一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

先週 火曜日のこと、観洋サブ玄関前の光景です。

色鮮やかな絨毯が 敷かれていました。

オレンジ色が きれいです♪誰かの落書きと、車のタイヤの跡が惜しい!

 

サブ玄関脇のキンモクセイ。

この樹から一斉に散った花びらが オレンジ色の絨毯に。

こうして見ると

まるで「濃い緑色のモンスター」が足下をオレンジ色に染めて

「自ら」存在を誇示しているようにも見えてきます。

 

ところで、キンモクセイには いくつかの花言葉があります。

そのひとつが、『気高い人』。

季節の変わり目に降る秋雨の中で、

潔くすべての花を散らす・・・

それが、この花言葉の由来なのだとか。まさにこのオレンジ色の絨毯は

その「潔さ」、「気高さ」ということ。道理で美しく目に映るわけです。

 

花の盛り、殊に晴天の下では 惜しげもなく

甘い香りをふんだんに振り撒いていたキンモクセイですが

雨の日も重なったせいか 香る期間がとにかく短かかった気がします。

それもそのはず、花の時期は 長くて1週間ほど。

香りを放てるのは その間だけですから、なんとも 儚い。

雨に打たれれば もっと儚く。

 

また、甘く印象的な強い香りに由来する花言葉が

『陶酔』と『初恋』。

 

印象的な強い香りとは裏腹に

花々は直径1cmにも満たないのがキンモクセイ。

そんなつつましさに由来して『謙虚・謙遜』、

公然と香り 存在をごまかさないことから『真実』という花言葉も。

 

秋の風物詩 キンモクセイの花言葉は

気高い人、陶酔、初恋、謙虚・謙遜、そして真実。

人を酔わす強烈な魅力を持ちながら、真実を重んじ気高く謙虚、

って、「人物」なら 誰を思い浮かべます?

 

Bluebirderは、往年の名女優オードリー・ヘプバーンを連想します。

アカデミー主演女優賞の「ローマの休日」をはじめ

数々の映画がヒット。

結婚後は数々の出演依頼を断って子育てに専念。

復帰後 60歳の映画を最後に女優を引退した後は

ユニセフ親善大使として

飢えや病気に苦しむ多くの子供達を支援するなど

慈善活動へ。

支援活動を優先していたところ、

健康を害し手術も叶わない状態に。

最期は故郷で愛する夫と息子に看取られながら

63歳で閉じた人生は、あまりに短く

束の間のキンモクセイの花にも似て、はかなく感じられます。

けれど、その人生は充実していました。この花の香りのように。

 

オードリーの愛した有名な詩です。

魅力的な唇のためには、優しい言葉を紡ぐこと
愛らしい瞳のためには、人々の素晴らしさを見つけること
スリムな体のためには、飢えた人々と食べ物を分かち合うこと
豊かな髪のためには、一日に一度、子供の指で梳いてもらうこと
美しい身のこなしのためには、決して一人で歩むことがないと知ること

女性の美しさは、顔のほくろなどに影響されるものではなく、
その本当の美しさは その人の精神に反映されるものなのです。
それは心のこもった思いやりの気持ちであり、時として見せる情熱であり、
その美しさは、年を追うごとに磨かれていくものなのです。

 

この16日には 北海道で初霜・初氷がありました。

朝夕にわかに「寒く」感じられるようになった今日このごろ。

オードリーの愛した詩をしみじみ読んで、心温まることにいたします。

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追伸 :

今回のブログ更新日になった 10/19、

観光船から

今季初めて コクガン2羽を確認しました。

荒島の手前、矢印の所。

観光船とすれ違い、着水した地点がここ。

遠すぎて 2つの点にしか見えませんが、

確かにコクガンでした。

スマホ撮影なもので 悪しからず。

 

とにもかくにも 南三陸に

コクガンの季節の到来です。