新年

二週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

訳あって 新年のご挨拶が遅くなってしまいました。

改めまして  新年おめでとうございます。

皆さまそれぞれに、佳き年を重ねられたことと存じます。

さて、晩秋に飛来したコクガンたちも

変わりなく 元気に志津川湾で越冬中です。

ただ、少し気になったのが

日中、優に40~50羽は確認出来た「いつもの」浜辺に

20~30羽程度しか見られなかったこと・・・。

減っちゃったぁ~? どこか行っちゃったぁ~?!

いえいえ、それも取り越し苦労で、

年末28日の飛来調査によれば

この志津川湾では319羽が確認され

もうすでに前の冬の同じ時期に比べて100羽ほど多いそうで

ホッとしました。

きっと、更に湾内各地に分散化、それも定着してきている♪

ということなのかも知れません。

 

3.11復興整備の影響で飛来数の減少が懸念されていたことなど

どこ吹く風・・・。

これからさらにその数は増えそうで 楽しみです。

1月12日日曜日には、コクガン観察モニターツアーに

三組7人のお客様に参加いただき、

ご案内することが出来ました。

二組は東京から、もう一組は仙台からのお客様。

当館のワゴン車で海辺に乗り付けて、

陸揚げしてある漁船の陰から目の前数mの距離で

観察することが出来ました。

乱獲や開発が原因で、個体数が減り 地球上に8000羽有りや無しやで

今や国の天然記念物にして絶滅危惧種のコクガン。

そんな貴重な鳥を  こんな間近で見られる所は、

まずほかには無いと思われます。

「彼ら」も、港の人たちが

「自分たち」に危害を加えないのだということを

徐々にわかってきてくれている気配もあり、

いよいよ観察しやすい条件が揃ってきました。

興味がおありの方は、どうぞ 南三陸ホテル観洋へお越しください♪

私どもも喜んでご案内します。

コクガンも 首を長~くして お待ちしておりま~す。

 

追伸: 海のビジターセンター情報によれば、

オジロワシが二羽、

南三陸町と石巻一円に飛来しているとのこと♪

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羽繕い

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

亥年も暮れ 終わりを告げようとしていますが、

寒空の中でも相も変わらず元気いっぱいなのが

志津川湾で越冬中のコクガンたち。

彼らは、岸壁に上がれば まず 羽繕いは欠かせません。

羽繕いは、鳥の能力を適正に保つ上で無くてはならないもののようです。

鳥の腰部にある尾脂腺(びしせん)からは脂が分泌されていて、

クチバシでその脂を羽毛に塗ります。

何とも細かい作業を、首をくるくる器用に回しながら

頻繁に行っています。

水鳥は、この羽繕いによって、水中に入っても水を弾くことができ、

飛翔力保温力を維持することができます。

これを毎日、全ての羽毛施しているのですから 実に大変な作業です。

鳥たちは、動物に襲われそうになった時には

飛んで逃げることができますが、

もし 羽にごみや汚れが付いていて直ぐに飛び立つことが出来なかったら

命を失うことになりかねません。

そのため「羽繕い」は、鳥にとっては、

緊急の際に 直ぐ飛び立ち逃げられるようにするための、準備なのです。

上の写真の体勢は、かなり苦しそうにも見えてしまいますが、
とにかく熱心に 休むことなく、常に羽繕いをしています。

クチバシが届かない頭部や首の周りの羽毛は、どうするのかというと

クチバシで足に油脂をつけ、足で油脂を塗るのだそうです。

身の安全を守るためということなのですから、
彼らにしてみれば 当然でありごく自然な作業なのでしょうけれども、
その「作業量」たるや、他人ごとならぬ「鳥ごと」ながら
我が身に置き換えてみると 大変な苦労を感じてしまいます。

 

脂を羽にぬることで、羽毛は整えられ汚れを落とし

更に防水処理もできる、ということ。

上の写真、

胸からお腹のあたりの羽が 水を弾いているのがわかりますね♪

そして 羽繕いが終われば、

今度は 食べる♪ ひたすら食べる♪

アマモを食べる。

鳥たちが常に羽繕いをしているのは、

大切な羽が、いざという時にしっかり機能してくれるように整える

まさに生き残りをかけた行為だったのです。

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本年中も、ブログをご覧いただき ありがとうございました。

酷寒の中でも元気いっぱいのコクガンになぞらえて

来る新年も、皆さまにとって 明るく活気に溢れ

更なる高みに力強く飛翔出来る一年でありますことを

心より祈念いたします

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追伸

12月29日 コクガン観察モニターツアーに福島からお越しの

親子連れ5名さまにご参加いただきました。

この日は 何と!目の前 数mの距離から観察出来たのです。

もちろん、コクガンに脅威を与えないように

車の中から、そして物陰に隠れながらですが

スマホで手軽に撮影できて とても喜んでいらっしゃいました。

車の運転席からもこんな風にスマホ撮影♪ 出来ちゃうんです!

