皆さん、こんにちは。カナです。

東日本大震災から明日2022年3月11日で11年。
この11年の時間の中でも様々な場所で自然災害が起きています。
テレビで流れるニュースは「他人事」ではなく「自分事」として。
万が一、震災が起きた時避難する場所はどこなのか。
知ってる場所でも、知らない土地でも。
旅行の計画を立てる際には必ず、避難場所なども確認しておくと安心ですね。

さて、こちらのブログでも掲載を行っております、
阿部長商店創業者阿部会長宅「命のらせん階段」

2019年には「高野会館」と共に「震災伝承ネットワーク協議会」より
震災伝承施設」として選ばれました。

当時のブログはこちらです。
【震災伝承施設に…「高野会館」と「命のらせん階段」が登録されました。】

こちらも「もの言わぬ語り部」として存在しています。

「曳家工事」の様子を綴ったブログはこちら。
【命のらせん階段の曳家工事が始まります。】
②【「命のらせん階段」曳家工事が始まりました。】

震災当時から振り返ると周辺の景色も変わっているのが分かります。

□震災直後



(※写真では特別に見学を行っておりますが一般公開は未だ行われておりません)

2020年から工事が始まり曳家工事が終了したのは2021年6月。
家の周りをコンクリートで固めた為、全体を確認できるようになりました。
一般の方も見学ができるよう、整備が行われております。
4月以降の完成となるようでございますのでその際はまたブログでも
掲載致します。

「命のらせん階段」についての資料はこちらとなります。ぜひご覧くださいませ。

自然災害はどの場所でも起きます。
「津波てんでんこ」と言う言葉の意味はこちらのブログでも
お伝えしております。家族がいつも同じ場所に居るとは考えられません。
会社にいて、学校にいて、出かけていて。
安全が確保されている場所であればそれでいいのですが
それが保証されていない場合、どこに逃げるか。
家族がどこでまたみんなで集まるか。

電波塔が壊れてしまえばたちまち電話もメッセージ機能も使えません。
あの日も最初のうちはメッセージが送れました。
しかし、次々電波が繋がらなくなり、不通に。
道路だって地割れや、津波がくればめくりあがり通行は不可能となります。
電線も切れてしまえば、電気もつきません。そして水道も止まります。
「水」と「電気」が普段私達にどれだけ必要なのか。
それをあの震災で身をもって学ぶことができました。

いらなくなったペットボトルに水を貯めておけばそれは洗い水になります。
家にある懐中電灯の電池は切れていませんか?予備はありますか?
備蓄している食料などの賞味期限は切れていませんか?
車等にもいざとなった時の替えの衣類や非常食などを入れておくと安心ですね。

今一度、家族や友達、大切な方と、そして自分の命を
守るために「自分事」として考え、話し合いの場をつくるのも
震災を風化させないためだと感じています。

復興へ。無理に大きく動くことはありません。
今自分にできる事を一つずつ積み上げていきましょう。