一生に一度の彗星 レモン! 23・24日 スタパ緊急開催!!

今、天文ファンの間でも話題の レモン彗星

⇓ こちらの画像は、この15日に泉ヶ岳スプリングバレーで、

スターパーティコーディネーターにして スタッフのお一人、小林さんが撮影されたもの。

立木の右にある星の逆三角、 下の ふんわりした緑色の光がそれ!

薄っすらと右上に尾を引いているように見えます。

彗星の尾の角度・他の星の位置が、小林さんの写真と符合しますね♪

周期は、1000年以上といいますから、観望のチャンスはまさに一生に一度。

このレモン彗星を観られる絶好のチャンスを逃してはなるまい!と、

観洋ではスターパーティを緊急開催いたします!

日程は、この23日、24日

見える位置の予想図からしても、い~いタイミング♪じゃあ ありませんか?

 

そもそも、レモン彗星ですが、

今年1月3日にアメリカ・アリゾナ州のレモン山天文台で発見。

名前は発見された天文台のある「レモン山」に由来していて、

レモンの香りがする訳でも、酸っぱい訳でもありません(当たり前でしょ!)ww。

 

さあ、そのレモン彗星、今月21には地球に最接近して、明るさはピークへ。
予想される約4等級にもなれば、肉眼でも観測できそうです。
観測しやすいタイミングが今月下旬ですから、
23・24日の緊急スターパーティには観望への期待が膨らみます。 
観測できるのは、日没後の西から北西の空。
この際、うしかい座のアルクトゥールスの位置などを参考に出来ますね。

日没後、西の空低めに明るく輝く黄色い星で、

その上あたりに まだ青い(ww)レモンが見つかる筈。

双眼鏡を使うと、彗星の尾の広がりをよりクリアに見ることができます。
確実な観測には、双眼鏡があるといいですね。
レモン彗星の 次回の出現は1000年以上先、
今回の観測はとても貴重なチャンスです!
今月23日、24日、スタパ レモン彗星開催にご期待ください。

小生、Bluebirder*Sも 楽しみにしています。

 

さて、夜も更ければ 観洋の向こうにはオリオン座 登場・・・

もう「山沿いでは雪」などという予報が聞かれる季節になりました。

お身体大切に。体調にはくれぐれもお気を付けてお過ごしくださいませ。

秋晴れ

香り始めて、もう3週間経つでしょうか。観洋サブ玄関脇のキンモクセイです。

咲き始めから何とも言えないよい香りを漂わせていましたが、花は今が盛りの様子。

空の青によく映えるオレンジ色の花。

甘く切ない香りは、秋の季節感を一層心地よく 趣深いものにしてくれます。

こちらは、志津川湾 折立川(おりたてがわ)河口付近の入り江。

岸辺に繰り返し打ち寄せる白波のラインダンスは、

こちらも空のブルーを背に美しく際立ちます♪

休憩時間にチャリで通りすがりの束の間ではありましたが、優しい波音とも相まって

図らずも心癒され、暫くこの場に立ち尽くしてしまった Bluebirderでございます。

ススキにセイタカアワダチソウ。秋らしい晴天に恵まれたこの10日の南三陸でした。

なにせ、10月10日は 晴れの特異日ですから♪

前日の夕景!晴天予報の夕焼け。実際、日中は晴れた訳で・・・

きっと、夜のスターパーティも晴天になるぞぉ!!

と膨らんだ期待感は、夕刻、まさかの曇り空に 一気にしぼんでしまいました。

この通り・・・(;´д`)トホホ

5時前後には、少し切れた雲間から うしかい座のアルクトゥールスや

ハクチョウ座も見えたのですが、このあとは徐々に雲が広がり、

午後7時からの星空観望には踏み切れませんでした。

代わりにロビーでお楽しみ頂いた「星のお話」。

今見える星や星座について、遠藤さん。

丁寧なお話に、

耳を傾けるお客様。

続く戸内(とのうち)さんは、

オリオン座とさそり座にまつわる

ギリシャ神話語り。

なぜ、オリオン座は さそり座が去った後に現れるのか・・・

そんなお話をして下さいました。

トリは、和田さん。まずは星座体操!!