是非コクガンを撮りたいと、望遠レンズを携え

わざわざ福岡からお越しのお客さまにも

観察スポットをご案内申し上げました。

このブログがアップされる頃には

もう撮影を済ませているかも知れません。皆さまも、是非どうぞ。

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かわいい奴

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

北寄りの風の吹く日は、随分冷えますねぇ~。

15日には南三陸町でも雪が舞うのを見ました。

 

日曜日、チ チ チッ・・・ 聞き覚えのある小さな声が

Bluebirderの視線を 歩道脇フェンス向こうの藪に誘いました。

す・る・と・・・

こんなのが 居ました。

キ・ク・イ・タ・ダ・キ。 キクイタダキ

 

目の前で立ち止まって観ているBluebirderの姿など気にすることもなく

逃げません。いつもなら さっ と逃げるのに・・・

シャッター チャーンス!!!

ところが、昼休みに寮に戻る途中で カメラの用意などは無し・・・

スラックスの後ろポケットからスマホを取り出し カシャッ カシャッ・・・

 

体長は10㎝ほど。日本で観られる野鳥では最も小さいと言われています。

その上、体色は藪の竹や葉と同系色なものですから、

スマホの液晶画面でもどこに居るのか識別出来ませんでした。

 

こんな藪の中ですと、

画面上の居場所をタップしてピントを合わせてから

シャッターを切るのが定石ですが、

「ちっちゃくて周りと同系色」の姿を 画面で容易には見つけられず、

ただやみくもに撮るしか仕方がありませんでした。

おまけに光が足りない。

結果的に、こんなボンヤリしたキクイタダキをご覧いただくことに・・・

 

全長は前述の通り10cm、体重は5グラムほど。

全体はうすい緑色をしていて、頭のてっぺんは鮮かな黄色。

これが菊の花びらが頭に貼りついているように見えるので、

キクイタダキという和名が付いています。

日本では冬鳥として渡来している他、

北海道や本州の高山帯の針葉樹で繁殖するそうです。

普段は樹々の密生した枝から枝へと絶えずちょこまか動き回っては

大好きなクモや昆虫を食べているので

なかなかうまく撮れない鳥ですが、1.5~2mという間近で見たのは初めて。

野鳥たちは目の前に好物の餌があると、

近くに人が居ても あまり気にしないようです。

このキクイタダキも、

どうやら枝の古い切り口の割れ目にいた虫か何かを食べていて

それでしばらく飛び去らずにいたようなのです。

「かわいい」でしょ?

 

かわいい、と言えば、コクガンも!

遠目では、目が頭の黒い色に埋もれて どこか「怖い」印象ですが、

拡大すると・・・

ほらっ、こ~んなに かわいい顔してます。

やさしい表情してるから、メスかな・・・? というのは勝手な憶測。

 

15日朝7時~の コクガンウォッチングツアーでは、

目の前10mに その姿を捉えられました。

スマホで、こんな風に撮れてしまうくらいの近さでした。

参加されたお客さまは、それはもう大喜び。

ご自分でお持ちになった一眼レフカメラでも、うまく撮れていたようです。

いいお土産が出来ましたね。

ご希望の方には、ご案内いたします♪

フロントで お気軽にお申し付けください。

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午前8時過ぎ

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

土曜の朝、午前8時過ぎ。

毎朝羽繕いしている場所に

もうコクガンの姿はありませんでした。下は11/29の様子。

寒さが増すにつれ、早朝の海辺に出かけるのが

億劫になってしまっている今日この頃。

みなさんはいかがお過ごしでしょう?

