「南三陸大仏」開眼法要

こんにちは、むっちゃんですʕ•ﻌ•ʔฅ

当館から徒歩で約10分。
天気が良い日は散策にオススメの「海の見える命の森

その森に
ミャンマー連邦共和国
Nay Myo Aung
Maung Htet Myat Oo
より大仏様を御寄贈頂きました。

(法要前、碑文の打ち合わせの様子 2019/11/2)

東日本大震災後、弊社社長に案内をして欲しいと依頼があり
南三陸町から気仙沼市を案内、行く所々の被害の大きさ
そして多くの方々が亡くなった事に胸を痛み
ぜひ大仏を寄贈して3月11日に亡くなった方々へ供養をしたいとのお言葉を頂戴し
昨年より進めていた大仏がようやく完成いたしました。
そして先日25日、3つの願い「鎮魂」「施無畏」「興願」を揮毫し
開眼法要の運びとなりました。

儀式は、ミャンマー式と日本式の両方が執り行われました。

<ミャンマー式>

<日本式>

南三陸大仏
と名付けられたこの大仏様は、地域住民の安寧を願い
また、この町の新しいシンボルになって欲しい
という願いで建立されたものです。

海の見える命の森」は
桜の植樹などの体験の場、ご近所の憩いの場、震災の継承(津波てんでんこ)の場として
2016年から本格的に活動している場所ですが
これから国内やインバウンドの誘客に繋がっていき
地域交流や観光交流として栄える場になってほしいと思います。

以下に、碑文を掲載いたします。

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<大佛建立碑文>

2011年3月11日に起きた東日本大震災は
私たちに沢山の気づきと学びを与えてくれた
生きるということはどんな事なのか
その命を支える仕組みの礎には何があるのか
二万人を超す大勢の犠牲がありその気づきはあった
大自然の営みとその支えの中に私たちの生活があり
共に生きるつながりの中に生きる術がある

この度ミャンマー連邦共和国より
白い大理石の中から刻み出された大佛像が寄贈された

長い旅を経て今
海の見える命の森に鎮座する

人と人とのつながりは
世界に張り巡らされていたのである
この大佛様は太平洋を見渡す森の上から
人々の暮らしとその安寧を見守ってくださる

震災犠牲者の鎮魂と
今を生きる人々の幸福を願い
祈りを捧げ
安置し
開眼供養とする

令和元年11月25日
施主一同

Nay Myo Aung
Maung Htet Myat Oo

冬の東北・南三陸の旅を満喫しよう!

皆さん、こんにちは!カナです(・∞・*)

この頃は寒すぎていつ雪が降ってもおかしくない状態..
車を運転する身としては何年経験しても慣れない雪道・氷道。
スタックしてギュリギュリってなるのがもうトラウマです。
早めにタイヤ交換をして安全運転に努めます...(;ω;`)

でも寒くなってきたからこそ楽しめるのが旅行ですよね!
寒い中観光した後に温泉に入るとポッカポカになって気持ちがいい♪

南三陸は積もる事自体がそんなに多くないのですが、
ふわっと雪化粧をした山々を見ながら入る露天風呂は格別!
今は紅葉中で晴れていれば、色とりどり色に染まる山景色をご覧いただけます。

さて、そんな南三陸ですが...
1冊1,000円(税込)総額20,000円もお得になるものがあるんです。
当館5階売店でも購入いただけますので、ご存知の方も多いとは思いますが...

その名も「南三陸まるごとクーポンブック」!!

名前がもうすごい...この1冊でほぼ南三陸地域を網羅できます。

食事はもちろん、買い物やツアーでご利用できるのでかなりお得ですよ!
南三陸をぐるっと観光する際にはぜひ持って行って頂きたい1冊。
売店で購入できるのでお供にいかがですかっ?

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もう一つ、旅行の宿予約をするにあたってお得な情報をご紹介します。

「ふっこう割」と言うものです!

【↓「ふっこう割」とは?(公式HPより引用)】
政府は、令和元年台風19号をはじめとした
一連の台風・豪雨で被災した14都県の観光復興を支援するため、
旅行代金を1名1泊につき、5,000円割引する
「ふっこう割」を導入することを決定しました。

12月上旬から翌3月末まで実施予定です。

ご旅行の計画を立てる際には、
ぜひ、対象地域か確認してクーポンを使ってみてくださいね!

