気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は明日から公開開始

こんにちは、むっちゃんです。

明日、3月10日
震災遺構として保存が決定した「旧気仙沼向洋高校校舎」が
東日本大震災遺構・伝承館としてオープンします。

なので本日は、私の母校である向洋高校の
震災当時の様子を少しお話します。
(手持ちの写真が少なく、文字が多くなることをお許しください)


2011年3月11日。
あの日は午前授業でしたが、
部活や補習授業などでほとんどの生徒が校内に残っていました。
私も学校に残り、学年最後だからと
クラスの皆と鍋パーティーをしていました。

自由解散だったので、
午後2時半過ぎ、そろそろ帰ろうと友達と一緒に校舎を出ました。
緊急地震速報が鳴ったのは、そのすぐ後です。

あの時は誤報も多く、小さな地震でも速報が鳴っていたので、
今回もどうせ誤報だろうと思い込んでいました。

けれど、起きたのは立っていられない程の大きな揺れ。
近くに停まっていた車は生きているかのように飛び跳ね、
慌ててしゃがみこんだ地面はすぐに地割れを起こしました。

揺れがおさまったとき、真っ先に聞こえたのは
「逃げろ!!」
という先生の声でした。

校内に残っていた生徒は迷うことなく正門へ向けて走り、
点呼を取りながら地福寺、陸前階上駅、階上中学校へと高台に避難しました。

その途中に振り返って見た
沿岸に生える樹木を遥かに越える真っ黒な津波は今でも忘れられません。

学校は海岸から約500mの場所に建っていましたが、
先生の素早い判断のおかげで、
校内に残っていた生徒は全員無事でした。

それから、電気水道が回復し、
向洋高校の三科それぞれが、市内の高校三校に分散して授業を行っていた頃。
一度だけ、被災した向洋高校に行ったことがあります。

どういう状況なのか、知りたかったからです。

実際に行ってみると、がれきだらけであまり近づくことはできませんでした。
ただ分かったのは、
せっかく新しく工事していた校舎がめちゃくちゃになってしまったことと、
校庭に建てられたプレハブ校舎が跡形もなく消えていたことでした。

実は、入学してすぐ校舎の工事が決まったので、
本校舎で授業を受けた回数は少なく、
主に学校生活を送っていたのはプレハブ校舎でした。

思い出深いプレハブ校舎が
跡形もないことがとても悲しかったのを覚えています。

三校に分散後は、
気仙沼高等学校の第二グラウンドにプレハブ校舎を建て、
そこで卒業までを過ごしました。

現在は、
旧校舎から2キロ程離れた場所に建てられた新校舎で授業が再開されています。


初めに言った通り
今なお震災の爪痕が残る旧向洋高校の校舎は明日から一般公開されます。

明後日で、東日本大震災から8年。
時間が経つにつれて、記憶が薄れていくのは当たり前ですが、
もう一度あの時の状況を胸に刻むためにも多くの方々に見ていただきたいです。

校舎内は、ほとんど当時のまま残っています。

4階まで押し寄せた津波の跡も、
教室に流れ着きひっくり返った車も、
骨組みがむき出しになった教室の天井も、
床に散らばる教科書や上靴も全て、あれから変わっていません。

先日、旧向洋高校に行く機会がありました。
特別に中を見せていただきましたが、
懐かしい気持ちと共に、当時を思い出して涙がこみ上げてきました。

見たくない方もいると思います。
思い出したくない方もいると思います。

それでも、風化させてはいけないんです。
今後起こる災害から自分の身を守るため、
誰かの命を守るため、忘れてはいけないんです。

校舎の公開は限られたところのみですが、
伝承館には津波の脅威を伝える大型の映像シアターなどもあります。

海風をさえぎるものは何もないので、冬場はとても寒いですが、
あの時学校に残った先生たちはこんな寒い中一夜を過ごしたのかと
身をもって知ることができると思います。

開館時間や入館料などの詳細は上記画像の通りです。

東日本大震災から8年。
向洋高校を知っている方も知らない方も、
一度足を運んでみてください。
改めて感じること、学ぶことがたくさんあります。

どうか、明日からの一般公開が、
同じ悲劇を繰り返さないため、
災害について再度考える良い機会となりますように。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は明日から公開開始 への1件のコメント