黄道十二星座、いわゆるお誕生日星座の形を

身体で表現。

リズミカルに繰り出すユーモラスな”星座ポーズ”は、

お客様に、とにかく”大受け”!!

会場は、見る見る内に 笑顔でいっぱいに♪ 和みのひとときでした。

「星のお話」には60名のお客様からお集まりいただき、

その間に、他に20名ほどの方々からは、

屋上で土星などをご覧いただくことが出来ましたから、今回のご参加は延べ80名様。

「次は、星天の屋上でお会いしましょう」と締めくくらせて頂いた10日のスタパでした。

今度のスターパーティは・・・

 

GO!GO!ラリー

この4日、俳優の唐沢敏明さんが、
クラシックカーで観洋前のルート45号を走り抜けて行きました。

クラシックカーイベント「GO!GO!ラリー」 は、

その俳優・唐沢寿明さんが発起人 。〈⇑ 公式HPより〉

宮城県で初めて開催された2019年には、

日本各地や海外から120台以上のクラシックカーが集結。

復興支援を目的としたチャリティーイベントとして、

多くのクラシックカー愛好家から注目を集めました。

今年は、1973年製までのクラシックカー 100台が参加。

唐沢さんの愛車は ポルシェ356。左手に!

助手席には、妻の山口智子さん。

沿道の声援に、

手を振りながら (智子さん 満面の笑顔♪ 唐沢さんクール!)

中秋みちのく路を、

空冷エンジンの音を残して 軽快に駆け抜けて行きました。

「趣味を通じて地域の力になれることに意味がある」とおっしゃっているのが
GO!GO!ラリー発起人の唐沢さん。

嬉しいですね♪ 元気、頂きました。

唐沢さんはじめご参加のみなさん、ありがとうございます。

 

さて、この所 朝夕すっかり気温が下がって 秋の虫たちの合唱が賑やか。

(観洋の震災遺構 高野会館あたりの夕暮れ ⇑)
深夜ともなれば、いよいよ空気が澄んで、星の輝きが増してきました。

オリオン座、冬の大三角 アルデバラン~シリウス~プロキオン、ぎょしゃ座のカペラ、
プレアデス星団 すばる、おうし座 アルデバラン、ふたご座 ポルックス。

カペラ~ポルックス~プロキオン~シリウス~リゲル(オリオン座)~アルデバラン は冬のダイヤモンド。

すごい!と思ったのは、レンズが大きくて 集光率の高い一眼レフカメラならまだしも
比較的レンズの小さなコンパクトデジタルカメラでも、

天の川が♪

さらに、秋の大四辺形 ペガスス座の上、アンドロメダ座の右側をよ~く観察すると・・・

アンドロメダ銀河まで 写り込んでくるのですから驚きです。
これ、観洋上空のシーイングが良い証拠ですね。

深夜の カシオペア座。左の電線が被っていますが、

ダブリューの文字を描く5つの星のあたりから 薄ぼんやりと 天の川銀河。

とにかく空気が澄んで、星空観望に最適な時期のようです。

夜が更けると共に、北の空には ひしゃく星 北斗七星が昇ってきます。

このひしゃくの右上のエリアに、レモン彗星が姿を現してくれるはず、
なのですが、10月5日現在、Bluebirderは 未だ確認出来ていません。


ここは 湾の向こうに観洋を望む岸壁(中央の灯りが観洋)、
GX011015夏の大三角白鳥座 〈👈動画です!👉〉 GX011015

夏の大三角と白鳥座が、西の地平に入っていきます。

さて、今度のスターパーティは・・・

星天に恵まれますように。

森は海の恋人

「山は海の恋人」・「森は海の恋人」というのは、

自然の中で海と山が互いに影響し合っているということ。

海の豊かさは森の再生に必要で、

森の健康は海のよりよい環境を守っているという考え方です。

 