予約できるサイトは下記からどうぞ!

➀【楽天トラベル】
クーポン獲得期間→2019年10月29日(火)〜12月31日(火)
宿泊対象期間:2019年10月29日(火)〜2020年1月31日(金)
対象府県:北関東、甲信越、伊豆箱根、岩手、宮城、福島、東京、埼玉、神奈川エリア
※枚数限定/利用先着順

➁【じゃらん】
予約期間:2019年11月1日(月)〜11月30日(土)
宿泊期間:2019年11月1日(月)〜2020年1月31日(金)
対象府県:全国47都道府県
※枚数限定/利用先着順

➂【るるぶトラベル】
予約対象期間:2019年11月1日(金)〜2019年11月26日(火)
宿泊対象期間:2019年11月1日(金)〜2020年3月31日(火)
対象府県:東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・山梨・静岡・長野・福島・宮城・岩手・新潟・石川・富山

➃【Yahoo!トラベル】
予約対象期間:制限なし
宿泊対象期間:制限なし

➄【JTB】
予約対象期間:2019年11月1日(金)〜2019年12月27日(金)
宿泊対象期間:2019年11月1日(金)〜2020年3月31日(火)
対象府県:東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・山梨・静岡・長野・福島・宮城・岩手・新潟・石川・富山
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皆様のお越しを心よりお待ちしております!

それでは今日はこの辺で!また来週!

JR Kesennuma Line

It was running a train loved by the people of Sanriku coast.
This is JR Kesennuma Line.
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It was very beautiful especially at the coast of Oya Kaigan under the sunset.
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Now it runs only to Yanaizu station and it is suspended the service from Yanaizu to Kesennuma.
This is dead end.
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After Yanaizu, there is still the station of Rikuzen Yokoyama, but the train does not arrive to this station.
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The reason of suspention is the quake and tsunami caused in 2011.
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This was the platform of Shizugawa station, but there is not any more.
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It was applaused by many people when the first train departed on 11 December 1977, 39 years ago. This is Motoyoshi station.
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Shizugawa station at the time of the first day.
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The people of Sanriku coast are still missing this train.
We hope it recovers as soon as possible.
Sergio

Book us at;

『震災を風化させないための語り部』活動【最優秀コミュニケーション戦略賞】受賞!

日本最大級の政策コンテスト
「第14回マニフェスト大賞」におきまして
株式会社阿部長商店 南三陸ホテル観洋の
『震災を風化させないための語り部』活動
【最優秀コミュニケーション戦略賞】を受賞しました!

2019年11月8日、
六本木アカデミーヒルズにて
「第14回マニフェスト大賞」授賞式が開催され、
過去最多の応募総数2,619件から
6部門30件の優秀作品が選出されました。

【コミュニケーション戦略部門】では
南三陸ホテル観洋の
「震災を風化させないため語り部バス」を含めた
6件の取り組みが『コミュニケーション戦略賞優秀賞』を受賞!

さらに、『コミュニケーション戦略賞』を受賞した
6件の取り組の中から、当館が
【最優秀コミュニケーション戦略賞】を受賞いたしました!

震災直後より語り部活動を意識してきた阿部女将と
語り部・防災士の伊藤次長が登壇し、
賞状とトロフィーを授与されました。

その後、各部門の最優秀賞受賞者が
壇上でプレゼンを行いました。


5分という短い時間ではありましたが、
会場の皆様にご清聴いただき、想いを伝えることができました。

震災直後からの「語り部」活動の独自性・継続性と、
地域の交流人口拡大や経済活性化に貢献したと評価され、
この度の受賞となりました。
応援いただいている皆様、関わってくださっている
すべての皆様に心より感謝申し上げます。

南三陸ホテル観洋は東日本大震災発災時より、
公的な指定避難所ではなかったものの住民はじめ
多くの方々を受け入れ、震災当日から
避難所の役割を担ってまいりました。


多くの大切な命を守る砦となる事と
復興の牽引役となる事を使命として感じながら、
住民と従業員、ボランティア、医療工事関係者、
多くの方々が関わる避難所運営を行い、
自助・共助の取り組みを率先して行いました。


