白い首輪は成鳥の証

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

東日本大震災からの復興復旧の工事が進み

次々と防潮堤、河川の護岸、新しい道路が次々と完成する

南三陸町の湾岸にあって、

この冬も、果たして前の冬と同様に

越冬に来てくれるのだろうかと

正直いかばかりか不安がありました。

ただ、それも取り越し苦労だったようで、

元気な姿を見せてくれたコクガンたち。

カモ目カモ科コクガン属に分類される彼らは、

シベリア東部で繁殖し、朝鮮半島南部、日本、主に東北地方以北、

渤海沿岸部へ南下し 越冬します。

繁殖期のほかは、群れで生活する習性があります。

 

全長は55-66cm、翼を開くと115-125cmですから、

大きさは 大体カルガモくらい。

 

尾羽は短か目で、頭部から頸部、胸部の羽衣は黒。

頸部に白い首輪状の斑紋が入り、斑紋内に黒い斑紋がありますが、

これがちょうど「網目」になって、

おしゃれなアクセサリーをしているように見えます。

幼鳥は頸部の白色斑がないか不明瞭ですから、

くっきりしているのは立派な成鳥の証ということにもなります。

とにかく、全体的に羽衣が黒いことが

和名「コクガン」の由来になっています。

 

 

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巣立ちは突然に

風に向かって羽ばたいた瞬間でした。

フワリと 宙に浮いたかと思ったら、もうその時には飛び立ってしまいました。

観洋のカモメのヒナ。孵化を6月19日として 44日目の飛翔でした。

 

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

あまりに突然で、残念ながら 飛翔する姿は撮り損ねましたが、

確かに観洋眼下の岩場で営巣して繁殖に成功したカモメのヒナが

岩から飛び立つ瞬間を目撃出来ました。

8月2日 午前11時11分の出来事。

ただ、飛び立てたのは二羽なのです。

そう、一羽は取り残されてしまいました。

 

おそらく、三羽の中で少し遅れて孵化した一羽だと思われます。

二羽が飛び立った直後、親のカモメのつがいは「クークー」鳴きながら

残された一羽の頭上を飛び回っていました。

「早く飛び立ちなさい!」と 促すように。

 

残された一羽は、何とか飛び上がろうと幾度か羽ばたいて

フワリと浮上するのですが、

まだ「自信」が無いのか、風に向かえず 敢え無く失速・・・↓

このタイミングでは飛び立てず

やるせなさそうに「チャプン」と水に入って

「家族たち」の居る方へ泳いで向かうのがやっとだったようです。

カモメのヒナ三羽は

先週から営巣していた岩を離れて、水に入って泳ぎ始めていて、

隣の岩に「上陸」したり、海藻をついばんだりしていました。

これが 巣立ちへの第一歩だったようです。

 

二羽が巣立ちしたこの日は、営巣地の岩場の様子を見渡してみると、

三羽ともヒナの居場所がわからない。

 

しばらくすると、岩場の向こう側に見え隠れする二羽を発見。

しかし、もう一羽が見つからない。

天敵にさらわれてしまったかと心配したのですが、

もうしばらく眺めていると

岩場の手前に姿を現してくれて、ホッとした次第。

 

親鳥は、遠巻きに、しかし周辺の安全を確認しながらヒナたちの様子を

見守っていました。

 

この日 ヒナたちが飛翔するまでの動きを 振り返ると・・・

初め、岩の手前に居た一羽が羽ばたきながら岩の上に上ると、何を思ったか

ピーピー叫びながら 風に向かって今にも飛び立ちそうな行動を起こしました。

すると この一羽の行動に触発されてか、

岩場の向こう側に居た二羽が 続いて岩に上がってきました。

そこに、北寄りの強い向かい風。

ヒナたち、飛ばされそうだなぁ・・・などと 思った矢先、

三羽の内二羽は 翼を広げたかと思うと フワリと宙に舞い上がり、

そのまま観洋の東館の方へ飛び立ったのです。

 