今年4月に他界された畠山重篤さんが、
気仙沼港での牡蠣の養殖を通じ、

森が大切な役割を果たしているという気付きから生まれた活動は
「森は海の恋人」がスローガン。

海の環境が悪化する中で、
森が海を守る重要な役割を果たすことに気付いて始めた植樹活動で
「森が海の水質を保ち、豊かな漁場を育む」というもの。

魚介類の生息や生育に好い影響をもたらす森林のことを
「魚つき林(うおつきりん)」と言って、
日本では、すでに 10世紀 天暦(てんりゃく)年間の文献に記述が見られます。

まず、海に面した森林は魚に日陰や餌などを提供し、
漁獲量を増やすと考えられているほか、

上流では、渓流沿いの樹々、”渓畔林”が殊に重要な役割を果たしていて、
渓流の上に伸びた枝が、日光を遮って水温の上昇を抑えるとともに、

渓流に落ち葉や枯れ枝などの有機物を供給。

有機物は渓流にすむ生物の餌になり、食物連鎖によって

他の生物へと養分やエネルギーが連鎖して海に至り、養殖の種を育て、
海藻を育み、海藻は湾内の水を浄化するとともに、海の資源を豊かにしてくれます。

森林は海の生物と直接・間接的につながり、支えている。

観洋周辺・一円は、まさに”森は海の恋人”を体現する環境に包まれ、

チャリで走り回っていても、森と海の”互いの想い”に溢れている、そんな印象です。

きっと、心を癒してくれるのは、森と海の”想い合い”ww♪

ポタリングが愉しいのはそのせいなのかも、などと考えているBluebirderでございます。

 

さて、下の画像は、日もとっぷり暮れて・・・迎えた、同じ日 深夜の志津川湾の空。

この中にある星座は 何でしょう?

お分かりですね。はい、

オリオン座でございました。
クリックして、星の軌跡をご覧ください♪ 👉 GX010907

これが、志津川湾の夜空です♪

この21日には、観洋屋上で”スターパーティ”が開かれました。

今回ご紹介した自然の健やかさが、そのまま夜空にも反映されているのが 南三陸。

この日、星空観察には 最高の条件に恵まれました。


新月で月明りばかりか雲も無く、空のシーイングは最高♪ 頭上に カシオペア座。

天の川の場合、(明るい星は、上がこと座のベガ ~ 右がわし座アルタイル ~
下がはくちょう座デネブ 夏の大三角)

目を凝らさなくても

観ることが出来ました。

ですから、他の星々も キラキラと・・・  いて座

北斗七星

そんな夜空のお陰で 星空案内は、なんと4回に及ぶ 大盛況ぶり!

200名を超えるお客様から ご参加頂くことが出来ました。

次のスターパーティは・・・

星空を楽しむ


星空を見上げて、きれいだなぁ と思われる方は少なくないでしょう。

見上げているだけでも、その美しさや壮大さに感動を覚える星空や星座のこと

もうちょっとくわしく知れたら、

きっと、もっともっと楽しみは深まることでしょう。

そうした、星空や宇宙の楽しみ方を教えてくれるのが

「星空案内人」。その愛称を”星のソムリエ”と言って

星空案内の基本をマスターして、案内人の資格が認められ経験を重ねた方々です。

観洋のスターパーティでは、常時5名~6名の星のソムリエさんたちが

星空を案内してくださいます。

みなさん、それはもう星が大好きな方々ばかりで、

彼らの喜びは

星空を案内さしあげたみなさんから喜んでもらえること。

幸せな感覚で 楽しんで頂けたことで

自らも幸せになれる、そうしたことが 何より嬉しい人たちです。


曇り空の為 星空観望が叶わなかった この12日のスターパーティでも、

今見える星や星座のこと。  最近高騰してる貴金属の金が、

どのようにして出来るのか。さらに月の満ち欠けについてなどなど、

知ることが出来たら、

ちょっと周囲に自慢できるような”お話”を披露してくださいました。

「観洋の星のイベントで、こんな話を聞いて来たヨ!」って
”お土産話”にもして頂けるはず。

もちろん星空案内人の”星のお話”は、
星空を見上げながらも お楽しみ頂けるわけで、
おそらく、そんな星天の夜は感動も喜びも更に上載せになることでしょうww。

みなさんも是非、当館 ホテル観洋へお越しいただき、

スターパーティを お楽しみくださいませ。

星空には、私たちを惹き付ける不思議な魅力があります。

秋へ・・・まだ暑っ

9月の声を聞いたものの、残暑が厳しいまま。

この2日には、仙台で観測史上初めて37.4度を記録!!