その震災の経験と学びを伝える「語り部」活動を
2011年より現在まで継続して行ってきました。
「語り部」の活動は災害伝承だけでなく、
交流人口拡大の糸口になり、地域経済活性化や
地域産業を守ることに繋がりました。

2015年からは、
「語り部の震災の記憶と教訓を伝えたい」
「多くの方が交流する場を作りたい」
という想いから、
「全国被災地語り部シンポジウム in東北」
実行委員会を結成しました。


民間企業の枠に留まらず、
様々な方々と連携しながら全国に働きかけ、
これまでに宮城・兵庫・熊本にて
4回の「全国被災地語り部シンポジウム」を開催。
南三陸町では、語り部フォーラムや座談会も行いました。

シンポジウムを重ねるたびに人と人が新しく、
またさらに深く繋がり、語り部活動そのものが
普遍的、持続可能な取り組みとして広がっております。

地方の民間企業でありながら、
ここまで取り組みを継続できたのは
『自助・共助』の考えを胸に、
ひとり一人がその課題に真摯に向き合っている
からこそだと考えております。

皆様に感謝致しますと共に、
機会がございましたら是非現地へ足をお運び頂き、
南三陸の風光明媚な景観と、豊かな海の恵み、
震災からの復興への歩みを感じて頂ければと存じます。

今後とも南三陸ホテル観洋を
ご愛顧の程よろしくお願い致します!

南三陸から未来へ贈る言葉

こんにちは、むっちゃんです(*^^)

先月、千葉県市原市のちはら台南中学校にて
語り部として活躍している伊藤次長が講演を行いました。

市原市では、イベント等を通じて家庭・学校が連携し
子供たちにより良い環境づくりをしていく趣旨のもと
毎年数校を指定し「家庭教育学級」という事業が実施されています。

ちはら台南中学校はその指定校であり
今回は家庭教育学級事業の一環として講演をさせていただきました。

全校生徒や先生方、保護者の方々を合わせると700名以上。
大人数の真剣な眼差しに伊藤次長も緊張していたようですが
参加いただいた皆さまには言葉一つ一つ熱心に耳を傾けていただきました。

市原市の中で一番生徒数が多い学校であり
台風19号で甚大な被害を受けた地域でもあります。
だからこそ、実際に足を運び、自分の目で状況を把握する大切さを
改めて実感いたしました。

貴重な機会を設けていただき
関係者の皆さまには心より感謝申し上げます。

今回の講演が、生徒の皆様にとって今後の人生の一助となれば幸いです。

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さむ~い冬こそ、
景色とお風呂がひとつに繋がるインフィニティ温泉であったまろ♪

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「KATARIBE」を日本から世界へ。

皆さん、こんにちは!カナです。

10月24日。当館を会場とし、
「海外から見た東日本大震災の経験/記録と伝承」
神戸大学都市安全研究オープンゼミナールが行われました。

東日本大震災から約8年。
南三陸や周辺の交通状況も日々変わっています。

今回のオープンゼミナール司会進行は
神戸大学都市安全研究センター教授 北後 明彦 様。

講義をしていただいた4名の講師の皆様を紹介します。
内容もお話しいただいたものを掲載致しますので、
ぜひ、ご覧くださいませ。

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「神戸市大学都市安全研究センター客員教授」
「ニュージーランド・カンタベリー大学兼任准教授」である
ローズマリー デュ プレシス 様。

【東日本大震災と
ニュージーランド・カンタベリー地震の経験から考える経験と共有】

ニュージーランド・カンタベリー地震
→東日本大震災の一か月前に発生(2011年2月22日※東日本大震災は3月11日。)
その時の被災の状況を現地の方に聞いて、海外の方を始め
伝える活動を行っています。
ニュージーランドは「火山」や「断層」があり島が2つに分断されている。
地震や火山噴火なども多く、日本とある意味似ている地形。
全体の人口は480万人。Anckland(首都)には160万人。
今回の基となるChristchurch(市)には40万人が暮らしている。

