再びの ご来館

一週間ぶりのご無沙汰です
Bluebirder*Sです

以前 7月のブログでも紹介させていただきました
歌人 皆川二郎 様の 短歌

先日 またお泊り頂いた際に
二首の色紙を お贈りいただきました

ありがとうございます

観洋でのことを詠んでいただいた短歌ですが
どちらも抒情的で その情景が容易に思い浮かびます

観洋をご存知の方なら こちらの二首で
きっと ご宿泊いただいた日の情景を
思い起こして頂けるのではないでしょうか

何より 皆川様にも観洋のファンになって頂けた印象が
とにかく 嬉しい限りです

皆川様とは 岩場で営巣するカモメのニュースをご覧になって
観洋にお越しになられたのがご縁でした

こちらが 7月にお越しになられた際の 皆川様ご夫妻です
カモメの観察コーナーを背景に・・・

皆川様は 歌人 斎藤茂吉の流れをくむ
東北アララギ会「群山」の代表

この度 二枚の色紙と共に
二冊の歌集も ご寄贈いただきました

“一滴のうた”は 去年5月に発行された歌集
“源流地帯”は 平成25年6月に著されたものです

素敵な歌集は
家族のこと 友のこと
その時々の出来事 季節や旅の風景
風物などが優しい視線でとらえられ
そのまま脳内空間に呼び起こされる情景が
やわらかに 短歌の世界に誘います

重ねて ありがとうございます

早速 観洋の”キラキラ図書コーナー”に置かせていただきますので
皆さまも どうぞ ご一読ください

 

さてさて コクガン通信です

いつもの港のコクガンたち
家族単位で群れをつくって
元気に水面を泳ぎまわりながら アマモを漁っています

こちらは この26日の様子

一組のツガイが 岸辺近くで姿を見せてくれていました
先を泳ぐのが♀ 後ろが♂のようです

仲睦まじい雰囲気♪
こちらのツガイに限らず
大体においてコクガン”夫婦”は 仲がよろしいようです

一方こちらは

南三陸海のビジターセンターからほど近い岩礁近くの様子
やはり 家族単位で群れを成して
アマモを探しては 口にしている様子です

ビジターセンターによれば
この23日現在で57羽を確認していますが

いよいよ寒さが増す今日この頃
おそらく コクガンたちの数も
その寒さと共に
加速度的にその数を増やしていくことでしょう

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冬鳥 その3

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

節分、立春が過ぎ

気温も10度以上になったりしてましたが

寒さはこれからが本番の 如月2月。

寒さが緩んだ先週の土曜日、いつもの港に出かけてみると

???!  少ない!  越冬中のコクガンが「まばら」なのです。

まさか、もう北へ向かってしまったのでは?

とも思えてしまう光景に 少し驚かされました。

しばらく様子を窺っていると・・・、ああ  なるほどぉ、

仙台ナンバーの車が何台か出入りして

数名が港を視察、あるいは査察していました。

いつもと違う雰囲気を感じ取ってか

岸壁辺りには寄り付かずに 水上に居たようで、

いくつかの群れは 一時的にこの場から離れていたようです。

しかし、Bluebirderの心配などよそに

当のコクガンたちは 元気いっぱい!

オオバンの採ったアマモを 横取りして食べています。

もの凄い勢いで迫った瞬間です。

勢いの余り コクガンの首の周りに「水の襟巻」が出来ています。

す、凄・・・・・    普段は澄まして

優雅な雰囲気を漂わせているのに( ^ω^)・・・

そうそう、5日には 志津川湾内の全数調査が行われ

年末の調査同様 400羽ほどが確認されています。

 

そんな コクガンたちの居るこの小さな港には、

ほかにこうした冬鳥も飛来しています。

曇り空の ロングショットで

ぼんやりした被写体になってしまっていますが、

ここは 雰囲気でご覧いただくということでご容赦を。

カンムリカイツブリ です。

全長56㎝ほど。

首が長く、水面に軽~く浮いている水鳥。

夏羽は、頭部に赤褐色や黒色の飾り羽が出ますが、

今は冬羽で 顔から首は白く、目の下に黒い線があります。

くちばしは桃色。頭上には黒色の冠羽があります。

 