次の日のヒマワリの花。あまりの暑さに ”うな垂れて”いました。

そう言えば、去年は 秋らしい時季がとても短かった。

急に寒くなって、紅葉も束の間でしかなかった印象。
温暖化のせいか、”秋”という季節の存在感が無くなってしまいそうな昨今。

今年も同じ? ならば、と ささやかな抵抗を試みました。

あくまで”個人的な感覚の範疇”のことでしかありませんが、
少しでも長く”秋”なる季節を 感じ取ってみようと、
その兆しを探しに出かけてみました。

仙台37.4度の 次の日、南三陸町も日中の日差しは強いまま。

暑さを避けて、午後3時過ぎに 町内入谷(いりや)方面へ、 ポタリングです♪

水田の稲は、青みがかった黄色がきれい。
空の青、山の緑とコントラストをなして・・・眼に心地よく♪
長閑な景色に ほっこりします。


県道 志津川~登米線に沿って流れる水尻川沿いには

大きな クルミの樹。

実を付けてます。それも たわわに!

カキの木にも、

まだ青い実が。もうしっかり大きくて、色付けば食べられるサイズ!!


途中、電線に

4羽のツバメを発見。

飛び回って餌を捕ることもなく、ノ~ンビリと。
子育ても終わって、そろそろ南に戻る準備でしょうか。

一方、道路脇の草むらには、

黒い蝶。

調べてみましたが、クロアゲハなのか

はたまた カラスアゲハなのか、判別できませんでした。

が、翅のブルーが とても綺麗な一頭です♪ 私 Bluebirderも大好きな瑠璃色♪


こちらの田んぼは、いよいよ 黄金色が濃く

実る稲穂は 首(こうべ)を垂れています。

小さなリンゴ畑では、

実が色づき始め、 ほの赤くなっているのを見ながら

チャリは いつものww 正鵠渓流へ。

ここにも

クルミ。

それに、イガグリもなっています。

ひとつ、残念だったのは、

捨てられていた空き缶。あちこちに9個くらい転がってたかな。

近くの東屋に、ゴミ袋が置いてあるというのに・・・

ちなみに、帰りしな  空き缶は 袋に納まっておりましたので、ご安心を。


帰りは、サンオーレ袖浜へ寄り道・・・。

荒島(あれしま)に

月が

昇ります。


明りの灯る観洋を対岸に眺め、

志津川湾は夕暮れ。 茜の雲、形は さながら フェニックス?

季節は 秋へ・・・
その兆しは、そこかしこ、空色、夕焼け、吹く風にも♪

 

しかしまだまだ厳しい残暑、夏の疲れも出る頃です。
どうか、お気を付けてお過ごしくださいませ。

 

さて、次のスターパーティは・・・

P.S. ブログを書いてて 写真を挿入しながら判ったことなのですが、

今回ご紹介した田んぼに、
田んぼの中に、

クロネコと思しき 頭を発見!! 黒い点に耳が付いているように見えます。

かなり、拡大しないとわかりませんが、

稲の中を移動しているのが判りますネ。  が・・・
稲の丈を越えて頭が出ているこのネコは 相当な大きさのはず・・・

そんなでかいネコ そうざらにいませんよねぇ。
ならば、黒い犬?それとも子熊?ww   正体は 謎です。

 

 

500年前の赤光

梅雨時から 夏場にかけて、
南の空に見える赤い星は、
他でもない、”あんたです”・・・じゃない、”アンタレス”。(ww)

