真夏の終わりに

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

お盆も終わり、夏の盛りも過ぎようとしています。

 

さて、観洋眼下で孵ったカモメのヒナたちは、

もう てんでに飛び回っているようです。

営巣していた岩の上には、 縄張りを守るように親鳥が一羽いるだけで、

日中は、この場にヒナ三羽が揃うことも少なくなったようです。

ヒナというより、もう幼鳥ですけどね。

こちらは今月7日の様子。スマホのデジタルズームなのでぼんやり画像ですが

観洋東館前、営巣岩から北に50mほど離れた岩の辺りに3羽が揃っていました。

やっぱり兄弟姉妹、仲がいいのですね。

 

その 10日後・・・隣の岩の上に ポツリと幼鳥が一羽。

多分、三羽のヒナの中、巣立ちが一番遅くて

なかなか積極的に飛ぼうとしない ピー介です。

17日正午前の様子ですが、営巣岩のすぐ左隣の岩の上。

この時、ほかの二羽は この近くに居ませんでした。

 

二羽はおそらくあちこちを飛び回っている「アウトドア派」と思われ、

それに対しピー介はどうやら「インドア派」かも知れません。

野生の生物にインドア派もアウトドア派も ありませんが、

あくまで「行動」の傾向としての比喩、です。

志津川湾の絶景を眺めながら・・・

ストレッチしたぐらいにして・・・

 

ただ インドア派?とは言ったものの、体の線は すっかり大人びた印象で、

あの弱弱しいヒナの時期に比べたら 随分と「なり」はしっかりしてきました。

この日、1時間ほどの観察で 飛び立つことはありませんでしたが、

観洋東館ベランダからは、親鳥がしっかり見守り続けていました。

そしてその翌日 18日には、水に浮かぶピー介が

頭上を飛ぶ親鳥から 促されるように飛び立ち

力強く海上を舞う姿を目撃することが出来ました。

Bluebirderも感激!!! 思わず 心躍りました~♪

 

昼間は、営巣岩付近で カモメの子どもたちを

三羽揃って観られなくなってきているので

なんとも寂しくて仕方がありませんが、それもヒナたちの立派な成長の証。

親鳥が付かず離れず見守り続けているように、

Bluebirderも同じように 三羽の成長ぶりを眺めていこうと思います。

 

カモメのヒナたちの巣立ちとともに 真夏ももう終わりますが、

まだまだ暑さの続く南三陸町では、

観洋のプールの営業が、今月24日まで延長になりました! ! !

この18日も 子どもたちの歓声でいっぱいだった観洋プール♪

夏の思い出づくりに、是非 南三陸ホテル観洋へお越しください♪

 

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羽ばたき

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

「すっかり 大きくなってぇ~!」

夏休み、と言えば 里帰りで久しぶりに顔を合わせる親戚同士、

甥や姪の成長ぶりを見て そんな言葉をかけあっている様子が目に浮かびます。

 

先月19日ごろに 孵化したと思われる、観洋のカモメのヒナ三羽。

孵化したばかりの小さな姿からは見違えるほど「すっかり大きくなって」

体長は ほとんど親鳥の大きさになっています。

こちら↑ は、今月26日の様子。

羽の色が岩に同化して 存在がわかりにくくなってしまっていますが、

上の写真で 三羽がどこに居るかわかりますか?

 

先月20日の姿が こちら↑ ですから、ホントに大きく成長しました。

 

しばらく観察していると、立ち込めてきた霧の中

すっかり逞しくなった翼を広げて、

羽ばたきの練習を始めたではありませんかぁ~!

そうですね、もう一週間もすると 巣立ちのタイミングですから、

そりゃ羽ばたきもするでしょう。

それで、その羽ばたきで「一瞬」脚が岩から離れるのです。こんな風に・・・

1~ !

2~ !

3~!!!

瞬間 ちょっとだけテイクオフ!!!

空中に飛び上がる力は 順調に養われてきているようです。

 

ひとつ気が付いたのは、この日、眺めている間は

なぜか 親鳥がヒナたちに餌を与えることがありませんでした。

もちろん、三時間も四時間も眺めていたわけではありませんから

この日まったく与えなかったかどうかはわかりませんが、

ヒナたちが、餌は自分で探すように仕向けているようにも見えました。

おそらく、岩場のところどころに餌を点々と置いて、探させているんじゃないか

そんな風にも思えた、この日のカモメの親子です。あくまで私見ですが。

ただ、そんな勝手な憶測を裏付けるように 三羽のヒナたちは

岩場をあちらこちら移動しては、窪みに溜まった雨水を飲みながら、

餌になりそうなものを探して あれこれついばんでいました。

このヒナが口にした藻のようなものは、

「ハズレ」だったかもしれませんけれどもネ。

親鳥は、遠巻きに 見て見ぬふりをしている様子。

おそらく、全ては「独り立ち」に向けての準備なのでしょう。

この写真、さらにヒナの居場所が分かりにくい(笑)。

 