 

この日は「意を決して」コクガンウォッチングに。

しかし、初動が遅く8時を回っていたので いつもの場所に姿は無く・・・。

このまま帰るのは口惜しいので、「日中も見かける」と噂の

少し先の漁港まで足を延ばしてみました。

すると・・・、居ましたいました♪

二十数羽といったところでしょうか。

プカプカ泳ぎながら漁港に流れ着いた好物のアマモをついばんでいました。

しばらくすると、岸壁に上陸を始めた一団が♪

このチャンスを逃すまいと、デジカメ付きのスコープを準備。

撮影してみました。

スコープのピントをマニュアルで合わせ、

あとはデジカメのオートフォーカスに任せてシャッターを切るのですが、

スコープ側のピント合わせが今一つだったせいか、

微妙に焦点がずれている。

オートフォーカスの特性として、

コントラストの強い線や輪郭のはっきりした対象物に

焦点を合わせに行く傾向があるのですが、

どうも、コクガンは他と比較すると

今一つぼんやりした「対象物」のようで、

他にピントが逃げるようです。

上の写真も、

スッと首を立てているコクガンを中心に撮ろうとしたのですが、

背後のくっきりと色分けされた羽を持つカモのお尻に

ピントが行ってしまい、こんな感じ・・・、奥ピンです。

お恥ずかしい・・・

 

スコープのピント合わせは大体の当りをつけて、あとはデジカメ任せ、

でいいはずなのですが、コクガンの撮影はそうはいかないようです。

しっかりスコープ側でピント合わせをしないと、ダメ。

まあどう言い訳しようと Bluebirderのデジスコ撮影の腕が未熟なわけです。

このあとは、始業の時刻も迫っていて、

シャッターを押せた時間はせいぜい15分程度。だったにも関わらず、

上陸したコクガンたちは、その間にそそくさと 再び水上へ・・・???!!!

何が起こったのかと思いましたが、

この日は、志津川湾の漁の開口日(解禁日)だったのです。

船を出し漁に向かう皆さんの動きで、逃げ出してしまったのです。

 

ピンボケと言い、撮影タイミングといい

良くなかった土曜の8時過ぎ。

次こそは、と意欲を燃やすことになった朝なのでした。

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コクガンウォッチング

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirdre*Sです。

 

南三陸町でも、

毎朝、車のフロントガラスが霜ですっかり白くなる時期になりました。

12月。

お変わり ございませんか?

 

さて、絶滅が危惧され国の天然記念物として保護されている コクガン。

観洋近くの海辺で朝 確認出来るだけでも、もう優に100羽を超えています。

 

地元ネイチャーセンターの情報によれば

今シーズンは 10月の終わりに二羽が確認され、

前のシーズンより1週間ほど早い飛来だったようです。

冬鳥コクガンの飛来が少し早め・・・、な上に

12月に入った昨日朝のお客さまのお見送りの際には

「雪虫」がふわふわと舞っているのを見かけましたから、

いよいよ、寒さも本番、といったところでしょうか。

 

そうした中、南三陸ホテル観洋では、

新たな試みとして お客さまを

コクガンウォッチングにご案内するツアーを設けました。

試しに、朝7時から1時間ほど、Blubirderがご案内します。

ちょうど「朝飯前」にコクガンを愛でて自然に浸り・・・、

それから宿に戻って ビュッフェスタイルで お食事♪ っていう

ちょっと贅沢な冬の観洋のイベントです。

まあ 野鳥ファンって、それほど多くはないのかも知れませんが、

それでも、昨日も 外来のお客さまから、

コクガンはどこで見られるのか尋ねられましたし、

ここ最近、宿泊のお客さまから、

事前にお電話で問い合わせをいただいたり、

チェックインの際に尋ねられたりする機会が増えてきました。

前のシーズンも、

去年10月に志津川湾がラムサール条約登録湿地になった

ということもあってか、

やはり何件かお問い合わせ頂いていましたので、

「南三陸町といえばコクガン」、「コクガンと言えば南三陸町」

という印象が少~しずつ定着してきている♪

そんな気がして 嬉しく思います。

復興途上の街の再生のためにも、地元を訪ね、

観光に訪れてくださる交流人口の確保と拡大が大命題ですから、

南三陸町に少しでも興味を持って頂けることは とてもありがたいことです。

志津川湾で越冬する「彼ら」は

豊かな自然によって涵養されている生物多様性の象徴的な存在です。

その象徴を観たいというご要望があれば、

朝だけでなく日中でも、予定さえ空いていれば

コクガンウォッチングにご案内しますので、

興味のおありの方は、お気軽にホテル観洋へお問い合わせください。

お電話 0226-46-2442へどうぞ。

もちろん ご要望を頂くのは チェックインの際でも構いません。

地球上にに7000~8000羽しか居ないと言われる貴重な野鳥なのに

その内200~300羽が

毎年この志津川湾で越冬して行くんですから、凄い!!!でしょ?!!

いえ、凄いんことなんです!!!

 

常にじっとしていなくて快活で ちょっぴりやんちゃ、

全体的に黒いんだけどおしゃれでエレガンスな羽色のコクガンを

是非 観に来てください♪

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