さそり座のα星、さそり座の中で一番明るい星です。
地球から見える太陽以外の恒星の中で、
16番目に明るい星で、明るさは、1.09等級。

この”アンタレス”、近くを やはり赤く輝く”火星”が通るので、
古くから”火星と競う、拮抗する星”とされてきました。

ちょうどさそり座の胸のあたりにあるので
「サソリの心臓」とも呼ばれていて、
日本では、「赤星」とも。

オリオン座のベテルギウスと同じ、
赤い色の超巨大な星「赤色超巨星」で、
もうすぐ寿命を終える星。
直径は、実に太陽の700倍、という巨大さで、
地球からは、およそ500光年彼方の星。
つまり、私たちは500年前の赤光を見ていることになります。

その赤いアンタレスに、月が接近する!
というのが、8月31日のスターパーティでご覧いただける、はずの
天体ショーでした。

しかし、天気は、無情にも 曇り。
この日のスタパは、ロビーでの星のお話と あいなりました。

星空案内人のお話、トップバッターは

初登場の西口さん。

9月の夜空には、春・夏・秋の星座があって・・・

お話は、秋の星座”ペガスス座”から ”アンドロメダ座”、”アンドロメダ星雲”、

そして”ペルセウス座”へと展開。

続く 佐藤さんは、土星の輪について・・・

今、土星の輪が ”円盤状”には見えていないこと。

15年周期で起こる現象で・・・

9月22日から見ごろとなる土星は、11月25日にも輪が無くなって見えそうだとのこと。


そして和田さんは、

”星座体操”で お客様から気分転換をはかって頂いて・・・からの

138億光年、

”宇宙の果て”

までの旅。

無事、地球に帰還を果たした後は

じゃんけん大会へ♪

勝ち残ったお客さまには、”志津川湾の日の出”と”天の川”の美しい写真入りの額などを
プレゼント。

40名を超えるお客様の笑顔からは、
星空を望めない残念な気持ちを多少なりとも晴らして頂けた、
そんな印象もうかがえた この日のスターパーティ「星のお話」でした。

 

さて、次のスターパーティは・・・

久しぶりの 標高512.4m


風が 見えますか?

田束山(たつがねさん) 磯の沢ルート。

他のルートに比べ 登りの傾斜が比較的緩やか。

取りあえず、最初に海まで視界が開けるここまで
ノンストップで登りました。

鬱蒼とした森の中を走る道を走り続け
視界が開けると、気分の爽快さは けだし格別です♪

海側から 緑の風が吹き上げて来て、
汗だくの肌を 心地よく冷ましてくれましたから。

思い返せば、この前 田束山に登ったのは、
ヤマツツジが見頃の頃でしたから、ほぼ3カ月ぶり。

去年、ポタリングの愉しさに目覚めて(?ww)以来、
チャリを乗り回し始めてからというもの、
田束山の登坂も楽しみのひとつになっていた
Bluebirderではございましたが、
あの猛暑続きでしたから、登るのはしばらく控えておりました。

が、この日の朝には、天気予報で 午後に曇りマークを確認!
「しめた!」これなら強い日差しを避けられるだろうと
出かけた次第です。

暑いことは暑い。
けれども、山の緑が、緑の風が 暑さを和らげてくれます。

ペースは上げずに、のんびり登坂。

いつものように、看板の”うたちゃん”のかわいい表情に元気づけられつつ、

払川(はらいがわ)ダムに到着。

田束湖の水位、下がってました。

雨が少なくて 渇水状態・・ 大丈夫かな?


