The cherry blossoms are in full bloom !

※ All the photos were taken on April 7, 2021.

The other day I went to the Hiyoriyama Park in Ishinomaki city, one of the famous places in this area, to see the cherry blossoms.

Hiyoriyama Park

You can see the city of Ishinomaki and the former Kitakami River below, and Matsushima and Zao in the distance. 400 cherry blossoms in spring and 460 azaleas in early summer. Various stone monuments are also built in the park, including the statue of Magobei Kawamura and the statue of Basho and Sora, who made a great contribution to the establishment of the Kitakami River.

I'm glad I came on the day of full bloom !

It was a sunny, warm and beautiful day, isn't it ?? It seems that flowering was about 10 days earlier than usual this year.

The statue of Magobei Kawamura and cherry blossoms.

Taiheizakura

Taihei Hayashiya is one of the most famous rakugo storytellers in Japan. Standing in front of this young cherry tree before graduating from his University, he decided to become a rakugoka while staring at the city of Ishinomaki.

Our hotel also will welcome you at this time of year with the cherry blossoms in full bloom.

Access to the Hiyoriyama, 50 minutes drive from our hotel

Good day ! from Minhong

Book us at;

咲く桜あり

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

南三陸ホテル観洋
正面玄関前には 枝ぶりのよい大きな桜の樹があります

今 まさに満開という この9日は
時折小雪の舞う天気で
花冷えと言うにはあまりに寒~い日でしたが
華やぎを「満面」に湛え 咲き誇っていました

例年ならば 開花後
春の嵐で散らされることが多いのですが
今年は雨風が比較的穏やかで
いつもの年より長く 花を楽しめそうです
開花の時期が早かったお陰でしょうか

さて
まさにその前日 たまたま 所要があって出かけた
お隣 石巻市は 春うらら

北上川河口付近で
震災後着々と進められている復興護岸工事は
完成間近のようで
堤には こんな案内板が

新しい橋の建設現場を望む護岸から 右側に目を移すと
向こうに 日和山公園への上り口

東日本大震災の大津波の際
津波からの避難場所になった公園です

今を盛りに咲く桜に誘われ 上がってみました

花は まさに満開

ひとひら ふたひら・・・

まだ数えられるほどですが もう空に舞う花びらも

いつもの春なら 花見客で大いに賑わう公園ですが
コロナ禍では
ブルーシートの団体などあろうはずもなく
実にささやかで 静かなお花見

ご夫婦連れや お友達同士
少人数でベンチに腰掛けたり散策したり
ソーシャルディスタンスを保ちながら
思い思いに桜を愛でていました

眼下に 復興の進む街 ↓

海を背景に咲く桜の姿も ↓ また格別

大津波 そしてコロナ禍・・・
それでも Life goes on

今年も ごく当たり前のように咲く桜は
そんな私たちを 分け隔てなく笑顔にし
気持を前に向けてくれている

滞在時間 わずか15分ではありましたが
そんな風にも思えた 小さなお花見でした

PS.

こちらは冬場 いつもコクガンの居た いつもの港

4月10日 午前11時
その姿は見当たりませんでした

南三陸海ビジターセンターによれば

この7日午前9時頃には
39羽を確認しているということですから
のんびり組が まだ 残っているようです

冬鳥ではありますが 旅立ち目前の 春のコクガン探しに
南三陸へ いらっしゃいませんか?

歓声

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

子どもたちの明るい歓声

 

町の海水浴場サンオーレ袖浜に隣接する 荒島楽天パーク

気持よい晴天に誘われて 出かけてみると

親子連れやカップル 若者たちの姿

そして 公園の遊具で遊ぶ 子どもたちの歓声

元気いっぱいの子どもたちの姿と笑顔のある風景って

いいものですね

子どもたちの元気な声が

あちらこちらで聞こえることこそ

復興の大切な要件だろうし

そうなれてこその 本当の復興なのではないか

常々そんな風に思っているBluebirderにとって

嬉しい光景でした

ちょうど 遊具越しに見える白いビルが観洋です

 

一方 公園の直ぐ隣にあるのがサンオーレ袖浜

砂浜に面した道路沿いには

51体のモアイ像がずらり♪

様々な表情の木彫が 海を向いて並んでいます

なぜ南三陸町に モアイ像?