カンタベリー地震は4つの地震があったが、
最大地震となったのが2011年2月22日。
原因は火山近くの活断層によるもので、
5kmの浅い直下型地震だったために町が大きく揺れた。
その地震で亡くなった方は185名。
そのうちの日本人を含む約181名は
市内の中心部にある崩壊したビルで亡くなっています。
この時の地震によるビルや家屋の崩壊は1,240棟。
そのあとは復旧作業が終わるまで2年間立ち入り禁止となった。
また、「クライストチャーチ(液状化現象)」による被害もあり、
災害危険区域に指定されたために立ち退きが余儀なくされ、
住宅の建設も禁止とされた。
被害額は日本円にすると2,400億円相当にのぼる。
4つの地震が起き、それぞれの場所で被害が多数あった。

教会など、レンガ造りの建物が多かったために崩壊も多くなった。
震災後、多くの防災対策案などがある日本を見て、対策等を学んだ。

ニュージーランドでは「民間防衛」「国防軍」「警察」「消防」によって救助が行われ、復旧作業等は「赤十字」やアメリカやヨーロッパで「救世軍」と呼ばれる団体や、学生の方々もSNSを通して、活動が始まった。
液状化で被災した家屋の片付けなどを中心におこなっていた。

ニュージーランドの復興庁は5年で終了している。
そのため地域や民間で復興を進めていかなければならない。

そして、一番伝えたいのは、
「再建」とは物理的なものではない。
「支援物資」「救助」「医療」「経済支援」...
人の心の再生(再建・復興)でもある。
語りや、聞くことは社会面での再建の一部である。

なぜ 災害を語り、記録し、共有するのか。
それは、下記に分かれる。
→語り部: 悲しみ、喪失、トラウマを咀嚼し、表現する方法
亡くなった方、負傷した方: 尊重、敬意を払い記憶するための方法
近隣、コミュニティ:共有し、つながるための方法。
未来へ:子孫のために記録し、災害を学び、伝えるため。

ニュージーランドでの災害後の活動。
【地震についての記憶...】
「QuakeBox」の設置。
大型のショッピングモールなどで、災害のことについて尋ね、
「あなたの声を記録しませんか」を声をかけ、みんなのものにしていく。
→ビデオ撮影にて映像を保存していく。

「QuakeCity」の設置。
町の一角を借りて、造られた。
建物の外観は赤。
→地震の衝撃を伝えるための工夫。
中では災害の写真や映像などを流している。
教会が子供たちの為に震災を語り継ぐ本を作成したりした。

「復興(再建)」とは、
「人生の再建」でもある事を忘れてはいけない。

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「東北大学災害科学国際研究所准教授」である、
マリ エリザベス 様。

【海外の災害博物館について。】

災害博物館の事例を紹介します。
それは,アメリカ・インドネシア・台湾の3つ。

【インドネシアの事例】
2004年のインド津波を受け、
「アチェの津波博物館」が完成。
イスラム教にならい、博物館の中にも
「人間」と「神様」の関係なども展示されている。
他には救助に使用した「ヘリコプター」などの展示もある。

気仙沼同様、海岸沿いにあった船が内陸部まで流された。
その船を改装し、そのまま中を博物館へ。

また、ジャナ島では、
地元の人が全部手造りで造った展示場所もある。
被災した自宅も博物館へと変え、現状を伝えている。

【台湾の事例】
「921 地震教育園区」
→野島断層のように、「被災した断層そのもの」を残して、
当日の状況を教える場所もつくった。
しかし、外にあるために管理が難しい課題がある。

【アメリカの事例】
災害の展示の一つで、
「2006年アメリカの南側で起きたハリケーン被害」を展示。
ルイジアナ州博物館が当日の状況を展示している。
洪水になり避難できなかった方々が、
自分の家の壁に当時の状況を記したその壁をそのまま、
博物館にもっていき展示している。
救助の様子もすべて壁にしるし、掲示板の役目も果たした。

「ハワイ太平洋津波博物館」
小さい博物館だが、地元の方の発案で建てられた。
ハワイもチリ地震津波の影響を受けている。
1946年には日系人が多く住む地域も被害にあい、
その後はその場に住んでいた方々が語り部となり、
今も伝える活動をしている。

また、アメリカ カリフォルニア州にある
「科学博物館」の中に「災害展示」がある。
科学博物館なので、地震や津波のメカニズム。
人類に何の被害があるかわかるため、学ぶことが多い場所でもある。

「場所(博物館)」「物(展示物)」「人(語り部)」があれば、
より一層伝える力が強まると考えています。

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「気仙沼市観光コンベンション協会」
二シャント アンヌ 様。

