息をのむほどの・・・

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

急に気温が下がったあとは なかなか温かくもならないようで
そのせいか 地元蔵王では既に紅葉がピークとのこと・・・
今週 週中は 更に気温が下がって
寒く感じられる日がありそうだとの予報で いよいよ秋深まります

秋 と言えば ”天高く馬肥ゆる秋”の
“天高く”に象徴されるように
いよいよ空が澄んで 過ごしやすく素晴らしい季節

いくらか肌寒さの方が先行してしまいましたが
晴れた空は 深く青く 蒼い! 気分も軽やか♪

そんな秋空は マジックアワーともなると
時として 息をのむような”アート作品”を描き出してくれます

11月10日 午後5時過ぎ 南三陸町のお隣 石巻市の夕景です

秋を象徴する ”うろこ雲”の波を大胆に強調したような雲の束に
地平線に沈んだ陽光が当たり 強烈な茜色に染め上げました

更に 空の青と雲の影が コントラストを際立たせ
茜色を一層鮮やかに  浮かび上がらせています

思わず スマホカメラを向けた時には
既に ガソリンスタンドの従業員の方々がその場に佇んで眺めていましたし
ドライバーのみなさんの視線も この空に向けられていました

それにしても なんとも美しい夕景です

眺めていると 心洗われ 力が湧いてくる
そんな気がした マジックアワーでした

一方こちらは 当館 南三陸ホテル観洋に面した
志津川湾の夜明け  15日朝の様子です

光線が旭日旗の陽のように 幾本も延びています

湾内には 漁船   定置網の収獲でしょうか

椿島と神割崎の間を昇る朝日を

しばらく眺めていると

野鳥が群れを成して 日の出を横切って行きました   秋の渡りのようです
(光の道の上に”群れ”のシルエット
ひとつ上の画像と比べると 右へと低空飛行しているのがわかります)

朗らかにパワーを放つ陽の光は 辺り一面  を実る稲穂にも似た黄金色に染め
私たちが恩恵を受ける かけがえの無い 志津川湾の恵み
その豊かさを 誇らしげに象徴しているかのようです

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生物の多様性は命の輝き

この野鳥 何でしょう?

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

かれこれ かなり撮りだめた写真を整理していて
何か判別できない”鳥くん”が”居た”ので 図鑑を開いてみました

姿からして ホオジロ科の野鳥・・・

お腹が白いから シロハラホオジロ?

いやいや 喉の部分が黒くないから違う・・・

一羽ずつ見比べていくと
“オスの夏羽は頭が黒くて頬が黒い”という ”カシラダカ”

頭に冠羽が立っていない状態の
“カシラダカ”ではないかと思われます

ちなみに 冠羽というのは 頭頂の逆立った短い羽根のこと

こちらは カシラダカと同じホオジロ科の”ミヤマホオジロ”
“冠羽”がかわいく立ってますネww

こうしたスズメくらいの大きさの野鳥って
巷にけっこう 当たり前に居て
数は多いという印象がありましたから
まさか?とは 思ったのですが
なんとこの“カシラダカ”
絶滅危惧されている”と知り 驚きました

千葉県にある 山科鳥類研究所によれば
“カシラダカ”は 昔から日本の標識調査で最も普通の存在

1980年には全国の調査捕獲総数 約67,000羽のうち
カシラダカが一番多く 約19,000羽を数え
総数の28%を占めていましたが
2015年には捕獲総数12万羽余りの内 その数は約5,000羽で
全体の4% 35年前の実数の27%に減り
総数に占める割合は1/7以下に激減

おなじホオジロ科のアオジは7,700から26,000羽へ
オオジュリンでは3,200から12,000羽に
それぞれ増えているのに
カシラダカ”だけが 大きく減少しています

海外の調査結果と擦り合わせると
北欧と東アジア 双方の
カシラダカの個体数は
この30年間で75~87%減少していました

この内容は2016年に論文で発表され
カシラダカは IUCN国際自然保護連合のレッドリスト
絶滅危惧Ⅱ類(VU)にランクアップされていたのです


えっ?!と 意外だったのは 志津川湾で越冬中の
コクガンと同じ絶滅危惧ランクになっていたことです

原因は▲繁殖適地の減少 ▲気候変動による環境変化
▲越冬地での生息環境の減少 や▲農薬使用の影響 など

もう一つの重大な要因は人間による「捕獲圧(ほかくあつ)」

長い期間 渡ってきたところを人間が食料として
大量に捕獲し続けてきたことが
減少の大きな要因と考えられています

“生物多様性”は 命の土台

多くの生命は他のたくさんの生物と直接かかわり
初めて生きていくことができているので
生物多様性は“地球環境そのもの”とも言えます

からの恵み 清浄  安定した気候
全てが「生物多様性」の恩恵としてもたらされ
その恩恵に浴しているのが私たち人間

木材や紙 魚や貝などの水産物は
その多くが 地球の生物多様性により生み出されていて
これらを利用しなければ 私たちは生きていけません

こちらは 観洋からの眺め 豊かな自然景観と相まって虹がきれい♪

実に210種類以上の海藻・海草が海底に茂り
550種類以上の動物が棲息する この志津川湾
まさに”生物多様性”を体現する壮大な藻場(もば)

