53羽♪

 

「今朝、53羽確認しましたよ!」

その言葉に、思わず心躍りました。

この20日、南三陸海のビジターセンターでのことです。

 

いよいよ、コクガン飛来もピーク目前のようです。

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一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

13日朝、対岸の港には

気嵐(けあらし)が立ち上りました。

白い蒸気に朝日が絡んで 淡い朱鷺色がきれいです。

 

19日夜には、

爪痕のように 細い月。

手持ちのスマホ撮影でしたから こんな写真ですみませんが

木星とランデブーする細い月は、素敵な天体ショーでした。

 

震災復興祈念公園では  

こんな幻想的な景色も 演出してくれたのがこの日の月でした。

 

気嵐は 冬の季語。

細い月は その形に 冬の寒さを印象付けられます。

 

こうして徐々に冬の色が濃くなる絶景の志津川湾で、

まさにピークを迎えようとしているのが

コクガンの飛来です。

20日は朝から雨でしたが、

コクガンの様子を観に出かけたタイミングには

束の間でしたが 雨雲が切れ、

青空が明るい光を届けてくれました。

相変わらず、オオバンを追い立ててはアマモを奪う コクガン。

それでも 傍に居るのが オオバンです。

海のビジターセンターによれば、

コクガンは家族単位で行動するらしく

この港内では、どうやらツガイで連れだって行動しているようです。

港では、4ツガイを確認しましたが、

まだ、この程度の数しか来ていないのかと

正直、物足りなさを感じていました。

観洋に戻る途中 53羽のコクガン情報を耳にしたのが、

海のビジターセンターでした。

 

「今朝 53羽を確認」の言葉に

思わず「それは凄い!」と叫んでしまっていました。

そんなBluebirderに、スタッフの方は 親切にも

二階の展望デッキにスコープを持ち出して

のぞかせてくれました。

 

すると・・・、居るいる! 居ますいます!!

小さくてわかりづらいのですが、

ちょうど、センターから 観洋を望む 海域にある小さな島、

その島の手前、養殖用の浮きのある辺りに

点々と散らばり 泳ぎ回るコクガンたちの姿が観えました。

ほら、この通り♪ とは言っても

やっぱり確認しにくい大きさ・・・

 

先週は小春日和が続いて、

一時的に 気温が上がった日もありましたが、

今週は 再び 気温が平年並みに戻るとのこと。

寒さに乗じて、恐らくコクガンの飛来にも

拍車がかかることでしょう。

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ところでこの日は、

今季初めて コクガンが岸壁に近付いてきてくれました。

まだ、比較的若い個体なのでしょうか。

野生の動物たちは、

若い内は どうやら「好奇心」の方が「警戒心」を上回るようで、

そこに居る人間が何をしているのかを

知りたげに 近づいて来るようです。

このコクガンも きっとそんなところ・・・

 

いろんな表情を見せてくれました。

 

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僕、オオバンです。

ミヤギテレビの夕方の情報ワイド番組ではありません。

野鳥の オオバンです。

 

分類で言うと、クイナ科の鳥です。

写真 ↓ 右側に居るのが僕。

あの、沖縄の貴重な野鳥ヤンバルクイナの仲間です。

僕たちは、脚が体の後ろの方にあって、潜水が得意♪

こんな風に、

ブン!と。

跳ね上がる水しぶきも

ほんのわずか!

水泳競技の飛び込み競技なら、満点!! ってとこかな?

僕らは こうして海に潜っては 大好きな海草のアマモを食べながら

今 この南三陸町の志津川湾で越冬中です。

 

潜水しては、アマモをゲット!  

隣で食べてるのが コクガンの兄貴。

 

そう!  アマモが好きなのは 僕たちだけじゃあ無いのです。

国の天然記念物で絶滅危惧種の

コクガンたちにとっても アマモが 大の好物なのです。

 

兄貴たちは、僕らのように潜水が得意じゃあ ありません。

なので 彼らは、港に漂着し

水面に浮いているアマモ目当てに

泳ぎ回って 見つけては食べています。

水中のものは、

せいぜい首を突っ込んで届く範囲までのものしか

食べられません。

 

大の食いしん坊なので、勢い取れるアマモが無くなると、

今度は 僕たちオオバンをマーク!!

狙いは、何と 僕らが潜水して

やっとのことで取ってきたアマモ。

それを 横取りするのです。

酷いでしょ?  酷いのです。

これには ホトホト困ったものですが、

何せ 体が大きいしから 抵抗したところで・・・。

なので、ほとんど泣き寝入り・・・。

とは言うものの、これが今に始まった訳では無し、

僕らは彼らから 逃げたりしません。

兄貴たちの横取りは 織り込み済み。

アマモを奪われたって、また取ればいい訳だし、

餌が獲れずにいる コクガンの兄貴たちの

助けになっているんだなって考えたらいい。

 

そうそう 人間の世界でも

「情けは他人の為ならず」って 言うんじゃあ

ありませんでしたっけ?  (by オオバン)

 

