コクガン来たれり

 

立冬の 車窓にテントウ 七つ星

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

よく晴れた 7日昼前の 観洋ワゴン車運転席の窓べりに留まった

ナナホシテントウ♪ 何かいいことありそうな予感~♪

 

この日は暦の上で言うところの 立冬でした。

テントウムシは夏の季語ですが、

ナナホシテントウは夏眠するのだとか。

越冬する個体も あるそうです。

 

「越冬」と言えば、

かねてから 早い時期にその姿を撮ってご紹介しようと

探し求めていた コクガン。

毎冬、シベリア方面から志津川湾へおよそ300羽が越冬に訪れます。

町にある海のビジターセンターには

既に 15羽の目撃情報が 届いていましたが、

Bluebirderは観光船で「飛翔個体」2羽とすれ違っていただけ

なかなか「間近」では お目にかかれず焦れていました。

 

それがついに、ホテル観洋を向こうに望む水辺で

再び帰ってきたコクガンたちの姿を

鮮明に捉えることが出来ました!!

およそ7カ月ぶり

コクガンご一行様 ようこそ 南三陸へ♪

 

実は、今月6日 朝7:30ごろにも

町内 戸倉・折立地区の入り江で遭遇はしていたのですが、

順光の東側からの撮影では遠すぎて

あえて逆光側の岸辺からシュート・・・

したのはいいのですが

シャッタースピードが稼げず ブレている上にピントも甘い

飛翔の姿に至っては このありさま・・・、

シューティングは失敗に終わっていました。

 

しかし、翌7日、ナナホシテントウが出現した日は

よく晴れ渡り

湾岸の小さな港に、5羽を確認することができました。

 

内3羽は 出船入船に煽られて飛び立ってしまいましたが

暫くの間 2羽がBluebirderに付き合ってくれました。

やや遠巻きではありましたが・・・

 

相変わらず 食欲は旺盛で 常に食べて食べて 食べまくっています。

海草の「アマモ」が大好物。

いつものように、オオバンが海に潜って取ってきたアマモを

当然の権利だと言わんばかりに 「横取り」!

オオバンは 文句も言いません。

潜水が苦手でアマモが上手く獲れないのが コクガン。

その大きさはカルガモ程度で さほど大きくはありませんが、

ひと回り小さなオオバンにとっては

抵抗できない「脅威」なのかも知れません。

とにかくジッとしていなくて、常に動き回っています。

前の冬に始まった「観洋コクガン観察モニターツアー」は

この冬も敢行の予定です。

 

実は、この5日には、10:15出発の語り部バスの道中

この港へ お客様をお連れして 早速、喜んで頂きました。

幸い、港には2羽居てくれましたから。

カメラを持たなかったので 当日の様子は撮れていませんが

おそらく同じ個体でしょう。

 

迷彩色の帽子などの持ち物から察するに

アウトドア派と思しき若いカップルは

携帯用の双眼鏡を取り出して 眺めていましたし、

一眼レフカメラでも 撮影出来ていたようなので

好かったよかった。

国の天然記念物にして絶滅危惧種の「コクガン」。

南三陸町の志津川湾では、ごく当たり前のように

毎冬 そのエレガントな姿を観ることが出来ます。

それも

スマホのカメラで撮れるほどの近くから観察できる。

そんな場所なんて 他にそうは無いようですから、

この冬も、喜んでご案内いたします。

どうぞ、観洋へお越しください。

 

 

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公園完成 街の賑わい復活へ

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

志津川湾は、サケ漁の船が寄港する季節になりました。

さて、9年余りの歳月をかけてかさ上げや築堤など

復興工事が進められてきた南三陸町志津川地区に

「震災復興記念公園」が完成しました。

広さ6.3ヘクタール。

この12日に記念式典が行われ、

13日から一般開放されます。

 

今秋には完成するということは知っていましたが、

式典などの日程も知らずにいた小生。

たまたま先日、

そんな完成間近という雰囲気に誘われるように

「公園」に設けられた「祈りの丘」を 散策してみた次第。

 

「丘」の上へは、螺旋スロープと直線的な階段でアクセス。

スロープには、地震の発生から津波の襲来までの時を刻んだ

金属プレートが埋め込まれていて、

らせん状の坂を登りながら読み進んでいくと

当日の様子が 生々しく思い浮かんできました。

午後2時46分 地震発生。

波高 6m予想。

30分経たない内に 急な引き潮。

予想波高は10mに!