ラムサール条約にも登録されたこの湾から
私たちは 間違いなく余りある恩恵を受けています

生物多様性の保全に加え
さまざまな自然資源の「持続可能な利用」を明記した国際条約
『生物多様性条約』が作られた時
その前文原案には こんな文章がありました

「人類が他の生物と共に地球を分かち合っていることを認め
それらの生物が
人類に対する利益とは関係なく存在していることを受け入れる」

奇しくも”カシラダカ”を調べることから辿り着いた
この言葉に
しみじみと感じ入ってしまった Bluebirderでございます

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コクガンが観たい

「コクガンが観たい」

22日は
そう言ってご来館になられたお客様が
2組いらっしゃいました

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

1組目が 宇都宮市からお越しの S様

高校時代から 昆虫や蝶の写真を撮り始め
野鳥に目を向け始めたのが ついこの2~3年前とのこと

お泊りになる 前の日に
「是非 コクガンが観たいので
居場所を教えて下さい」との電話

なんと 午前中には南三陸町に入って観察したい
というのですから
その熱の入れようには感嘆

10時にはお越しになるということでしたので
場所を記した地図をフロントに預けて
お待ちしていましたが
何と 午前9時には 既に町に入られ
海のビジターセンターを経て
Bluebirderも通う
“いつもの漁港”で撮影してから 来館されました

地図をお渡しして
数多くが越冬している漁港をお知らせしたところ
早速現地に向かわれ 
「満足のいく写真が撮れた」

ほくほくと 喜んでいらっしゃいました

宇都宮のS様 ↑ も 奥さまとご一緒のご旅行でしたが
こちら ↓ は 東京杉並区S様

大の野鳥ファンで 都心よりも 森や山
自然の中で過ごすことが多いというカップルです

17日に やはり「コクガンが観たい」
電話を頂き お約束していましたので
仙台からの送迎バスで午後3時半に到着された後
車でご案内しました

気仙沼 大島で
遠巻きに観たことはあったけれども

こんなに近くで
観察できるなんて!

と 感激しきりでした

喜んで頂けて 何よりです

当のコクガンも  羽ばたいて喜んでおりますww

この冬は 前年度を上回る
475羽が確認されていますが
今後 この志津川湾が
貴重な水鳥
コクガンの一大越冬地として より広く認識され
掛けがえの無い自然の大切さも学べる
環境学習の場に
なってくれると いいですね♪

コクガンが観たい とおっしゃるならば
Bluebirderが喜んでご案内致します

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この冬は どこか様子が

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

12月11日午後 ”いつもの小さな港”・・・
漁船が係留されている港内は
“お目当て”の姿は無く なぜか オオバンばかり・・・

どうしたのかなぁ と暫く眺めていると
6羽のコクガンが飛来

まず 2羽が着水・・・ ややあって また2羽が

そして 更に2羽が着水してくれました

ただ ”いつもの港”にいる数自体が
去年に比べると 少なく
前の冬とは どこか様子が違います

南三陸海のビジターセンタースタッフのお話でも
この冬は ”いつもの港”に
あまり定着していない様子なのだとか

この9日には センターで172羽を確認している
コクガンたちは 1か所に集中しないで
どちらかと言うと
湾内のあちらこちらに 分散して過ごしているようなのです

なぜ? どうして?

そもそも 東アジアを中心に棲息数は9000羽以下
ひょっとしたら8000羽を切っているのではないかとも言われる
絶滅危惧種

絶対数が少なかったこともあり
これまで あまり研究が進んでいませんでしたから
実は 謎の多い水鳥なのです

そこで!
そんなコクガンの生態の謎に迫る
自然史講座が南三陸町で開かれます

テーマは”志津川湾のコクガンの暮らしと渡り・・・”

12月22日水曜日午後7時から
戸倉公民館2階にある 南三陸町自然環境活用センター
通称 ネイチャーセンターにて

講師は 公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の
嶋田 哲郎(てつお)さん

入場は無料で ライブ配信もあります

志津川湾が
ラムサール条約に登録される決め手となった
コクガンのこと・・・興味をお持ちの方は
ぜひ ご参加ください

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コクガン飛来!?

コクガンが飛来!

と言っても 南三陸町の志津川湾に ではありません
気仙沼市でのこと

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

お隣 気仙沼市の沿岸で
この18日に13羽の群れが確認されたという一報が
地元 三陸新報の20日の記事に載りました


こちらは 2年前の町内戸倉辺り↑

北極圏で繁殖し 主に東北から北の沿岸部に飛来し越冬しますが
“国の天然記念物”にして”絶滅危惧種”
全国的にも なかなかお目にかかれる野鳥ではありませんし
近い距離で観られる所もなかなかありません


こちらも 2年前の戸倉地区の様子

そんな貴重な鳥が
志津川湾では 毎年300羽から400羽が越冬
それも
“マジか?” と思えるくらい ”間近” で観られる場所があるのですから
南三陸町は ミラクルです

こちらは 2年前の12月の様子

志津川湾は 3年前にラムサール条約に登録されましたが
“特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約”で
その水鳥が 志津川湾では ”コクガン” というわけです

24日現在 南三陸海のビジターセンターでは
まだ飛来の確認はありませんが
彼らが 再びこの志津川湾に姿を現すのも
もう間もなくのようで 楽しみです

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さてさて 来月19日 観洋では恒例の”スターパーティー”が開かれます

今回は ”部分月食”
時間帯は 16:30~18:30

ただ 雨天・曇天の場合は中止にさせて頂きますので
ご容赦下さいませ
寒さも募る頃ですから 防寒着もお忘れなく

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