶりのご無沙汰です、Bluebirder*Sです。

 

先日、宮城と山形の県境にある笹谷峠を通って来ました。

雪のちらつく山形自動車道では、

峠のトンネルが貫く山が 粉砂糖を振りかけたような雪景色でした。

路面に積もるまでにはなっていませんでしたが、

濡れていれば凍結してしまうほどの寒さでした。

 

笹谷街道の松並木も、「腹巻」をして、冬支度。

画像がぶれてしまっていてスミマセンが、

これ、松の木がお腹を冷やして風邪をひかないように、というものではなくて、

マツカレハという害虫を駆除するためのもの。

「こも巻き」と呼ばれる江戸時代から続く伝統的な害虫除去方法で

仙台市の川崎地区でも冬の風物詩のひとつです。

 

さてさて、それにつけても 気になるのが この冬の寒さ。

 

向こう3か月、東北の気温は

平年より高めになりそうだという予報が出ています。

気象台によりますと、

12月 東北日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。

東北太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。

1月&2月 東北日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。

東北太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。 という予報。

更に、向こう3か月の「気温が平年より高い」確率は、40%

と まずは「酷寒」だけは避けられそうで、ホッとしています。

 

それにしても、冬場の東北を東西に横断すると、

日本海側と太平洋側の天気が裏腹で、景色の違いには驚かされます。

気象台の予報がそのままに、仙台の街に入れば、この通り!!

実にカラリと乾燥した光景で、雪どころか、雨のアの字もありません。

県道8号の街路樹の銀杏は 葉の色が鮮やか。

東北大学病院辺りに差し掛かる頃には少し日も差してきて、

その色はさらに際立っていました。

 

そして、その翌日の志津川湾。

日本海側は、雪が降る荒れた天気になっていましたが、太平洋側はこの通り。

 

冬場、南三陸ホテル観洋からは、この景色が このまま、

いえ、これ以上の美しさをたたえて微笑みかけてきます。

特に露天風呂からの眺めが いい~んです!

皆さんも、是非、志津川湾の絶景を堪能しにいらしてくださいネ。

月夜はこんな景色も!

スタッフ一同、お待ち申し上げておりま~す。

↑ 志津川湾 夕暮れ時~~~~~

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いよいよ渡り鳥の季節がやってきましたね。

なんちゃってフォトグラファー尾崎(-0_0-)/です~

先日、自宅近くの登米市「迫川」で白鳥を見かけました!
群れになってるとかわいいですね!
思わず写真を撮ってしまいました(*^_^*)

白鳥は、普段オホーツク海やシベリアといった北海道よりさらに北にある寒い場所で暮らしています。

そんな白鳥が日本にやってくるのは、ずばり越冬のためです。

晩秋になると日本にやってきて、比較的暖かい場所で冬を越し、春先になると北へと帰っていきます。

~ホテルから近い白鳥を観ることが出来る場所~

【伊豆沼・内沼】
宮城県栗原市にある「伊豆沼・内沼」は、全国屈指の白鳥飛来地です。

ピーク時には、数千羽もの白鳥が「伊豆沼・内沼」に飛来します。

1985年に渡り鳥のための国際的に重要な湿地としてのラムサール条約の登録湿地となった伊豆沼・内沼の豊かな自然を求めて県内外から訪れる数多くの人々が訪れます。

飛来シーズンは11月上旬から2月下旬位との事。

ホテルから車で約50分

宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター

秋から冬の御予約はこちらから

南三陸ホテル観洋公式予約ページ

11月分早期予約でお得なプラン

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冬の季語 ミサゴ

二週間ぶりのご無沙汰です。

BlueBirder*Sです。

 

この10日11日には、日本平山頂(静岡市清水区)の梅園で、

梅まつりが開かれたそうですね。

園内には約350本の白梅や紅梅、

蝋梅(ろうばい)があって、

寒さの影響で白梅などの開花が遅れていましたが、

訪れた市民などは、ようやく見頃を迎えた紅梅を眺め

少し早い春を感じていたそうです。

 