一羽取り残されたのが、先に岩に上って羽ばたいていた「ピー介」でした。

先にピーピー叫びながら飛び立とうとしていたのにも関わらず

取り残されてしまったので、誠に勝手ながら ピー介と命名させて頂きました。

この日の午後も、岩の上にポツンと取り残されていたピー介。

親鳥は、やはり遠巻きに周りを警戒しながら

ピー介と先に巣立った二羽の安全を見守り続けています。

残った一羽も、おそらく一両日中には 巣立ち出来るだろうと思われます。

 

追伸: 3日には、三羽がで仲良く一緒にいる様子を確認できました。

ただ、短い時間でしたからピー介が飛べているのかどうかまでは

確認できていません。4日も同じ。

因みに写真の一番奥に居るのがピー介。

頑張れ!ピー介!!!

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誕生

一週間ぶりのご無沙汰です、Bluebirder*Sです。

 

先週触れなかった 観洋の「主」的存在の カモメのつがい。

大切に抱いていた卵から雛が孵りました~♪

聞けば、どうやら6月19日のこと。

こちらは、翌日20日の様子です。

巣の中に確認していた卵の数は2個。

確かに、じっとしていられずに、親鳥の周りを歩き回っているのは2羽!

ですが、巣の中をよ~く見ると・・・・・

ほらほら!

もう1羽!  ちっこい目が見えますね。

そう、3羽孵っていたのです。

去年は、繁殖を失敗していましたから、

抱卵の様子を窓越しに眺めながら無事に孵ってと応援する気持ちは、

大きく膨らんでいました。

雨の日も晴れの日も風の強い日も2羽が交代しながら卵を抱き続けて24~25日。

よく頑張りました♪

暖かな日差しの中、親子そろって 岩の上。

「言葉」こそ聞こえませんが、

わが子の誕生の喜びが つがいから伝わってきます。

それはもう とにかく嬉しそうで、

時折、互いに羽を広げたり

雄たけびを上げたり

まるで たまらずにそのままの喜びを露わにしているかのようです。

その声が、また興奮気味に聞こえるんです、

「産まれてきてくれてありがとう♪」と言わんばかりに。

あとは、3羽の雛が 天敵の脅威を免れて

無事巣立ちできることを祈るだけです。

今週も、先週に続いて Congraturations!!!  新しい命の誕生に!

 

PS

6/23の様子です。 ↓ 子カモメ3羽 すくすく育ってます♪

 

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ラウンジの窓から

一週間ぶりのご無沙汰です、Bluebirder*Sです。

 

真夏を思わせる陽気と気温になったかと思ったら 早6月。

今年ももう半分が過ぎてしまいました。早過ぎ、です。

さてさて、南三陸ホテル観洋から眺める志津川湾の絶景は格別です。

館内のロビーから通じるティーラウンジの窓からは、こんな景色が楽しめます。

窓ガラスに室内照明が映り込んでますが、

どうです、いいものでしょ?

そんな窓から、下に視線を落とすと・・・・・

岩の上で、カモメが営巣しています。

野鳥たちは繁殖の時期。

えっ?見えない?

では、こちら。

ね、巣で卵を温めています。白い卵がチラリ

 

温めている個体がオスかメスかわかりませんが、

巣はとにかく観洋の主(ぬし)的存在の カモメのつがいのもの。

彼らはいつも、仲良くこの一角にいます。

 

時々 立ち上がっては、卵をくちばしで転がし、自らの体の向きも変えては、

再び温め続けています。実に大切に いたわりながら。

巣の中には、卵が二個。

(△ここ迄 スマホのデジタルズームで画像に無理があります。悪しからず)

しばらくすると、巣のある岩に もう一羽、カモメがやってきました。↓

卵を温めているカモメの相方、パートナーと思われます。

体が少し大きめiに見えるので、あとから来た方がメスかな?