【外国人と気仙沼市東日本大震災伝承活動の取組】
「世界とつながる豊かなローカル」

二シャント様はアメリカより、大学を卒業し2014年に日本に来日。
ジェットプログラムにて、ARTの先生として気仙沼で2年間英語を教え続けた。
一旦帰国ののち、再び気仙沼へ。

2014年に来た時、「復興屋台村」と言う仮説商店街の裏に住んでいた。
最初こそ、何もわからなかったが温かく迎えてくれた商店街の人達が忘れられない。
2017年に観光の仕事をやるようになり、
「気仙沼観光協会」に勤め始めたのが今につながきっかけ。

観光協会が行っている仕事の一つとして「旅行のサイクル」をつくること。

一般の人でもできるサイクルは、
「旅行に行ってSNSで情報を発信すること」
その情報を見た人が、興味をもって次の人につながる。
お店などでも「美味しい」や「楽しい」だけではなく、
その店の人と関わることによって人とのつながりが増えていく。

全体的な「サイクル」をつくるには、
現地の良いところ。美味しいもの。
そして。震災の状況を日本だけ、その場だけではなく、
来てくれた外国の人にも伝えること。が大切になってくる。

「座禅の体験」ができる場所が気仙沼本吉町の
「清涼院」と言う場所で行える。
こちらは震災直後に「対策本部」となっていて、
自衛隊の方々はこの場所を中心に「支援物資」などを配布していた。
炊き出しもお寺で行っており、避難所にもなっていた。
「お寺」なので「語り部」だけではなく、
「お寺」らしく「座禅」なども含めて体験できるようにした。

「私が伝えたいのは、
当時のストーリーだけではなく、「今を生きる」にスポットを。
来た人が、「また来たかった」「またこの人に会いたいな」と
思っていただけるようなものへ、これからも務めていきたい」
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「神戸大学地域連携推進室学術研究院」
山地 久美子 様

「阪神淡路大震災」

神戸大学都市安全センターと言うところがあります
こちらの建物は震災の翌年に設立されました。

「震災の語り部」と言うのは
「次世代」「地元」「ほかの国」へ
縦と横を伝えるのが大切。

そして語り継ぐにあたり、
「日本がまずはどうゆうことを伝えていかなくてはならないのか」
多種多様な伝え方があると思います。
「震災遺構」や「展示」「街歩き(語り部)」など..
どれもすべて「語り部」に含まれるものです。

これからは「次世代」の語り部を。
しかし「語り部」自体を行っている人自体が少ない。
なぜか...
「語り部」で生きていくのは難しい。
積極的に行っているのは高齢者の皆様が多くをしめます。
そのため、「次世代」は「高校生」になってしまい、
高齢者の方から見たら、孫のような存在。「次々世代」となってしまう。
その間の20代30代40代50代の人達がなぜできないのか。を考えると、
「語り部」と言うのものがどうゆう役割を持って社会的な意味を持っているか。
と言うことにも通じると思っています。

こちらを踏まえた上で「阪神淡路大震災」の一部分ではございますが、
紹介いたします。

まず「阪神淡路大震災」は「阪神地区」と「淡路地区」が一緒になってできた
国で決定されて名前です。
非常に大きい火事も起こった「断層型地震」でした。

地震が起きたのは「朝5時54分」
亡くなった方は6,434名。
朝の時間と言うこともあり、女性が多かったそうです。

「野島断層」の一部分に断層が生じ、
その断層を保存館にて展示しています。
「野島断層保存館」は「公共建築賞」を受賞しており、
このような建物を遺す事も「語り部」となります。
職員様の中には、もともと高校の英語職員の方が居て、
語り部を英語と日本語両方で行えるため、
館内の案内なども英語で行うこともでき、外国からのお客様にも
詳しく学んでいただけます。

「英語の語り部」も行えたらこれから、もっとよくなります。
地元でそのような方を発掘していくのも大切になっていくかと考えています。

神戸市にある「人と防災未来センター」の中には、
ボランティアで語り部を行っている方もおり、
中にはインドネシア語ができる方もいらっしゃいます。

また、神戸には「ルミナリエ」があり、
鎮魂の意を込めると共に、都市の復興・再生への夢と希望を託して、
大震災の起こった平成7年の12月に初めて開催しました。
以来、震災の記憶を後世に語り継ぐとともに
神戸の希望を象徴する行事として多くの皆様に支えられ、
神戸の冬の風物詩として定着し、
昨年は約343万人もの来場者の皆様にお越し頂きました。