第2回東北被災地語り部フォーラム エクスカーション~気仙沼コース&石巻・大川小学校コース~

皆さまごきげんよう、ゆきでございます。
まもなく震災から8度目の3月11日を迎えようとしております。
私自身は、震災当日は地元から離れており、直接の被害は免れました。
これからは震災を知らない・覚えていない世代が増えて参ります。

沿岸部に住む以外の方、未災地に住む方も、
自分事に置き換えて考えて頂けたらと存じます。

2月24日・25日と行われた
「第2回東北被災地語り部フォーラム2019」
2日目のエクスカーションをご紹介致します。

エクスカーションとは・・・
エクスカーションは従来の見学会や説明を受けるタイプの視察とは異なり、訪れた場所で案内人の解説に耳を傾けながら参加者も意見を交わし、地域の自然や歴史、文化など、さまざまな学術的内容で専門家の解説を聞くと共に、参加者も現地での体験や議論を行い社会資本に対する理解を深めていく「体験型の見学会」です。

今回は①気仙沼コース ②石巻・大川小学校コース をご用意しました。

気仙沼コースは、気仙沼コンベンション協会の宝田様、橋本様にご案内頂きました。
まず、気仙沼向洋高校旧校舎を訪れます。

気仙沼向洋高校旧校舎は、3月10日より、
「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」として公開されます。
【詳しくはこちらをご覧くださいませ】

そして、㈱阿部長商店の創業者である阿部会長の元自宅を見学しました。
震災当日は約20名が大津波から命を守ることが出来たこの階段は、
「命のらせん階段」と名づけられました。

どちらも震災の脅威や日ごろの備えを伝える大事な遺構です。
復旧・復興を進める中でも、震災を物語る遺構は後世に伝えるためには不可欠です。

一方の石巻・大川小学校のコースでは。


三陸観光コンシェルジェの阿部さんがアテンドし、
道中は前日のパネルディスカッションや分科会の内容も絡めながらのご案内をして頂きました。

大川小学校では、小さな命の意味を考える会佐藤和隆さんにご案内頂きました。

大川小学校は、多くの方が犠牲となってしまった場所です。
佐藤さんも、大事なお子さんをなくしておりますが、
このような悲劇を繰り返さぬよう、伝える活動をしておられます。
皆さん、真摯に耳を傾け、そして質問も多く飛び交いました。

地震や災害は、将来必ず起こること。
その被害をいかに最小限にできるか、多くのものを失わずに済むか。
悲しい思いをする人を一人でも少なくしたい。
私たちの思いを後世に伝えたい。それだけなんです。

いざというとき、どうするか。
それぞれのご家庭で話すきっかけとなれば、幸いです。


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☆南三陸ホテル観洋フォトコンテスト2018結果発表☆

皆様こんにちは、マッキ―です(^o^)

今回は、今年5月から10月末まで開催された、
南三陸ホテル観洋フォトコンテスト2018の結果発表(^_^)/

審査委員長に元NHK報道局映像センター長小林裕様をお迎えし、
厳正に審査を行いました結果、
次の通り受賞者が決定しました。

まずは、優秀賞から

優秀賞は5つの作品が受賞!