波は水門を越え・・・津波が街を襲ったのは

地震発生から45分足らずのこと。

そして・・・

 

 

 

 

目の前で 巨大な津波が街を飲み込み、

家々を破壊し 流し去ったとしたら・・・

読み進むうちに、思わず身震いしてしまいました。

 

「丘」の上には、

町内800人を超える犠牲者の名簿が納められたモニュメント。

このモニュメントを挟んで

町に残る二つの震災遺構を望みます。

左に 町の「旧防災対策庁舎」。

町職員ら43人が犠牲になりました。

目下、県が保存中。

 

そして、右には 観洋が保存する「高野会館」があります。

結婚式場だったこの建物は

ギリギリのところで327名の命を救いました。

 

散策した日、「丘」の中腹に置かれていた献花台・・・は、 10日に防災対策庁舎前に移設されました。

 

「祈りの丘」の麓には、JR気仙沼線「旧志津川駅」。

気仙沼方面を望む。

志津川高校からほど近い「駅」のホームに立ってみると、

ふと、列車を待つ高校生たちの姿が思い浮かびました。

役場までは おそらく徒歩数分。

震災前、

町内外の人たちに広く愛された 賑わいの街の存在は

もう ひと昔前のことになろうとしています。

 

ところで、

先日 語り部バスでご案内した仙台のお客様から

「商店街の商品 高いよねぇ」

「地元のスーパーで志津川名産のタコを買おうと思ったら

北海道産しか無くて驚いた」という声を聞きました。

 

商品に価格を上乗せしなければならない事情や

スーパーに地元のものが置かれていない背景など

改善すれば、遠方からの観光客だけでなく

地元でも広く支持される街になり

普遍的な賑わいを取り戻せるはずです。

また、かさ上げや築堤により分断された水の流れなど

志津川湾の環境を保全し私たちが住みやすい街にするために

改善すべき点も見えてきています。

公園の完成は、街 再興への一里塚。

「復興」の英訳は revival リバイバルで

この言葉は「復活」と「再生」も意味します。

Revival goes on 南三陸 !!

そして 賑わいの街を再び !!!。

そう願っているのは Bluebirderだけではない筈です。

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温帯低気圧がもたらしたもの

 

6日ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

訳あって更新が一日早くなりました。正確には9時間。

 

台風崩れの温帯低気圧は

南三陸町に ひとつの好条件とひとつの不都合を もたらしました。

あくまで、10時便の語り部バスのご案内をしていて

気付いたことでしかありませんが・・・。

 

町の黒崎海岸には サーフポイントがあるということは知っていました。

外海が 時化ていればいるほど、

サーフィンに最適な波が来るのだということも。

しかし、実際に波乗りをしている光景は全く見たことがありませんでした。

それがこの25日と26日、まさにその好い波をもたらしたのが

台風12号とそれが崩れた低気圧でした。

志津川湾を望む国道45号黒崎海岸沿いに停まる

10台以上の車に気が付いたのは、午前10時過ぎ。

語り部ガイドを終えて出かけたのが正午過ぎでしたから、

停まっている車の数はすでにまばら。

防潮堤沿いを歩いてくる壮年サーファーお二人にお尋ねしたところ、

『仙台から来た。海が荒れて仙台は全くダメだったので、

小泉海岸に行ったが、やはり荒れてダメ。

以前から知っていた「黒崎スポット」に来てみたら、

好い波だった』というのです。

この日、早い人はなんと朝5時にやって来て

楽しんでいたというのですから驚きです。

聞けば、サーファーは「気象予報士並みに」

お天気にも詳しいのだとか。

でないと、いいポイントを見つけて「いい波」は掴めないから。

 