脚は体の後方に付いていて 脚だけで潜水が可能。

小魚を主食にして、甲殻類も食べちゃいます。

カイツブリ類の中では最も大型で、

潜水時間は カイツブリが30秒なのに対し、

何と50秒ほど潜ることができます。ですから「狩り」も余裕です。

現在は 絶滅が心配されるほどの種ではありませんが、

ひところ 乱獲で激減した時代もあったようです。

「群性が強い」と 図鑑には記されていますが、

こちらの個体は群れずに「単独」。

冬の海 ポツリと置かれた水鳥が一羽・・・

心なしか 寂しげでなりません。

 

が、どうも強気な「お顔」から察するに

「そんなことはないよ!」と

お”カンムリ”のようにも見える”カイツブリ”なのであります。

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一週間後 別の珍鳥との出会い

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

あの黒いシックな衣装の一団は、

そこには もうすっかり居なくなっていました。

 

志津川湾の小さな港。

先週アップした写真を撮って一週間後の13日、

暖冬の中、ここに居たコクガンたちは、

伊豆沼のマガンや白鳥と同様、

例年より早い北帰行になったようです。

小さな港には、係留された漁船が数艘。

水面には オオバンやクロガモが何羽か 居るだけ。

寂しいものです。

 

そんなセンチな気分で 入り江の奥に入っていくと・・・・・

?????!居たではありませんか! コクガンが!!!

ただ一羽、生態調査用の標識と発信機を付けて

ぽつんと取り残されていました。

首のネックレス模様の 明瞭度と幅からすると、

比較的若い♀かも知れません。 (勝手な考察ですが 笑)

この港を訪れる度、標識を付けた個体は確認していましたが、

その頃から 動きがおっとりしていて、

快活さも余り感じられず 大丈夫なのかと心配していたのですが、

まさか 取り残されてしまうとは・・・。

緩慢な動きを観ていると、何となく弱っているようでもあり

背中の小さな発信機でさえ重そうに見えます。

渡り鳥たちは、群れで北へ向かうのだと思われますが、

果たして 単独の渡りは 有りや 無しや???

 

仮に渡らないのであれば、

一年を通して 志津川湾で過ごすことが出来るのかどうか。

そんな心配をよそに、彼女(?)は ヒドリガモと寄り添ってみたりしながら

ゆ~ったり、あくまでもゆ~ったりと 入り江の時間を過ごしています。

 

次の日、

観光船第三はまゆりから「志津川港付近に コクガン居り!」との情報が。

早速駆けつけてみたところ、居ました いました!

八羽だけですが、盛んにアマモを食べていました。

時々オオバンから横取りしながら。

そんな姿と様子を見て、まだ居てくれたことに

少しホッとしたりもしたのですが、

この辺りに居るということはもう北へ向かってしまうわけですから

一冬 追いかけてきた身としては、

やはり 寂しさは拭えません。

発信機を付けた「彼女(?)」も

ひょっとしたら八羽の中に居たのかも知れませんから、

それならば、このメンバーと一緒に 元気に旅立ってほしいものです。

 

ところで、そんな海辺の公園で、ひとつ幸運な出来事がありました。

珍しい野鳥と 初めて出会えたのです。

はい、シジュウカラガンです。

ただ一羽、渡りの群れから たまたまはぐれてしまったのでしょうか。

芝にクチバシを差し込んで 何か食べている様子でした。

シジュウカラガンといえば、マガンの群れとともにごく少数が伊豆沼に

飛来していることでも知られていますが、内陸の沼周辺で見かけこそすれ、

まさか海辺で、それも志津川湾で出会うとは 思いもかけませんでした。

 

公園では、珍鳥とも知らぬ子どもたちに「わぁ~!」と追い立てられては

舞い戻って来るということを繰り返していたシジュウカラガンでしたが、

こんなシーンも・・・。

未知との遭遇?    それとも ご挨拶?