優秀賞「蒼空と蒼海への旅立ち」
千葉県 T・M様

志津川湾を気持ちよく飛翔する海鳥。
空に浮かぶ雲も生き物のように配置された清々しい作品です。

優秀賞「カモメと遊んだ日」
宮城県 W・K様

手前の白波と海鳥という単純化した構図が素晴らしいです。
海の魅力を伝えるポスターになるような作品です。

優秀賞「春の訪れ」
宮城県 O・K様


田束山から見たリアス式海岸にツツジを入れ込み望遠レンズで上手くまとめています。
撮影ポイントの選定が素晴らしい作品です。

優秀賞「真夏の太陽が昇る前」
愛知県 H・M様

志津川湾の払暁から日の出へと変わる瞬間を美しく捉え、
流れる雲と島々が作るバランスが重厚な作品にしています。

優秀賞
埼玉県 T・S様

椿島から昇る太陽を右隅に配置し、海鳥を広い海に飛ばした構図が素晴らしい作品です。
また、日の出直後の色合いが上手く表現されています。

そして、グランプリは…

 

グランプリ賞「火星、土星、天の川、そして流星を待つ3態」
東京都 M・A様

ホテル観洋の屋上「汐風の空」で夜空を眺める人物と星座の構成が素晴らしい作品です。
都会では味わうことができない星との触れ合いを長時間露出で見事な映像にまとめています。
星座もシャープに撮影されています。

・。・。・。・。・。◆ お礼 ◆・。・。・。・。・。
宮城県、東北各地をはじめ全国より多くの皆様からご応募頂き、誠にありがとうございました。
ラムサール条約に登録された世界の志津川湾、輝く太陽、優雅な海鳥、スローな時間、
笑顔の人々、震災遺構、地元の料理など幅広い被写体が対象となっていました。
皆様の多様な感性により今年のフォトコンテストも盛大に行うことができましたこと、
心からお礼申し上げます。
南三陸にお越しの際は、カメラ片手に素敵な瞬間を捉えて頂き、
次回のフォトコンテストに是非ご応募の程お待ち致します。
南三陸ホテル観洋 写真部一同
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

ここで私からも最近の2枚!

先日行われた天皇杯準決勝、
3年振りに行われた
ベガルタ仙台vsモンテディオ山形の「みちのくダービー」より!

両チームのマスコットキャラクター
ベガッ太君」と「ディーオ君」(^o^)

そして、試合前のピッチ!

(試合中の写真は12月ナイターの寒さと、試合への興奮で震えて、撮れなかったです。)

社会人になってから、
プロスポーツのある街に強く憧れを持つマッキ―なのでした。

最後に、
ベガルタ仙台の皆様、天皇杯準優勝おめでとうございます。

●- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -●

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震災を伝承するために。民間からも震災遺構の募集が始まりました。

皆さまごきげんよう、ゆきでございます。

先日はかなり寒かったのですが、今週はとても温かく過ごしやすいですね。
私も先月末にタイヤをスタッドレスに変えたので、雪の準備は万全です!
雪がふらなくても、雨や夜露は朝晩凍ることがあります。
南三陸にお越しの皆様はどうぞ、冬タイヤ&安全運転でお越し下さいませ。

さて、12月から「震災伝承施設」の募集が始まりました。
先月末、ニュースでも多く取り上げられました。

震災伝承に“本腰”民間からも「震災遺構」募集(ヤフーニュース)
※12/5現すでにページが削除されてしまいました。

TBC東北放送様に「高野会館」を取材して頂きました。


震災直後の高野会館です。

ここの屋上で、2011年3月11日、
327名と、犬2匹の命が守られました。
その日は会館にあったわずかな飲物を
分け合い、飢えをしのぎました。

助かった住民の方々や海外のお客様からも保存を希望する声が高まり、
民間でありながらも、保存することを決めました。
一言で保存すると言っても、維持管理費もかかります。
当館は民間の一施設にすぎませんので、
この決断は大変大きなものです。

なぜ、震災遺構を残すのか。
大切な人を守るため、悲しい悲劇を繰り返さないためです。
伝え続けなければ、人は辛かったことも苦しかったことも忘れてしまいます。
10年後や20年後なら、私たちは若い世代に伝え繋ぐことができます。
しかし、100年、200年後には・・・?