暫く、波乗りの様子を眺めていましたが、

初めて南三陸町で観るサーフィンに いかばかりか心高鳴りました。

印象は、「ビューティフル!」「美しい!」の一言。

美形の女性ではなし・・・

なぜ、美しく感じるのだろう??? と  ふと考えました・・・。

 

Bluebirderが行き着いた答えは、『バランス』。

目まぐるしく変化する荒波の上で

不安定なボードを繊細かつ大胆に操りながら

バランスを取って乗り込む姿、それが美しい♪

「美しさは、バランスにも 起因するもの」

ということに 改めて気付かされた次第。

ダビデ像のように均整の取れた体、

化粧も整ったお顔も「美しい」って感じますし、

豊かな自然景観や 自動車など様々な物の形も

美しいと感じるその秘密は きっとバランス、均衡にある。

 

写真で波乗りをご紹介している こちらの成年&青年サーファー。

お二人は やはり仙台からお越しでした。

さわやかな笑顔が 愉しさを物語っていますネ。

 

「いい波でした。何本か乗れて よかったです」

そうおっしゃっていました。

成年サーファーさん↓ は、10年ぶりの黒崎スポット。

10年と言えば、震災直前のことですね。

南三陸町の新しい一面を見つけられて、ちょっと嬉しい日でした。

 

ただ、この日 語り部バスでご案内した震災遺構 「高野会館」が、

泥池のような水たまりに囲まれていたことには

閉口しました。

入口はこの通り。

写真左側にあるタイル張りの花壇からお客様の手を引いて

やっとのことでご案内してきました。

回りに国道など構造物が出来て、水がはけない状況で

こうしてポンプを使って排水するしかありません。

これも、やはり低気圧がもたらしたもの。

 

それにしても、これでは

とても大津波による未曾有の被害から

復興を遂げようとしている町とは思えません。

 

何より、町に興味を持ってお越しになるお客様を

ご案内する場なのですから。

 

美しい景観を持つ 志津川湾、

それは 自然のバランスが取れ 保たれている表れ。

南三陸町の復興の現状には

残念ながら まだ「美しさ」が感じられないのです。

サーファーの波乗り並みに、

南三陸町が

均衡の取れた復興で 美しい街になることを期待します。

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命のらせん階段の曳家工事が始まります。

皆様こんにちは、マッキーです。

さてこの度、
創業者である旧阿部会長宅「命のらせん階段」が
気仙沼市が整備する復興市民広場の整備のため、
北東に80メートルほど離れた市有地に移動・保存されます。

こちらの移動(曳家)については、
鉄骨部分と…

左側の木造部分に分けて、

建物や階段は解体せずにそのまま移動させる
曳家工法によって行われます。

先日9月1日は「防災の日」という事もあり、
当館のスタッフなどを集めて、
研修の一環として防災・減災の語り部を行いました。

津波はこちらの建物の1階天井付近まで達したとの事。
震災当日は妊婦や足の不自由な方も含め地域住民や社員20名ほどが、
このビルの屋上に避難し、助かったとの事です。
このあたりは高い建物が無く、
地域住民を案じた阿部会長が震災前にチリ地震津波の経験から階段を取り付け、
避難場所として地域住民との避難訓練を実施し、
日頃から防災意識を高めた事が多くの命を救う結果となりました。

 

女将さんのお話によりますと、
今回の曳家工事には、
あの桜と天守閣の画が有名な「弘前城」の曳家工事に携わった人が、
今回の工事にも手伝っていただけるとの事です。

命のらせん階段」×「曳家工事」については、
上空からドローンで撮影した動画もございます。

弊社では「震災を風化させないための語り部バス」はもちろん、
震災遺構である「高野会館」や「命のらせん階段」を保存する事により、
東日本大震災を後世に伝えていきます。

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