そんな、オオバンたちのつぶやきが聞こえて来そうな、

小春日和の小さな港。

人間よりずっと身体の小さな野鳥たちが

立派に共生出来ている、

そんな様子のうかがえる  ごくごく平和な志津川湾です。

 

一週間ぶりのご無沙汰、Bluebirder*Sでした。

(オオバンのつぶやきは あくまでBlubirderの私的な感覚です)

 

追伸

未だに2羽だけかと思いきや、

戸倉地区の入り江に 居ました居ました♪ 20羽くらい。

こちらは、13日の様子。

朝夕の寒さが募るとともに、

コクガンたちの数も、徐々に増えてきているようです。

 

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コクガン来たれり

 

立冬の 車窓にテントウ 七つ星

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

よく晴れた 7日昼前の 観洋ワゴン車運転席の窓べりに留まった

ナナホシテントウ♪ 何かいいことありそうな予感~♪

 

この日は暦の上で言うところの 立冬でした。

テントウムシは夏の季語ですが、

ナナホシテントウは夏眠するのだとか。

越冬する個体も あるそうです。

 

「越冬」と言えば、

かねてから 早い時期にその姿を撮ってご紹介しようと

探し求めていた コクガン。

毎冬、シベリア方面から志津川湾へおよそ300羽が越冬に訪れます。

町にある海のビジターセンターには

既に 15羽の目撃情報が 届いていましたが、

Bluebirderは観光船で「飛翔個体」2羽とすれ違っていただけ

なかなか「間近」では お目にかかれず焦れていました。

 

それがついに、ホテル観洋を向こうに望む水辺で

再び帰ってきたコクガンたちの姿を

鮮明に捉えることが出来ました!!

およそ7カ月ぶり

コクガンご一行様 ようこそ 南三陸へ♪

 

実は、今月6日 朝7:30ごろにも

町内 戸倉・折立地区の入り江で遭遇はしていたのですが、

順光の東側からの撮影では遠すぎて

あえて逆光側の岸辺からシュート・・・

したのはいいのですが

シャッタースピードが稼げず ブレている上にピントも甘い

飛翔の姿に至っては このありさま・・・、

シューティングは失敗に終わっていました。

 

しかし、翌7日、ナナホシテントウが出現した日は

よく晴れ渡り

湾岸の小さな港に、5羽を確認することができました。

 

内3羽は 出船入船に煽られて飛び立ってしまいましたが

暫くの間 2羽がBluebirderに付き合ってくれました。

やや遠巻きではありましたが・・・

 

相変わらず 食欲は旺盛で 常に食べて食べて 食べまくっています。

海草の「アマモ」が大好物。

いつものように、オオバンが海に潜って取ってきたアマモを

当然の権利だと言わんばかりに 「横取り」!

オオバンは 文句も言いません。

潜水が苦手でアマモが上手く獲れないのが コクガン。

その大きさはカルガモ程度で さほど大きくはありませんが、

ひと回り小さなオオバンにとっては

抵抗できない「脅威」なのかも知れません。

とにかくジッとしていなくて、常に動き回っています。

前の冬に始まった「観洋コクガン観察モニターツアー」は

この冬も敢行の予定です。

 

実は、この5日には、10:15出発の語り部バスの道中

この港へ お客様をお連れして 早速、喜んで頂きました。

幸い、港には2羽居てくれましたから。

カメラを持たなかったので 当日の様子は撮れていませんが

おそらく同じ個体でしょう。

 

迷彩色の帽子などの持ち物から察するに

アウトドア派と思しき若いカップルは

携帯用の双眼鏡を取り出して 眺めていましたし、

一眼レフカメラでも 撮影出来ていたようなので

好かったよかった。

国の天然記念物にして絶滅危惧種の「コクガン」。

南三陸町の志津川湾では、ごく当たり前のように

毎冬 そのエレガントな姿を観ることが出来ます。

それも

スマホのカメラで撮れるほどの近くから観察できる。

そんな場所なんて 他にそうは無いようですから、

この冬も、喜んでご案内いたします。

どうぞ、観洋へお越しください。

 

 

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秋深まれど・・・

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

あれから、まだ再会出来ていません。

10月19日に、志津川港近くの荒島(あれしま)前に着水する

2羽を確認した切り

まだ。

国の天然記念物にして絶滅危惧種の コクガン。こちらは前の冬の様子。

 

休日の度、仕事の合間に

水辺へ その姿を確認に出かけてはいるのですが・・・

 

非番だった28日には、ちょいと悔しい思いをしました。

コクガンに「会い」に

わざわざ山形は庄内からお見えのご夫婦とたまたま意気投合。

「居ました!」と 旦那様から知らせを受け、

すぐさま戸倉方面の入り江に向かったものの

飛び立ってしまったあと。 トホホ・・・

 

お二人によれば、居たのは 5羽とのこと。

惜しい! 残念!!