震災から8年が過ぎようとしています。
新しいお店が何軒も建ち、道路も作り変えられました。
ふと、前はどんな道だったかな?ここにあった建物はどんな形?
そう思うことが、増えてきました。

年月が経つにつれ、人間の脳は、思い出さなければ、忘れてしまいます。
震災遺構は、思い出すきっかけになると思いませんか。

この場所で何があったか。どうやって乗り切ったのか。
後世に伝え続けて行きたいと思いませんか。


高野会館は以前はメインストリートに面しており、
利便性の高い地区の真ん中に位置しておりましたが、
今は舗装もされておりません。

より多くの方々にご見学頂くためには、
周辺道路の整備が必要不可欠です。

南三陸町民の一人として私は、
高野会館が震災伝承施設として登録されることを願います。

 

「震災伝承施設」の募集期間
第1次募集 平成30年12月3日(月)~平成31年1月31日(木)

お申込み・お問い合わせは
震災伝承ネットワーク協議会】様
http://www.thr.mlit.go.jp/sinsaidensyou/youkou/

 


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☆次回のスターパーティーは来年1月7日・8日☆

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史上初 震災遺構をVR映像で体感できます。

皆さまごきげんよう、ゆきでございます。
南三陸にも桜の便りがやってきました。

今朝の当館前の桜の開花状況はこんな感じ♪
少しずつ咲いてきています。今年の冬はとても寒かったので、開花が早いですね。
仙台も本日が桜の満開。それと同時に花粉症の症状も辛くなくなってきました。
お出かけが楽しくなる季節の到来です(*^-^*)

そんな春の足音ちかづく本日、新しい技術のご紹介です。

東京ビッグサイトにて本日4/4(水)より開催の
コンテンツ東京2018~第4回先端デジタルコンテンツVR・AR・MRワールド」にて、
当館所有の震災遺構「高野会館」の内部をとらえた、史上初とも言えるVR映像をご覧頂けます。

株式会社ビジュアルコミュニケーションズ
東1ホール NO 27-53 ブース

 
※クリックで拡大します

どうぞお気軽にお立ち寄り頂き、VRの最新技術・画期的な3D映像に触れるとともに、
東日本大震災の津波の脅威や震災あの日に327名の命を救う決断と行動をとった現場そのものを
3D映像を通じてダイレクトに感じて頂けたらと存じます。

 
撮影の現場です。特殊なカメラで様々な場所を撮影してまります。

VRの活用分野は今までゲームコンテンツが主になっておりましたが、
未来へ伝えていくこと、今しか遺せないものを記録を残すためにも
この技術を広い分野に発信していく機会とも言えます。


ナレーションは当館営業課長の齊藤さん。(BlueBirder*Sさんであるとのうわさです…!)
当館の和室にて録音作業を行いましたので、静かで集音が良かったと話されていました。

わたくしも、VRの映像を早く体感したいです。
たくさんの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

☆==★==☆

復興庁のメッセージフォトギャラリー
「未来をつくりだす力は、東北にある。」
3月9日~11日まで、東京駅イベントスペースでメッセージフォト展を開催しました。
https://www.power-of-tohoku.jp/gallery/report.html

3日間でご来場いただいた方は、なんと約2万人だそうで、
上記ページではご来場者からのメッセージも読むことができます。

3月11日の岩手・宮城・福島3県の地元の新聞にも掲載されましたので、
わたくしの実家でも掲載された河北新報を大事に取ってあります!

皆さんそれぞれ、前を向き復興へ向け歩み続けております。
しかしずっと笑顔でいるためには、同じ悲しみを繰り返さないこと。

こちらは日本建築防災協会様が発行する「建築防災」です。
2018.4月号に当館営業課長である伊藤が執筆させて頂いております。

 

震災を忘れないために、写真で、映像で、様々な媒体で後世へ語り継ぐことを
当館はこれからも続けて参ります。


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