多種多様な形でも、やはり後世に伝えていくことは
これからの日本にとっても外国にとっても大切なことだと考えます。

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講義の後は、コメントも頂きました。

東北大学災害科学国際研究所助教
ゲルスタ ユリア 様

「語る」と言う重要性をたくさんの意見を通し学ぶことができた。
外国でも、日本に似ている形の語り部がありますが、
「語る」と言うのは被災した方々にどのような影響があるのか
その大事さがとても印象に残っています。
また、自分のためではなく、周りの方の復興や、未来の人へ伝えるための活動。
「語る」が形になれば「博物館」へ。
災害の事を知らない方々ひぇどのようにして伝えていくのかが興味深かった。
今日は非常に色んな事を聞けて視野が広がった。
ありがとうございました。

東北大学災害科国際研究助教
フルコ フラヴィア 様

語り部について、観洋に来ているのは4年目ほど。
外国と日本は語り部に似ている部分があり、
それぞれの良さ、伝え方があった。

イタリアでも語り部のようなものをしているが、
つながりが少ないため、皆様の話をきいて「つながり」が必要だと
再度認識できた。
「語り部」のように「語る」ことはできないが、
「伝える」ことはできる。

当事者ではないため、「記憶はできない」が「記録はできる」。
これは私達の役割だと思います。

今日講義して頂いた事を忘れず、研究を進めていきます。
ありがとうございました。

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講義が終了した後も約1時間にわたり、
それぞれの語り部活動や、

「語り部」を「KATARIBE」として世界発信していることについてなど、
様々な視点より「意見交換」が行われました。

非常に充実したゼミナールとなり、これからの活動についてもそれぞれ発見できるのもがあった時間でございました。

講義していただいた講師の皆様。
お集まりいただきました語り部の皆様、
参加者の皆様。ありがとうございました。

これからも観洋含め、語り部活動を続けていく、
研究していく皆様をよろしくお願いいたします。

当日、取材に来ていた三陸新報社の方が記事として
掲載頂きました!

道の駅津山もくもくランド 台風19号による被害へのお見舞い

(追記)

(2019/10/17現在) 大変ご心配をおかけしましたが、

当館につきましては、現在「平常通り」営業しております。

台風の中でも、お客さまより「安全・安心でした」との評価をいただいております。

安心してご来館くださいませ。

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このたびの台風被害に際し、心よりお見舞いを申し上げます。
各地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

南三陸町内、ホテル観洋周辺でも
浸水や土砂災害が発生し、交通や通信障害など
様々な影響を受けました。

また、ホテル観洋にご宿泊の多くのお客様に
ご好評頂いておりました観光付きシャトルバスの
立ち寄り場所にも、被災した施設がございます。

こちらのブログでも度々紹介しておりました。
『道の駅 津山 もくもくランド』は
クラフトショップや産地直売所、喫茶コーナーや
お子様が遊べる遊具などがあり、
観光客の方から地元の方にまで親しまれていた施設です。
南三陸へお車で来る途中、桃生津山ICを降りてから
休憩スポットとして利用された方も多いのではないでしょうか。

10月13日午前のもくもくランドです。
写真の奥にクラフトショップなどの建物が見えます。
駐車場一帯から建物内部まで浸水する被害がありました。

15日には水が引いておりましたが、
水の力で建物の一部が破壊されたり、
木工商品も傷んでしまたったりと、
甚大な被害がみられました。



道の駅職員の皆様やボランティアの方々が
毎日清掃や復旧作業を行っております。

津山もくもくランドは、
ホテル観洋が東日本大震災に遭遇した際、
お客様をお乗せしたバス3台が足止めになりましたが、
快く受け入れてくださり、大変お世話になりました。

この度の災害で、私たちも少しでもお役に立ちたい!
という思いから、少しでも皆様の
励みになればと、おにぎりとお新香を用意!