さあ、ここから急峻な登りへ。

久しぶりでしたから、体力的に「無理」と感じたら
「勇気ある撤退を(ww)」とは考えていました。


途中、路上に見つけた”ルリタテハ” 。
全国的に分布していて、珍しい蝶ではありませんが、
翅を帯状に縁取るブルーの色がきれいです。
左の翅が白けて傷んでいるようにも見えますが、
光の当たる角度の違いによるもので、

翅を立てれば、この通り。  ちいさな”出会い”は、元気をくれました。

ただ、体力はともかく、くじけそうになったのが”アブの襲来”でした。

刺されれば、結構長い間かゆみが続いて、
掻こうものなら、傷口が大変なことになることは
重々承知していましたから、「撤退」も考えました。

それでも、せっかくここまで来たのだからと
”襲来”の度にチャリを停めては、半分”かまれ”ながらも
完全にかまれることはギリギリのところで避け、
手袋で 通算3機撃墜、1機振り払って、

なんとか

登頂に成功いたしました(ww大袈裟)。

それにしても、田束山頂からの眺望は

いつ来ても素晴らしい♪

曇ってはいましたが、時折

明るい日差しが街を包んで 輝いていました。


付近では、樹の葉が、ほんの一部ですが 赤く色づき始めていましたし、

ススキがどうやら開花が間近な様子。かすかにですが、秋の気配が漂い始めています。

🚴~ 🚲~ 🚵~ 🚴~ 🚲~ 🚵~


そうそう、そう言えば、下山走行中、目の前をニホンカモシカが横切って行きました。

ブレた動画を切り出したこの画像だと「クマ」にも見えないでもありませんが、
目視では、子どもから大人になりかけの個体だったようです。

二十四節季のひとつ”処暑”を過ぎ、これから秋に向かう候。

暑さが和らいで 晴れた日には、壮大な眺望と秋の風情を楽しみに
田束山へお出かけになって 心のリフレッシュは いかがでしょう♪

 

ところで、今度のスターパーティは・・・

ペルセウス座流星群

観ました

一個だけ・・・。

こちらは、一昨年 たまたま撮れた画像。

「あっ、見えた!」と思っても、
その時カメラがその方向を向いて、
シャッターが開いていなければ捉えられません。
そもそも”神出鬼没”で、どこに現れるかわからないのが”流星”です。

”ペルセウス座流星群”を目当てに開催したこの日のスターパーティでは
残念ながら撮影できませんでした。

 


雲が広がり、

一旦は諦めていた

星空観望。

当館東館屋上”汐風の空”は、午後8時を回って
頭上の雲が薄くなり、やがていくらか雲間が広がり、

夏の大三角が姿を現しました。(こちら7日の空 13日はもう少し雲に覆われました)

流星が見えたのは、まさに、ベガ、アルタイル、デネブがつくる
大三角を見上げていた時のこと。

北側から南へと、閃光が真っすぐに線を引いて(写真はイメージです)
丁度、ベガ~アルタイルの見た目の距離ほどの長さに見えました。結構長い!

椅子に浅く腰掛けて見上げていた
何人かのお客様もご覧になれて、喜んでいらっしゃいました。

ただ、見えたのはこのひとつだけ。 ・・・・撮れようもありません。
幾つか現れてくれれば、その辺りにレンズを向けて
30秒ずつでもシャッターを開けトライ出来たのですが、トホ・・・

 

なぜか、流星群の夜って 晴れてくれない傾向があります。

この日は、朝から 青空が広がり、
夕方6時近くまでは、よく晴れていましたから、
ペルセウス座流星群の観望には、Bluebirderも期待を大きく膨らませていました。

ところが、

西から押し寄せた雲が徐々に広がり、上空に停滞・・・。

星空は望めないだろうと、5階ロビーでの「星のお話」をお楽しみ頂くことに。

星空案内人、遠藤さんが 夏の大三角について解説・・・

して頂いていたところ、屋上から「星が見え始めた」との一報。

既に午後8時を15分以上回っていましたが、
ロビーのお客様には、即 屋上へ上がって頂いた次第。
館内放送でもご案内差し上げました。

すると、屋上には一気に100名を超えるお客様が殺到!!
(続々とお越しになるお客様ご案内の為、殺到シーンが撮れませんでしたww)