春、と言えば 立春を迎えた辺りから

南三陸町の志津川湾の光の色も少し春めいてきました。

春も もうそう遠くありませんね。

 

とは言え、季節はまだ「冬」。

さて、今回は「冬」の季語になっている野鳥をご紹介します

英名を「オスプレイ」。

あのアメリカ軍の輸送機名の由来。

和名を「ミサゴ」といいます。

ワシやタカの仲間、猛禽類のひとつ。

上空高くから勢いよくドボンと水の中に飛び込み

魚を捕食することから

「魚鷹(うおたか)」の異名も持っています。

 

獲物を見つけると

素早く翼を羽ばたかせて空中に静止する

ホバリング飛行をした後 急降下、

水面近くで脚を伸ばし両足で獲物を捕らえます。

この「ホバリング」が容易で

縦横無尽に飛行できることから、

あの戦闘機は「オスプレイ」と命名されたそうです。

 

捕らえた魚は小さければ片足で運び、

大きいものは手拭を絞るように握り、

魚の頭を先に向け縦にして運びます。

まるで、ミサイルを抱えた戦闘機のよう。

メスの全長は63cm、翼開長174cm。

トビとほぼ同じ大きさのタカ。

尾は短めで、翼は長め。

背面は暗褐色で、下面は白色。

翼の下面には暗褐色の模様があります。

ただ、ミサゴは冬の季語、というのは意外でした。

南三陸町の志津川湾上空にも、頻繁に姿を見せます。

国内では全国で見られ、北海道では夏鳥ですが

絶滅危惧種として

レッドデータブックに掲載されています。

巣は大木の上や崖の上などに木の枝を集めてつくり、

海岸、大きな河川、湖沼など

大きな魚がすむ波静かな水面のある環境に生息しています。

 

ミサゴは 魚を捕るタカとして古来より知られ、

『日本書紀』では

覚賀鳥(かくかのとり)と記されているほか、

様々な文献で記述があるようです。

その一つに「ミサゴは捕らえた魚を貯蔵し、

漁が出来ない時にそれを食べるという習性があり、

貯蔵された魚が自然発酵してミサゴ鮨となる」という

言い伝えも。

ミサゴが貯蔵したことにより発酵し、

うまみが増した魚を人間が食したのが

寿司の起源であると伝承されています。

古来からこうした人との関わりを持っていたミサゴは、

今や絶滅危惧種。

現に西日本ではその姿が少なくなってきていて

絶滅の危機に瀕しています。

 

冬の季語 ミサゴ。

季語とは、連歌、俳諧、俳句において用いられる

特定の季節を表す言葉。

冬の季語「ミサゴ」が居なくなるということは、

季語の一つが失われるということ。

日本の文化に関わる存在が、

またひとつ失われるということになります。

温故知新。

古きを訪ね 新しきを知る

過去にミサゴから鮨造りを教わったように、

私たちが野生生物や自然に関わり学んだこと、

学ぶべきことは少なくありません。

何より忘れてならないと思うのが

多様性が産み出し続けている自然の上に

私たちの生活できる環境が成り立っているということ。

種が一つ、またひとつと失われていくということは、

その分だけ

私たちの生活する環境が悪化していくことになります。

 

南三陸町には、まだ ミサゴが居ます。

それも当たり前のように。

川の流れを見下ろしながら優々と飛ぶ姿に

絶滅が心配されているなんて微塵も感じられません。

 

命あるもの同士、

互いに畏敬の気持ちを持って共生し調和していければ、

私たちの船 宇宙船地球号は安泰でしょう。

 

仲良くして行きましょう。

今の内に。

 

☆ 尚、撮影場所は 南三陸町内 林漁港

並びに 歌津旧ウタチャン橋付近です。

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