と 思われる方もいらっしゃるか思いますが

1960年チリ地震津波によって

志津川湾では 41名が犠牲になりました

その際 チリ政府からお見舞いとして贈られたのが

他でもない モアイ像だったのです

 

それ以来 当時は志津川町の今は南三陸町の

シンボル的マスコットになっています

 

そんなモアイたちが見守る砂浜に目を向ければ 

のんびりと 海辺のひと時を楽しむ人たち

春の海に 心なごむ光景です

 

ところで サンオーレ袖浜には モアイ岩があります

向かって右側の岩がそれ

天空を見上げる モアイの横顔にも見えます

 

荒島の緑がアクセントを添える 海辺

去年は コロナ禍で海水浴場は開かれませんでしたから

今年の夏は 再開できることを願うばかりの サンオーレ袖浜にて

とにかく 春の日差しがとても心地よく

子どもたちの歓声が嬉しい 穏やかな一日でした

 

サンオーレ袖浜は

志津川湾の風光明媚さを堪能できるスポットのひとつです

観洋へお越しの際にもし 是非足を延ばしてみて下さい

心癒されること 請け合いです♪

 

追伸: いつもの漁港のコクガンたち

3日には 3羽を確認できました。

しかし、語り部バスでお客様をご案内した翌4日、

お客様も双眼鏡でご覧になりましたが、確認できたのは 1羽だけ・・・

去年は大型連休前まで 呑気にしていたメンバーも

急上昇の桜前線に煽られて

この港から もう居なくなってしまいそうな勢いです。

写真でお花見?

皆さん、こんにちは!カナです(・∞・*)

桜の開花スピードが全国的にも今年はかなり早いです。
遠くに見える山も所々ピンク色になっているのを見ると
春がきたんだなぁと感じます。

当館の正面玄関からほど近い場所に生えている「末広桜」も
いい感じに咲いてきました!

SNSにアップの際はたくさんご反応を頂きありがとうございます!

それでは...題名にもある通り、春を見つけに行って来ましたッ!
単焦点レンズで桜を撮影するのは初めてだったので
ピントが色んなところにいってるのはご愛敬で...('ω')?

さて、ちょうど撮影できる位置の桜を撮影。
空の青と桜のピンクがいい感じの一枚に仕上がりました!

すると足元でガサガサと音がしたと思ったら
訪問者が...小さなトカゲでした。
あまり逃げなかったので写真を撮らせていただきました。

ふと気づくと石の隙間から何匹も同じ顔が覗いていたので、
住家が近かったのかもしれません。春になると様々な生き物が登場しますね。

他にも色んな種類の桜が咲いていて....

ミツバチが蜜を集めに飛び回っていました。
いつか花と一緒の写真を撮ってみたいです!

そうそう....つくしも生えてました。

ダンボーをモデルにパシャリ?
背丈が一緒なので可愛く撮影できましたが力が足りず...ピントが迷っています。

この花も春に咲くものですね。(花にピントがいってない....)
「ムスカリ」と言う名前ですがどこかブドウを連想させる花。

調べてみると別名「ブドウヒヤシンス(またはグレープヒヤシンス)」
名前をつけた人もやっぱり「ブドウだな....」ってなったのかと思うと面白いですね。

水仙も咲いていました!

こちらの花を見ると小学校の時に授業でやった「スイセンのラッパ」を思い出しますね。
物語の冒頭でもたしか、「今日ははじめてスイセンがラッパをふく日...」みたいな
感じだったかもしれません!小学何年生で習ったか忘れてしまったのですが
場面ごとに音読をたくさんした記憶があります。

ネモフィラも!

ネモフィラがたくさん咲いていると絨毯みたいで綺麗ですよね♪

写真だけでも春をお届けできたでしょうかっ。
もっと練習して素敵な写真が撮れるように頑張ります(`・ω・´)✨

こちらの写真撮影地は登米の「みやぎの明治村」様でしたッ?
当館からは車で40分ほどです?♪

それではまた来週お会いしましょう!

Spring has come !

" Harutsuge don " ( Collaboration with local spring vegetables )

Today, I would like to introduce Minamisanriku Kirakira Don, a specialty of Minamisanriku.

Please come to our hotel to eat the seasonal Kirakira(gliter) bowl !

Received the Jury special Award of  " Food Action Japan Award 2014 "

 

Minamisanriku Kirakira Don was born the idea of the proprietress of our hotel from the desire to liven up Minamisanriku Town in the wake of Miyagi Prefecture's first destination campaign in 2008.

After that, we called on restaurants in the town to make it easier for people who visited Minamisanriku to enjoy delicious local ingredients. Then, it became " Food to revitalize the town ", and in December 2009, each restaurant in Minamisanriku-cho began to offer " Minamisanriku Kirakira Don " that  makes the best use of the individuality of each restaurant. Furthermore, the activities were carried out throughout the year, with " Harutsuge Don " in spring, " Uni Don " in summer, " Akiuma Don " in autumn,  and " Ikura Don " in winter.