星空案内人の解説のもと、さそり座など 夏の星座をご覧頂くことが出来ました。


ご案内の前に 既に屋上にいらっしゃった方々の中には、
比較的良い状況で星々をお楽しみ頂けた方も
いらっしゃったようで、そちらは幸いでした。

結局、”星のお話”にはおよそ50名。

星空観望には、120名の皆さまから
ご参加いただけました。ありがとうございます。

それでもやはり、お客さまから 流星を数えて頂けなかったのは残念なこと。

怪物メドゥーサを討伐し、アンドロメダ姫を救った、

ギリシャ神話の英雄 ペルセウスさま。
来年は、どうか数多(あまた)の流星を観たいという
お客様の願いを叶えてくださいますよう よろしくお願い申し上げます。

 

さて、次のスターパーティは・・・

スタパ 夏休み! キッズ体験


今月1日のこと・・・

こんな素敵な作品が

完成・・・

しました。 イェ~イ!!

星座の

しおりに・・・

土星の輪!!

光る星座盤♪(アクリルパネルが光ってしまってスミマセン!)

これ、お誕生日星座を選んで・・・

星座の絵に色付け・・・

星座を構成する星々の位置に、

等星に合わせた大きさに打ち抜いた蓄光ポイントを貼り付けて・・・

重ね合わせて額に収めると完成する プラネタリウム♪

夏休みの宿題のお手伝いにもなればと 観洋では初めて開かれた「キッズ体験」♪

主に小学生が対象でしたが、

親子 ご家族で参加されたみなさん

星空案内人の手ほどきのもと

子どもたちは、夢中で工作に打ち込んでいました。

しおりは、 思い思いの

アレンジで♪ おかあさんと 楽しそう~

土星の輪は、

それぞれに個性的な色使いで


制作♪

輪の中心のクリ抜きは、ご家族に手伝ってもらうなど、親子の交流の場面に♪

拝見している Bluebirderも、

いえいえ、様子をご覧になったどなたでも きっと思わず微笑んでしまうほどに

みなさん、和気あいあい、楽しい時間を過ごしていらっしゃいました。

このキッズ体験、夜は 観洋屋上”汐風の空”にて 星空観察・・・、

の予定だったのですが、残念ながら窓の外は雨。

ロビーで星空案内人の”星のお話”をお楽しみいただきました。

天文ボランティアうちゅうせんの 永井秀男さんは、

不思議なメビウスの輪 について。


NPO法人 小さな天文学者、 佐藤吉晴さんは、

晴れていれば

この日見られた月、月面Xや

星座早見盤をもとに

この時刻に見える星座について。


そして、宇宙物理学の理学博士にして 山形大学名誉教授。

NPO法人 星のソムリエ機構代表理事の 柴田晋平さんは、

参加された皆さんからの天文に関する質問に 答えてくださいました。

Q 星の名前はどうやって付けられたの?

Q 星までの距離はなぜわかるの?

Q 天の川の星の数は?

Q  地球の地軸の傾きについて
Q 星はどうやってできるのか?

などなど、かなり手ごわい質問にも、

ジョークを交えながら  楽しく、軽妙なおしゃべりで
ごく分かり易く 教えて下さいました。

特に今回は、天体や天文に興味が深~い印象の方が多く、

”熱い”雰囲気の”星のお話”会となりました。

まぁ、それだけに 本当は 観洋の星空を存分にお楽しみ頂きたかった
Bluebirderでございます。

今回ご参加の皆さまには、また次の機会に♪


”キッズ体験”と”星のお話”、合わせて140名のみなさんに参加いただきました。
ありがとうおございます。
続くキッズ体験は、5日~7日の3日間の予定。

スターパーティも同時開催です。

どうか今度は、星空観察が 叶いますように。

 

P.S.

立派に飛び回り始めていた、ロッシとロナ。

ということで、ロッシ、ロナ、巣立ちおめでとう♪

という気持ちとは裏腹に、一抹の寂しさを感じるBluebirderでございます。

4~5年後、立派な大人となって帰って来てくれることでしょう。

お客様はじめ私たちに”和み”をくれた、ロッシとロナ、カモメ親子に 感謝です。