調理場、サービス課、事務所スタッフと
各部署で協力して100個以上のおにぎりを握りました。


また、『南三陸てん店まっぷ』に参加している商店も、
コミュニティ・カフェ こもんずさんの呼びかけをきっかけに
佐長商店さん、遊電館さんたちが
『南三陸てん店まっぷチーム』として
お弁当やお茶やマスク、軍手など
支援物資を用意して、もくもくランドへお届けしました。


少しでも皆様の力になれたのなら幸いです!

職員の皆様も、地元の学生の皆様も、
一致団結して復旧活動に取り組んでおられます。

道の駅津山もくもくランドは、
他の被災地域に比べると報道で取り上げられることもなく、
被災をあまり知られていないため、復旧に取り組むための
人の手が足りていないのが現状です。

駅長の西城さんは、そんな中で「1日も早く再開したい!」
と強い思いを聞かせてくださいました。

全館再開はいつになるか目途が立っていませんが、
敷地内で浸水被害がなかった三角屋根が特徴の
『物産館』で、まずは仮オープンを目指しているそうです。



あたたかいぬくもりのある木工品販売
産直コーナーもしばらくの間は休業ですが
再開の折には、皆様応援の程よろしくお願い致します!

 

 

余談ですが、復旧作業にあたっていた方が
教えてくださったお話をひとつ。

もくもくランドの駐車場に積まれていた発泡スチロール。
これらは元々道路の下に埋め込まれていたものだそうです。
地盤沈下防止に地中に埋めていた発泡スチロールが、
今回の台風による川の氾濫で押し出されて
ここまで流されてきたのだとか。
自然の驚異を物語る光景でした。

改めまして、被災された皆様に、
心よりお見舞い申し上げますとともに、
一日も早い復興をお祈り申し上げます。

災害の教訓に~売店で販売中の震災関連の本をご紹介~

皆様こんにちは、マッキーです。
先日、東日本を中心に襲った台風19号、
皆様のお住まいの地域は大丈夫でしょうか。
全国各地で河川の氾濫や大雨などによる土砂崩れも多く、
被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
(当館の建物は大きな影響なく、通常通り営業しております)

さて、今回は自然災害の教訓に…
東日本大震災から8年7か月が経過した現在、
先週もご紹介した「震災を風化させない語り部バス」の他に、
当館の売店では震災関連の書籍を販売しております。
(読書の秋ですので…)

その1…「震災の記憶(新訂版)(南三陸町福話会)」⇒741円(税別)

当館の女将さんや先週も紹介した伊藤文夫部長、
そして、金曜日のブログ担当小野寺先生など、
合計30人の震災当日の体験談をまとめた一冊。
一人一人、立場や置かれた状況の異なる人々が
当日起きた出来事や思いを語ります。

その2…「巨震激流(三陸新報)
故郷永久(三陸新報)(各1,429円税別)

気仙沼市と南三陸町、
地域に密着した新聞社が克明に記した記録。
あの日、そして避難生活の様子、さらに未来へ。
実際の写真や記事、体験談をまとめました。
未曾有の大震災をたくましく生き抜いた様子が描かれています。

その3…「イリエの情景(今田ずんばあらず様)

 

作者の今田ずんばあらず様が実際に被災地を訪れて、
しっかりとした取材のもと、執筆されております。
美しい表紙に目を惹きつけられるこちらの作品では、
一巻に当館も登場しております。(一巻は税別1000円にて)
第三者の目線から描く被災地の在り方をぜひご覧くださいませ。
詳細は去年のブログにも載っています。

売店にお立ち寄りの際は、
見本もご用意しておりますので、
ぜひお手に取ってご覧くださいませ。


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台風一過。お見舞い申し上げます。

(追記)

(2019/10/17現在) 大変ご心配をおかけしましたが、

当館につきましては、現在「平常通り」営業しております。

台風の中でも、お客さまより「安全・安心でした」との評価をいただいております。

安心してご来館くださいませ。

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一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

この度、台風19号により犠牲なられた方々の

ご冥福をお祈りするとともに、

被害に遭われました皆さま方には

心より お見舞い申し上げます。

 

10月12日夜から13日未明にかけて、

南三陸町内、ホテル観洋周辺でも倒木があったほか、

浸水や土砂災害が各地で発生し、交通や通信にも障害が出ました。

観洋の 震災伝承施設「高野会館」 周辺は この通り・・・

国道45号から 「高野会館」に至る道は・・・

これでは、入って行けません。「震災を風化させないための語り部バス」も入れません。

「高野会館」は、震災前、中心市街地にあった結婚式場だったのです。

 