This initiative has been highly evaluated, and we have received the special jury prize of the 6th  " Food Action Nippon Award 2014 " as a project of the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries.

" Uni Don "  ( Enjoy super fresh shelled sea urchin and raw sea urchin )

" Akiuma Don " ( Excellent sashimi of saury and bonito )

" Ikura Don " ( Full of glittering salmon roe )

 

For more informations ...

We are performing a screening event of the documentary movie " Life Goes On ( Japanese title : Ichiyo-raifuku ) "  from the end of February.

It was to stage the areas affected by the Great East Japan Earthquake, including the Minami Sanriku.
【 "Life Goes On" Special Screening 】
No entrance fee  /  Outside guests also welcome
Period : till April 28th / Wed
Time : 4:30 pm  ~ 6:00 pm
Place : Club Ryugu ( 5th Floor )
*Japanese language only but may feel something to see the scenerary

Good day ! from Minhong

Book us at;

のんびり春を感じませんか。

皆さん、こんにちは!カナです(・∞・*)

3月最後の日曜日!
南三陸で咲いている花の蕾もだんだんとふくらんできました。
咲き誇るのはもう少し先ですね?
正面玄関前の桜が咲いたらまた、こちらでも紹介しますね!

さて、5月17日(月)からスタートする新朝ドラ「モネ
気仙沼市で生まれ育ったヒロインの永浦百音さんを中心に物語が進んでいきます。
作品の中では当館から近い「登米」も登場します♪

実は...以前に友達と登米のほうへ向かった際、ちょうど撮影中のところに遭遇!
作品に登場するわんちゃんが裏方でスタッフさんとスタンバイをしていて
可愛かったです..一体どんな場面で登場するのか楽しみですね♪
エキストラの方々・スタッフの皆様が手掛けている一部始終を見て
作品はこうやって完成していくんだなと感じました。放送が楽しみです!

さて、登米でも私が好きで落ち着ける場所があります!
みやぎの明治村」様の....

「春蘭亭」と言う場所です!(過去撮影写真)

茅葺屋根の武家屋敷で、以前にも何度か紹介をしていますが、中には囲炉裏があり冬場は温かい炎がついてます。

香りと木が燃えるパチパチと言う音がどこか懐かしさを覚えるような風景です。

カフェになっているので、
ここの名前の由来である「春蘭」を使用した
「春蘭茶」をはじめとし、抹茶やコーヒーもいただけます!

抹茶と和菓子のセットは500円

和菓子も様々な種類があるので、注文後のお楽しみ。

国道からは少し離れた場所にあるので、ゆったりと過ごせます。
また、店の中は先にも説明した通りカフェになっていますので、
ご利用の際はソーシャルディスタンスをお守りください!

また、施設利用の受付ができるとよま観光物産センター「遠山之里」様では
地元の名産品ほか、野菜・アイスクリーム・パンなども購入できます。
中には「蔵・ら~」と言う食事処もあり、
登米のB級グルメでおなじみの「油麩丼」もお召し上がりいただけます。
私も油麩丼は大好物なのですが、同時に推したいのが「とりめし」です。
鶏もも肉とタレ、そして焼きのりの相性がとにかく美味しい....?
ぜひぜひ、向かった際にはお試しくださいませ!
※営業時間等が変更になっている場合がございます。
 予め、ご確認頂きましてご利用くださいませ!

パンフレットは当館5階 パンフレットフォルダーにて配布中!
その他、向かい方などはお気軽にお問い合わせくださいませ。

不安なニュースが日々、流れています。
感染症対策、そして防災対策、確実な情報を得ることが何より大切です。
今は遠くに行くことが難しいため、お家でも好きな飲み物を飲んで
自分の時間をつくって、いつかまた行きたい場所に行けるように。
今のうちに旅行の計画を練っておきませんか!

パンフレット請求は当館お問い合わせメール、又はお気軽にお電話くださいませ。その際に「周辺観光パンフレット」同封依頼もよろしくお願いいたします。

それではまた4月にお会いしましょう!
今年度もたくさんブログをご覧いただきましてありがとうございました!

まだ いますか?

