一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

先週金曜、7日のことでしたが、東北南部まで いわゆる梅雨入り。

去年より5日早いのだとか。 いよいよ雨の季節の到来ですね。

 

さて、前回ご紹介した観洋眼下の岩で営巣しているカモメのつがいは、

雨にも負けず、しっかり卵を温め続けています。

ちょうど、温めを交代したばかりのツーショット ↑

布かビニールかわかりませんが 何か緑色の袋のようなものを

巣材に運んできていました。

短時間の観察だったので、どのように使われているのかは不明ですが

とにかく 卵はしっかりと温め続けていて 新しい命の誕生が楽しみです。

 

ところで、梅雨入りの中、南三陸町のお隣

石巻市桃生町では、早くも秋が到来しています。ぇっ?ですよねぇ・・・

一面に広がる 水田。

こちらは休耕田のようで、水面に空が映り込んで水鏡。

ほかの水田は、早苗がすくすくと育っています。

その向こうに目をやると、んっ?穂がたわわに実って 黄金色に色づいた圃場が

稲? もう実ってる!!??

いえいえ そんなわけもなく、その正体は・・・

麦畑 なのでした。

そうなのです、石巻市では早くも秋?いえいえ「麦秋」が到来していたのです。

それにしても、黄金色が目に鮮やかで、とてもきれいです。

この光景を眺めていると、なぜか とても幸せな気分になってしまうのは

Bluebirderだけでしょうか。ナウシカが渡ってきそう♪

豊かな「実り」と目に鮮やかな「黄金色」。

個人的な印象ですが、この場に身を置いていると、

どこか、心もこの色に染まり豊かさに満たされてくる、そんな気がしました。

水田の緑とのコントラストが 鮮やか!

写真は、六条大麦。

調べてみると・・・石巻市では、二条大麦(麦)、六条大麦(麦)の生産量が

全国でもトップクラスなのだとか。

1760tの収穫量は、宮城県内一位、全国でも六位です。

 

大麦は米などより繊維質が多く含まれているので、

古くから日本独自の技術で精白して加熱し平たくした押麦に

精白した丸麦や白麦に加工され、

消化を良くして食用にされてきました。

煎って粉にした麦こがしや、煎った実を煮出す麦茶も日本ならではの味わい。

 

それにしても、南三陸に来て7年・・・・・

石巻市が全国でも大麦の一大産地だったというのは、

お恥ずかしながら初めて知った次第です。

上空高くでは、おそらく畑の中に巣があるのでしょう

ヒバリたちがホバリングしながら けたたましく さえずっていました。

上の写真には、圃場に下り立とうとする一羽のシルエットが映り込んでいます。

 

Bluebirderのふるさと新潟では、少なくとも実家の近辺に麦畑は無く

普段 まず目にすることはなかった光景なので、

尚更のこと 美しく見えてしまいます。

それに、秋のススキが 冬に向かう もの寂しさを感じさせるのに対し、

初夏の大麦の実りには、みなぎる力も 感じ取れます。

初夏、南三陸町のお隣のまち石巻市では 秋の、

いえ「麦秋」色が楽しめます。