「国の天然記念物にして 絶滅危惧種
コクガンの越冬期間は 10月の下旬からゴールデンウイーク前まで
だから コクガンたちは3.11で 津波に被災しているんです・・・」

な~んて 語り部バスでお客様にお話ししているのに
10月下旬になってからも コクガンたちがやって来る
いつもの港に まったく足を運ばずにおりました

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

この11日 ほぼ半年ぶりに 南三陸海のビジターセンターへお邪魔して
お話をうかがったところ
10月12日には 2羽を確認

センターでの確認は 去年より10日早いとのこと
ということは
もう 今季初飛来から1カ月が経過してしまっていたのです

今年は 飛来が遅いとばかり思い込んでいましたから
ブログでのお知らせが遅れて スミマセンでした

いつもの港に出かけるきっかけになったのが こちら

地元紙 河北新報の記事でした

東北地方に棲息していたクマゲラ 国内で一番大きなキツツキで
国の天然記念物で絶滅危惧種ですが
ここ6年 生息が確認されておらず 絶滅寸前ではないか というのです

気候変動を要因のひとつに挙げていますが
同じ絶滅危惧種のコクガンは まさかそんなことないよね?と 足を運んでみた次第

センターの話では その後 10月19日と20日に6羽
26日28日に12羽 30日には26羽
今月に入って 2日と8日には28羽
10日には31羽を確認したとのこと

ならば と いつもの港へ・・・

す・る・と・・・ 居ました いました

目視で 9羽を確認!

乗り付けた車とBluebirderの存在など気にする素振りも無く
風が強い岸壁近くで波に大きく揉まれながら
もくもくとアマモを食べていました  逞しいという印象です

このシーンでもお分かりいただけますね
彼らの大好物 アマモがこうして岸壁に向け打ち寄せられてきています

わき目もふらず食べているのは 北からの長旅の消耗を
一刻も早く回復しようしているためなのか・・・
いやいや 単に お腹がペコペコなのかも知れませんねww

本来家族単位で行動するコクガンたちは 餌場獲得のため
リーダーがほかのコクガンを追い払おうとする傾向があるのですが
この日 9羽のコクガンたちは ほとんど威嚇し合うこともなく
仲良く アマモをついばんでいました


まぁ それだけ今は 流れ着くアマモの量が豊富なのかも知れません

ここで目にした様子からは 東北北部のクマゲラが瀕している
危機的な状況など微塵も感じられませんが
コクガンの数が激減したのは 乱獲の他 土地の開発も原因だと聞いています
なにより土地の開発は 彼らを養うアマモの群生を阻害しますから

つまりアマモはその土地の自然の豊かさを如実に反映する植物なのです

志津川湾では 震災直後は まだもさもさと茂っていた海藻や海草が
災害復興工事の後 そのボリュームを減らしてしまっています

忘れてならないのは
海の恵みが”当たり前”であるために必要なことを
改めて確認し 反映することで
今ある”当たり前”は持続出来るのだということ

この冬もまた 志津川湾の生物多様性の象徴的な存在
コクガンの様子に触れてゆくことにいたします