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

最近、「まだ いますか?」

これからご宿泊になるお客様や お泊りのお客様から

そうしたお問い合わせを いただいています。

 

ええ、おります。

 

一体 何のお話かといいますと 「コクガン」のこと、なのです。

徐々に気温も上がり 3月も下旬ともなれば、

きっと、志津川湾で越冬していたコクガンも

既に北に向かっていなくなっているかも知れないと

思っていらっしゃってのことでしょう。

 

確かに、既に北帰行が始まっている時期ですから

湾内で確認できる数は、少なくなってきてはいます。

それでも、南三陸海ビジターセンターによれば

まだ ピーク時の3分の1くらいはいるそうです。

ちなみに、この冬のピークは 400羽以上でした。

いつもの港で、20日午前11時前に確認出来たのは

7羽程度と 実に寂しい限り。上の写真には、オオバンも混じっています。

センターによれば

どうやら いつも午前10時頃になると、

いくつかの群れが この場から飛び立ち

他のエリアへ向かってしまうのだとか。

 

ということは 朝の比較的早い時間帯であれば

まだ もう少しまとまった数のコクガンたちの姿が

観られそうです。
もっとも 一番ののんびり屋さんは、大型連休前までいますから

是非 観に来てください。

よろしければ、Bluebirderがご案内いたします。

コロナ禍でなかなか観に来れなかったという方も

どうか ご安心下さい。


こちら志津川湾では、まだ今しばらくの間

コクガンのシャッターチャンスは 続きそうです。

低気圧&冬鳥その7

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

それにしても、凄まじい低気圧でした。

この13日に三陸沿岸を発達しながら北上した

低気圧の猛威たるや!

南三陸町内にも 激しい雨と風をもたらしました。

それはもう まるで台風並み。

 

そのせいで、震災遺構の高野会館の周囲はすっかり水浸しに。

14日の10時15分便の語り部バスは、

お客様を会館内にご案内出来なくなってしまい

申し訳ござませんでした。

 

そんな語り部バスのご案内の途中、

黒崎海岸では波乗りを楽しむサーファーの姿を久しぶりに目にしました。

語り部バスのご案内の最中でしたから、撮影は出来ませんでしたが、

こちらは、以前ご紹介したシーン。

お客様にも、普段は穏やかな志津川湾にも

実は 隠れたサーフポイント

「黒崎スポット」があることもご紹介出来ました。

かっこいいですよねぇ。

しばらく眺めていたくなってしまいます。

 

さて、13日には、徐々に強くなる雨脚の中

いつもの漁港のコクガンは 一体どうしているものかと

様子を観に行ってきました。

まだ、居ます。

この小さな港が また 彼らにとって 心地よい居場所のようで、

外海が荒れていても、

このように

突堤の内側では、穏やかな水面で過ごすことが出来ます。

 

だんだん強くなる雨になど めげる様子も無く、

自慢の羽で きれいに弾いた雨粒を背中に載せ

アマモを求めて 泳ぎ回っていました。

相も変わらず、元気いっぱいです。

既に 北帰行が始まったとはいえ、

南三陸海のビジターセンターによれば、

まだ近辺で90羽ほどが確認できているとのこと。

 