長野県で千曲川が決壊して大きな被害が発生したのをはじめ、

全国各地で人命を奪うなど 大きな爪痕を残した台風19号。

復旧は まだこれからですから、

避難先で不安を抱えていらっしゃる方々もさぞ多いことと存じます。

とにかくは 記録的な雨量で

地盤が緩くなっていて河川も増水が続いていますから、

このあとも身の回りの安全に配慮して、

十分注意を払いながらお過ごしください。

 

さて、実は10月13日に、

町内の「南三陸プラザ」で結婚をお祝いする会がありました。

3.11東日本大震災の津波被害が無ければ、

前述の 「高野会館」で開かれていたかも知れません。

ちなみに、「会」自体は

台風一過、青空の広がる晴天にも恵まれ

賑やかな盛会になりました。

ただ、出席された方々も

台風の跡片付けも後回しにしてのご参集だったことは

ご理解ください。

 

Bluebirderは、こに結婚を祝う会のMCを担当することになっていたので、

先週、なんとなく

恋人たちの聖地「北の恋人岬」へ 足を運んでいたのでした。

去年誕生したばかりの町の新名所。袖浜地区の明神崎に誕生しました。

コキアも赤くなって、秋色に包まれています。

知らぬ間に、幸せの鐘を支えるアーチの向こう側には

ラブラブフィッシュの看板が。

また、その左側には、木製のモアイ像がペアで「登場」していました。

モアイ像には、名札が・・・???

 

植物もきれいに植栽されているこの公園、

手入れが行き届いていて、

復興整備が続く周辺とは 一線を画し

まるで違う 空間が広がっています。

ですから、ここに身を置くだけで 心が癒されます。

光は秋色、磯の香りがさわやかな「北の恋人岬」へは、

観洋から車で15分程。

志津川湾の海原の景色も素晴らしいので、

観洋へ、またお近くへお越しの際には、

是非、観光してみてください。

仲の良いお2人は、幸せの鐘を鳴らして 恋愛成就を!

第14回マニフェスト大賞 優秀賞受賞!

南三陸ホテル観洋が長年行っている取組

『「語り部バス」をはじめとした「語り部」による地域の伝統・文化の伝承継続への取組みと全国被災地語り部シンポジウム開催による災害伝承、地域間交流活性化モデルの構築』

この度、「第14回マニフェスト大賞」
【コミュニケーション戦略賞 優秀賞】を受賞しました!

<マニフェスト大賞とは?>
地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の、
優れた活動を募集し、表彰するものです。
これにより、地方創生を推進する方々に栄誉を与え、
さらなる意欲向上を期するとともに、
優れた取り組みが広く知られ互いに競うように
まちづくりを進める「善政競争」の輪を
拡げるために設けられました。("公式HPより引用)

第14回目となる今回は、
応募総数2,619件の中から、
優秀賞30件が選出されました。

これまでにも様々な議会や地方自治体が賞を
受賞されていましたが、南三陸ホテル観洋は
数少ない民間企業としての受賞となりました。

皆様のこれまでのご支援、ご協力に
心より感謝申し上げます。

南三陸ホテル観洋では、2011年より
東日本大震災の憶・教訓を後世に伝える為、
観光客や教育旅行を中心に「語り部」を行う
震災語り部事業を継続して参りました。

ホテルが所有するバスで被災地を案内する
『震災を風化させないための語り部バス』と、
ホテル内の会議室での『震災講話』、
震災伝承施設「高野会館」を案内する
『震災遺構の保存と継承』を行っています。

語り部をきっかけに人々がが地域を訪れ、
交流人口の増加と地域活性化や
継続的なシンポジウム開催による
「語り部」ネットワークの拡大と取り組みが評価され、
この度の受賞となりました。

今後、11月8日(金)に東京で行われる
授賞式にて、優秀賞の取り組みの中から
【グランプリ】【最優秀賞】が発表されます。

授賞式の一般の方の参加については、
今後"公式HPより発表される予定です。
近隣のお住まいの方、受賞事例に関心のある方は
是非お越しくださいませ!