どこか 笑っちゃいそうな場面ですね。

とかにく、生態調査用の発信機を付け一羽取り残されていたコクガン同様、

 

無事に 北へ渡れることを祈るばかりです。

 

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先週

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

丁度 一週間前、南三陸ホテル観洋では

全国被災地語り部シンポジウムが開かれました。

その朝、

シンポジウムのMC担当でしたから、朝食を早めに取って準備をと

いつもより早く男子寮を出た 出勤の道すがら・・・

い、いました、「彼」が!!!   7時40分過ぎのことです。

 

Breakfastの お邪魔をしてしまったようですが、

いつものように逃げもせず、ジ~っと こちらを見つめていました。

警戒心が弱く、好奇心が旺盛なので

「森の哲学者」と呼ばれているカモシカならではの「行動」です。

ヒゲを蓄えたようにも見える「お顔」も 哲学者っぽいかも・・・

 

さて、目下 志津川湾で越冬中のコクガン。

ご希望のお客様には、日曜の午前中「観察ツアー」にご案内していますが、

Bluebirderの場合、

震災の記憶を風化させないための「語り部バス」ガイド担当の際、

ワゴン車で移動できる場合、コクガンを「観に」お連れしています。

 

この日は、観洋には初めてのお泊りで語り部バスも初めてというお客様

お2人をご案内。

コクガンを間近に「かわいい、かわいい」と 大喜びで

スマホ撮影していらっしゃいました。

他じゃぁ こんな好条件で観察できる場所は なかなかありませんから。

よかった よかった♪

 

そして、29日 この日は、お客様を

観光船「第三はまゆり」による 志津川湾クルーズにご案内。

前回同様、ウミネコたちが それはもうもの凄い勢いで

大挙 押し寄せて来ました。

そんな勢いに気圧されて 最初は 怖がっていた未就学の男の子でしたが、

「おばあちゃん」から手を添えてもらって「餌付け」。

ウミネコが 上手に食べてくれることがわかってからは、

興奮した様子で 餌をやっていました。

クルーズの途中、前回と大体同じ場所で、

コクガンのツガイを何組か確認することが出来ました。

去年10月の末から 志津川湾に入り始めた コクガンたち。

この日は、海水浴場サンオーレ袖浜に併設された広場に面した海にも

「小隊」が群らがって居るのが 遠巻きに見えました。

「ここに集結し始めると、もう間もなく 北帰行の時期だね」とは、

観光船船長の 言葉。

例年、3月一杯は 湾にとどまるコクガンたち。

暖冬の今季は その北帰行が早まるのか、否か・・・。

いずれにしても、彼らが繁殖のため北へと向かう

「別れ」の時期が 迫っています。

 

 

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白い首輪は成鳥の証

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

東日本大震災からの復興復旧の工事が進み

次々と防潮堤、河川の護岸、新しい道路が次々と完成する

南三陸町の湾岸にあって、

この冬も、果たして前の冬と同様に

越冬に来てくれるのだろうかと

正直いかばかりか不安がありました。

ただ、それも取り越し苦労だったようで、

元気な姿を見せてくれたコクガンたち。

カモ目カモ科コクガン属に分類される彼らは、

シベリア東部で繁殖し、朝鮮半島南部、日本、主に東北地方以北、

渤海沿岸部へ南下し 越冬します。

繁殖期のほかは、群れで生活する習性があります。

 

全長は55-66cm、翼を開くと115-125cmですから、

大きさは 大体カルガモくらい。

 

尾羽は短か目で、頭部から頸部、胸部の羽衣は黒。

頸部に白い首輪状の斑紋が入り、斑紋内に黒い斑紋がありますが、

これがちょうど「網目」になって、

おしゃれなアクセサリーをしているように見えます。

幼鳥は頸部の白色斑がないか不明瞭ですから、

くっきりしているのは立派な成鳥の証ということにもなります。

とにかく、全体的に羽衣が黒いことが

和名「コクガン」の由来になっています。

 

 

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