 

ところで、コクガン情報を確認にいつも訪れている

南三陸 海のビジターセンター。

正面玄関前のエントランスがこちら。

南三陸・志津川湾の自然と生物に関する情報展示で いっぱいです。

コクガンのことはもちろん、例えば、

同じ冬場に訪れる オオワシに至っては

剥製が展示してあります。

11月下旬に、北海道方面から 渡って来るそうです。

野鳥写真マニアにとって、垂涎(すいぜん)の被写体なのであります。

 

それから、これ!

何だか わかります?      ザリガニではありません。

何と 驚くなかれ、

イセエビなのであります。まだ 小さいのですが。

それも、志津川湾に居たというのですから 二度驚き。

漁師さんが 網にかかったのを、持ってきてくれたのだそうな。

 

イセエビと言えば、茨城県辺りから南の太平洋沿岸から

朝鮮半島南部の沿岸、更に台湾にかけて分布する甲殻類。

全国的にみても、一番の漁獲量を誇るのが三重県で、

なぜ 志津川湾に・・・

ということなのですが、海流に乗って

志津川湾に流れ着く個体があるのだとか。

それと、もともと「南方」生まれですから

これまでは 水温が低く志津川湾では越冬出来なかったそうですが、

これまた 何と越冬するイセエビも出現してきているというのです。

それだけ 海水温が上昇して来ている証し。

地球温暖化がその要因ですね。

 

この日 ほかに持ち寄られていたのが、タツノオトシゴ。

センタースタッフが汲んできた海水を入れたバケツに

ポンプで空気を送り込んで

水槽に展示する準備をしていました。

竜のような格好をしていますが

エラ呼吸している 列記とした「魚」です。

 

志津川湾一帯には、

実に600種類を超える多様な生物が棲息しているのだとか。

センターでは そうした生き物たちの情報展示も楽しめます。

スタッフも あれこれ親切に教えてくれます。

 

さて、南三陸と石巻を結ぶ 国道45号沿いの北上川河川敷、

一面のススキの穂は 夕陽が絡んで輝きを増し

深まる秋を 印象付けています。

それにつけても 未だ撮れぬコクガンの姿、

その後 手に出来たのは、11月1日午前9時ごろ

波伝谷(はでんや)辺りで18羽を確認!という情報のみ。

トホ・・・

徐々に羽数は増えてきているようですが

コクガンの画像は

また次回「以降」のお楽しみでございます。

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ツイてる!!

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

先週のブログ担当日、観光船から確認出来たコクガン。

こんな写真じゃあ 小さくてわからない。

「再会」を期して 湾内の定番エリアに足を運んでみるのですが

さっぱり・・・

 

朝から抜けるような青空が広がった25日の午後、

再び コクガンを探しに。

ところが、この日は急に雨が降ったり止んだり、

晴れたり降ったり、妙な雲行き。

まさに観洋を出る前は気持ちよく晴れていたのに、

いざ出かけようとした時分には再び雨・・・。

「あ~あぁ ツイてないなぁ」などと心の中でつぶやきながら、

とりあえず、コクガン目撃情報を収集しようと

南三陸海のビジターセンターに車を乗りつけた直後のことでした。

雨の中、にわかに山側から陽が照り出したので、海側に目をやると・・・

防潮堤の向こうに「虹」!!!が見えるではありませんか。

条件反射のように、思わず堤の階段を駆け上がって スマホ撮影♪

青空を背景に くっきりと浮かび上がった虹♪

きれいでしょ?

雨でツイてないとボヤキながら出かけたにしては、

随分とツイてました。

思わず湧き出した心の叫びは 「ラッキー!!」

 

ちょいと子供のような感覚かも知れませんが

Bluebirderは、志津川湾の景観にベタ惚れなもので、

美しい湾を飾る虹の景色が見られたら

それはもう 小躍りするくらい嬉しいのです。

 

時刻は午後2時前のことでしたから

午後2時前の虹。

それも、青空を背景にした七色は 実に鮮やか♪

 

少し興奮しながら 防潮堤を南方へ走り、

なんとか全容を捉えることが出来ました。

 

スーツ姿でにわかに駆け出したわけですから、

堤の下からBluebirderの様子を観ている人が居たら

一体何があって、何をしているのだろうと

きっと「不信」に思われてしまったことでしょう。

それにしてもラッキ~!

 

さてさて、肝心なコクガンですが、

海のビジターセンターによりますと、

この22日の朝と23日に、ビジターセンターの裏手、

↑ こちらの海上で 2羽を確認したということです。

おそらく、Bluebirderが先週観光船から確認した個体

2羽 ↓ とも思われ、

今のところ、志津川湾内に滞留していることが期待されます。

 

冬の朝7時くらいには 100羽ほどが群れる波消しブロック ↓。

前の冬、コクガン観察ツアーを敢行した小さな港 ↓。

どちらにも、まだコクガンたちの姿は確認出来ません。

船揚げ場には、代わりに ウミネコが1羽・・・。

 

対岸に見えるホテル観洋もBluebirderも、

受け入れ準備は万端。

 

前の冬の君たちの姿と同じように、

首を長~くして待っています。

来たれ コクガン♪♪

 

 

 

 

 

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