14日朝には、お泊り頂いたお客様から、

「まだコクガンは居るの」というお問い合わせを頂きましたが

大丈夫です。まだ 居ます。

た~だ、今回ご紹介している写真は、どれもブレブレ・・・。

雨雲の下、シャッタースピードが稼げないもので、この始末。

ご容赦くださいませ。

~~~~~~~

おまけ です。

「冬鳥その7」ということになりますが、

14日の午後3時半ごろ、休憩を終えて観洋に戻る途中

歩道から ぱっ!と飛び立つ 黄色い小鳥!!!

 

すわ! キビタキ?!!!

と、思いました。

が、まだ 夏鳥がやって来るには早すぎる。

なぜかまた、小生の進行方向に帰って来て、

しきりに植物の種子か何かをついばんている様子・・・

とっさに スマホのカメラを2倍ズームにして、撮ってみたものの

 

ご覧のように・・・光量も足りずブレブレで 

残念至極な ぼんやり写真に。 この「子」も 困り顔・・・。

 

図鑑で確認したところ、

その正体は 越冬中の マヒワの♂ でした。

どうやら「繁殖期以外は 群れで生活する」らしいのですが

彼は なぜか"単独"。

 

冷たい雨にすっかり濡れながら、

北へ旅立つ準備でしょうか、

一生懸命 餌をついばんで

ちっちゃな体に エネルギーを充電しているようでした。

 

 

10年間応援への感謝。

 

売店のフジタです。⚾

2021年3月11日で東日本大震災から10年になります。

(「海の見える命の森」から志津川湾を望む)

みなさまからの、この10年間のご支援、応援に感謝いたします。

 

【南三陸復興ストア】では、

『震災から10年 応援ありがとうセット』

感謝の気持ちを込めて「送料無料」で販売しております、こちらのセットですが

たくさんの応援をいただいております。ありがとうございます。

普段現地でしか味わうことが難しい現在、新鮮な三陸の味をこの機会にお召し上がりくださいませ。

 

追記:

東日本大震災から10年。

みなさまおひとりおひとりにとって、この10年はどんな10年でしたか?

私はこの10年、色々なことがありました。

2011年8月、初めて南三陸町を訪れた時の光景は、今も脳裏に焼き付いています。

そのときから今もずっと、心の中で引っかかっているのは、

「自分は‟当事者”ではない、、、」

ということです。

2011.3.11

あの日、この町で自分自身が経験しなかったこと、継続して携わってこれなかったことが引っかかり、

「自分が震災のことを口にしていいのだろうか?今ここにいて、少しでも何か役割を担い、少しでも何かの、誰かのお役に立てているのだろうか?」

と罪悪感にも似た気持ちを抱えているというのが正直なところです。

お客様に震災のときのことを尋ねられても、主語が「私」でご説明ができていない自分。

こんなことで、ホテル観洋のスタッフが務まるのだろうか?

そんな思いを抱えたまま迎えた、2月28日の

『東北被災地語り部フォーラム2011』

そこでの「これからの若い世代がいかに語り継いでいくか」という話題で、

「知らないから語ってはいけないことはない」

というお話をお聞きして、少し気持ちが楽になった気がしました。

「語り継ぐ」というのは、

「語り=経験者」+「継ぐ=聞いた体験と自分の思い」

であるとのことでした。

「それならば自分自身にも担える役割があるはずだ」

と思えるようになれました。

この10年目を「節目」とよく言われていますが、それはあくまでも時間軸的なものであって、私が多くの方々からこの地でお話をお聞きしたことから、私個人が推測することは、あの日、大切な人、大切なものを失われた方々にとっては「節目」として区切りをつけるのは難しいことなのではないかということです。

ここでたくさんの方々が体験された恐怖やご苦労、苦しみは私には計り知れないものかと思います。私が軽々しく語れるものではないでしょう。

しかし、

「二度と同じことが起こらないように、語り継ぎたい」

というお声が、直接経験された方々から聴こえる以上、ご経験されたことや想いを教えていただき、それを自分事として語り継いでいくことが、まず一つ、私にできることなのではないかと考えております。

私はここ、南三陸町で、「いちホテルマン」としてだけでなく、「被災地のホテルマン」として、学び、自分にできることを続けていきたいと思います。

長くなってしまいましたが、最後までお読みくださり、誠にありがとうございます。

明日3月11日、午後2時46分、犠牲になられた方々を思い、そして、今後の災害への備えにも意識を傾けていただければ幸いでございます。

それでは、この辺にて。

北帰行を始めた コクガンたち

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

三寒四温を繰り返して 春になるのですが、

寒暖の差が大きいので

体調管理にも気を配らなくてはならない今日この頃、

いかがお過ごしでしょう。

 

既に、一部の集団は 北帰行を始めた コクガンたち。

ただ、いつもの漁港のコクガンたちは

同じ群れと思しき一群が まだ滞在している模様です。

それにしても 冬の一番寒い時期を振り返ってみても、

これほどまでに活気に満ち溢れた野鳥は

コクガンを置いて他にないくらいに元気。

 

日中は とにかくほとんどジッとしていない。

スイスイと泳ぎ回って 大好物のアマモを探し当てては

常に食べ続けています。

岸に上がって休んでいる個体も わずか。

あの元気は、一体どこから湧き出してくるのでしょう?

それだけ 好物のアマモは 栄養価が高く、

コクガンを元気にしてくれているのかも知れません。

そんな快活な様子を見ていると

とても地球上に9000羽も居ない絶滅危惧種とは 思えません。

ただ、現実的にその数が少なくなってきているのは

アマモが豊富な藻場が

徐々に失われてきている ということも考えられます。

天然記念物にして絶滅危惧種。

彼らを育む 南三陸町の志津川湾は

国内では初めて「豊かな藻場」として

3年前にラムサール条約に登録されましたが、

震災復興事業による防潮堤や川の護岸などのコンクリートによって

海のph濃度が変わり

近年の鮭の回帰数が激減して不漁になっているばかりか、

藻場が痩せてきている という話まで聞こえてきました。

今後、ウニの生育にまで影響しないか 心配です。

「ラムサール条約登録」の名目だけでなく、

いえ「登録湿地」だからこそ、

現状まだ豊かに見える志津川湾の自然は

私たちが積極的に維持し管理していかなければなりません。

コクガンたちのためにも、私たちの豊かな生活の為にも、

手遅れになる前に。