ふと見上げれば、

先に巣立ったウミネコの幼鳥が「嬉々として空を舞う姿」。

正しく言えば、「そんな風に見えた」、ということにはなりますが、

とにかく 気持ちよさそうに飛んでいました。

 

思うんです。およそ一か月半、狭い岩場で過ごしていたカモメのヒナたちが、

初めて大空に飛び立つことの出来た瞬間の感覚って、一体・・・って。

きっと、それはもう感動的な別世界に入り込むようなものなのでしょうね。

 

8月の3日4日あたりが孵化から45日前後に当たりますが、

果たして、どんな巣立ちの日を迎えるのか、向こう1~2週間 目が離せません。

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Bluebird!がやってきた!!

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

風薫る五月。自然が深く豊かで、

町自体がひとつの森のような南三陸町は 五月晴れの日は殊に気持ちがいい~♪

先日、遠巻きに束の間見かけたオオルリが、

なんと 観洋男子寮前に姿を現してくれました。

声がきれいで、瑠璃色の羽がきれい~♪。好きな野鳥のひとつです。

実は、

非番だったこの日、朝出かける際に目の前でさえずっているオオルリを発見。

早速、

車からカメラを持ち出して撮ろうとしたところ SDカードが入っていない。

カバンにあったカードを挿入したところ、残り撮影可能枚数 1・・・。

他のカードを入れると、あと8枚・・・。

焦りまくりながら

別のカードを入れ直して余裕で「撮れる」ことを確認した時はすでに遅し。

オオルリは飛び去り、とにかく悔しくてくやしくて

あ~ぁ・・・って落胆してしまっていた次第です。

えっ? でも こうして撮れてるじゃん!、ですよねぇ。

 

ええ、それが、午後 帰ってきたところ、

運よく、窪地の水路で水浴びを終えたオオルリが

比較的近くの枝にとまってくれた♪

羽が乱れているのは水浴びした後だから。

これはラッキー!とばかりに、カメラを構え、カシャカシャカシャ・・・。

三脚なし手持ちの望遠ですから、手振れ、相手ブレの上、ピンが甘いのですが

全体的な画面の「雰囲気」でご覧頂く ということでご勘弁ください。

 

ひたすら、羽づくろいしてました。

よ~く観ると、幼鳥から成長になりたてと思しき一羽。

まだ「お色直し」が完全ではなく、

背中の一部に茶あるいは灰色っぽい部分が残って

淡く斑になっているのがわかりますね。

羽は成長と共に、真っ青で鮮やかな瑠璃色に変わって

立派な青鳥、いえ成鳥になっていきます。

 

羽づくろいの後は、

クルミの木の枝から垂れ下がった花の辺りをついばんでいました。

どうやら、花の咲いたクルミの木がお好みのようです。

逆光を編集で補正したので、白っぽい画像ですみませんが

おそらくは この若ドリ、この辺りでは新参者と思われます。

( ↓ 頭上の飛翔体を警戒して身構え 体が細くなっています)

というのは、野鳥たちは自分の縄張りを主張する際に

高みでさえずるようですが、

写真でご覧いただいている個体がさえずっていたところ、

以前から 夏場この近辺、といっても少し奥に「陣取っている」

ほかの個体が「牽制」にやってきて、

両者(両鳥)で 縄張り争いをしているのを目撃したからです。

 

争いの際には、どうやってその音を発するのかはわかりませんが

低くうなるような「ブーン」という音とか 「カチ カチ!」といった音を立てて

「威嚇」し合います。

 

「カチカチ」という音は、

キビタキやルリビタキ、ジョウビタキ、コサメビタキなど

いわゆるヒタキ系の鳥が発する音です。(注意:ジョウビタキはツグミ科)

その音は、昔、火を起こすのに使った火打ち石を打つ音に似ていて、

これが「~ヒタキ」という名が付いた理由なのだそうです。

 

まさかオオルリが「カチカチ」音を出すのには驚きましたが、

図鑑を見れば オオルリもヒタキ科の野鳥なので、

取り立てて不思議なことでは なかったようです(笑)。

 