素知らぬ顔をして、直ぐには近づこうとはしません。

どこか、よそよそしい振る舞い。

仕舞には巣の中のカモメも こちら側を向いてしまう始末・・・

じりじりと時間をかけて巣の方に近づいてきたので、

間違いなく卵を温めているカモメの相方で「交代」に来たのだと

確信したのですが、

それが、なぜか一旦この場から手前の東館の方へ飛び去ってしまったのです。

 

えっ? 卵の温め、交代しないの? と、相方に薄情さを感じながら、

カメラを片付け始めた、その時でした。

すっ、と 巣の近くに降り立って、温めを交代したではありませんかぁ!

 

カメラのスタンバイが間に合わず交代の瞬間は「撮り」はぐれてしまった次第、

鳥だけに、あははは・・・汗

岩に降り立って交代するまで実に 30分余り・・・長い長い

ダジャレはさておいて、こちらのつがい、去年は繁殖に失敗しています。

どうやら卵がカラスの標的になってしまったようなのです。

先日、当館にお泊りになられた北海道のお客さまも

この巣を見つけてしばらく様子を眺めていたそうです。

実は去年は繁殖に失敗したのだ とお話ししたところ、

北海道のカモメはいつもカラスと闘っていて、体の大きさに物を言わせて

それはもう物凄い勢いでカラスを追い払っているとおっしゃっていました。

ただ、観洋のつがいのカモメは、どうも「おっとり」していて大人しい様子。

闘争心はうかがえず

去年は わずかなスキをカラスに付け込まれてしまったようなのです。

 

そもそもが無精卵で孵らなかった、という可能性も否定できませんけれどもね。

いずれにしても、今年は この巣の中の卵二個が 無事孵ることを祈りながら、

しばらく、巣の様子を付かず離れず見守りたいと思います。

 

☆カモメ・ウミネコ豆知識~~~~~~~~

カモメとウミネコの違いは、遠巻きに見てすぐわかるのが脚の色。

カモメはご覧いただいたようにピンクで ウミネコはイエロー。

並ぶとカモメの方が体が一回り大きく、

飛んでいるときに見える尾羽が白い。

尾羽に黒く太い横線が入っているのがウミネコです。

英語でも、カモメがseagull ウミネコがblacktailed gullと呼ばれています。

 

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桜 さくら

一週間ぶりご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

もう、志津川湾で越冬したコクガンたちは北へ去り、

南三陸町は 桜の季節♪

観洋前の桜も 満開。

散り際で、時折強めに吹く風に ハラハラと花びらが舞います。

いと 美し!

国道45号に面した桜の見事な枝ぶりと 咲きっぷりに、

走行中の車を思わず停めて車窓から写真に収めるドライバーさんも居るくらい。

そんな季節でございます。

 

この前、むっちゃんもブログで東山公園の見事な桜を披露していましたが、

Bluebirderも、陽気に誘われて ちょいと出かけてきました。

青空に 桜が映えて い~い感じ♪

夜には この行燈が灯り、お花見が楽しめるようですね。

園内には 西宮神社。

石碑には「今からおよそ800年前に、摂津国西宮神社よりご分霊を奉齋した」

という記述があります。

いわゆる、えびす神社。

「戎(恵比寿)」様は、「七福神」の中の一人で、

釣り竿と鯛を両手に持ってほほえんでいる神様。

遠くの海からやってきて人々をしあわせにする

漁業の神、商売繁盛の神、福の神なのです。

丁度、南三陸町の街と志津川港を見下ろす丘の上から

笑顔で見守って下さっています。

 

桜の木々では、ヒヨドリが「ギャーギャー」と賑やかに鳴きながら

花の蜜を摂っている様子。ふと 振り返ると・・・

ヤマガラです。

日本全国どこにでもいる野鳥で 特に珍しくはありませんが、

どうやら、巣材をくわえています。

繁殖の時期なのですね。

特に、急いでいる風でもなく、あわてている様子もなく、

巣材を加えたまま、しばらく、この辺りの様子をうかがってました。

しつこいBluebirderを ちら見!(笑)

お花見を楽しみながら、巣作りしていたのかも知れません。

お社を包む森からは、センダイムシクイの声も聞こえる 南三陸町です。

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