しかし、クルミの木の「利権争い」とも見られる両者の抗争は

現在も終わらない模様です。

この若ドリ、

「先住者(鳥)」に追い立てられても 立ち去る気はないようで、

この土日も さえずり続けていました。

以上、二羽のオオルリの抗争が続く観洋男子寮前から

Bluebirder*Sがお伝えしました。

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愛鳥家ご来館

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

「車に忘れ物をしてしまいましてねぇ」  「取ってきましょうか?」

キーをお借りして、忘れ物を取りにお客様の車へ。ドアを開けると・・・

助手席には 300ミリと思しきズームレンズを装着した一眼レフカメラ。

お客様のもとに戻り 忘れ物をお渡ししながら

「写真がお好きなのですね?」    「ええ、実は・・・」

お話をうかがえば、日本野鳥の会の生涯会員で

岩手県は雫石町からお越しの 関山 房兵(せきやま ふさへい)さん、

名刺には 猛禽類生態研究所代表 の文字。

 

「観洋の近辺にも、この季節だから南三陸で撮れる野鳥がいるだろう」

そう思い立って 南三陸町へお越しになったそうです。

穏やかでやさしい口調で 紳士的な方。

志津川湾がラムサール条約に登録されたこと、コクガンのこと、

近くにイヌワシの営巣地があること、などなどお話している内に

すっかり意気投合。

「本、置いて行きますね」と ご本人が著した書籍を二冊。

岩手県の地方紙に連載されたご本人の記事、それをまとめた書籍がこちら。

拝見すると まるで野鳥図鑑。

岩手の動物のことも あれこれ。   コクガンについての記述も。

本来「イヌワシ」の研究者であり、専門家。

もちろん当館から近い下北山地にある翁倉山のイヌワシの営巣もご存知でした。

イヌワシも コクガン同様、国の天然記念物で 絶滅危惧種です。

数々の野鳥写真に

「素晴らしいですね。機会を逃さずよく捉えていらっしゃる」と向けると、

「自然の中に身を置いてじっとしていると野鳥の方から寄ってくるものですよ」

確かに、これは 野鳥観察の極意。

ただ、Bluebiederは「時間の都合」でついつい待ちきれずに

追い掛け回してしまいます。   先週土曜日の朝もそうでした。

立木の梢に「おっ、カワラヒワ!」

レンズを向けるも「人の気配」に失せてしまい、残念。

と、帰りかけて振り返ると・・・「おっ!」

地面に降り立って何やら 餌をついばんでいるのが一羽。

冬鳥「ジョウビタキ」のメスでした。

主に山形宮城以南で冬場見られる野鳥で関東でも広く出現するので、

まぁそんなに珍しくもなく、人をあまり恐れません。

 

関山さんの本にもジョウビタキの記述を見つけました。 こちらはオス。

「紋付を羽織ったような模様」の鳥と記されています。

が、メスは このように比較的地味な配色。

それでも、尾羽辺りのオレンジ色もやさしく

全体的にベージュ系の女性的な「装い」です。

落ち葉や枯枝の積もった辺りでは「同系色」なので姿が紛れてしまいます。

「控え目」なのですね。

国道45号沿いを移動中、「仙台から89.9キロ」の標識の上。

ちょっと滑稽な図です。

キョロキョロと辺りを見回し、餌を探しながら移動していました。

珍しくないとは言え、季節の鳥。どうしても撮らねば! と

つい「追いかけ回して」、「彼女」にはすっかり迷惑をかけしてしまいました。

「もう、しつこいわねぇ!」と思われたかどうかは定かではありませんが

いや、きっと思われたことでしょう。 ジョウビさんごめんなさい。

 

みなさんも、たまに野鳥観察など いかがですか?

普段は気にも留めていなかった飛び回る黒い点を、

みんなスズメだと思っていた小鳥を、試しに双眼鏡でのぞいてみてください。

 

「ああ、こんな綺麗な色をしてるんだ」とか「かわいい~」とか

分かっただけでも面白い♪

何より自然に親しむのって、いいもの♪ 心 癒されます。

野鳥観察には

「自然の中に身を置いて じっとしている」関山さん方式をおすすめします。

Bluebirderのように追い掛け回すのは

「嫌われる」原因ですから お勧めはしません、くれぐれもお気を付けを。

 

関山さん、書籍 ありがとうございました。

 

おまけ・・・

これ、ホテル観洋近くの林漁港にいたジョウビタキのオスです。デジスコ撮影。

もう5年前のことです。きれいでしょ?

 

 

ジョウビタキを追跡した日、イソヒヨドリ♂の幼鳥でしょうか

縄張りを主張していました。

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