Vol.84 スターパーティ

6日ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

24日のスターパーティの風景です・・・

え?? と思いますよねww

実はこの日夕方の観洋上空は  雲に覆われておりまして(^_^;)

晴れるという予報を信じ
空が切れるまで しばらく屋内でお楽しみ頂きましょうと
登場しましたのが 謎?のトランプマジシャン K氏でございます

お客様が選んだカードを 最初から予測してみせたり

お客様の好きなカード一枚を 他のカードの中に紛れ込ませた後
お客様に押えてもらっていたはずのカードが
なぜかテーブルに並べたカードの中に一枚だけ表向きなって現れ
押えていたカードは お客様の好きなカードに入れ替わっていた・・・

といった驚きのマジックを 数多披露してくれました

男の子も 大喜び♪

手さばきの鮮やかなマジックは まさにミラクル!Amazing!

マジシャン K氏は 実はまだ中学を終えたばかり
仙台在住で 他人を楽しませるのが大好きと爽やかな笑顔で語る
新年度の新高校生
栁 昂之介(やなぎ こうのすけ)
プロデビューも叶いそうな これからが楽しみな少年です
いずれまた観洋でマジックを披露してくれるそうですから お楽しみに!!

 

た~だ
残念ながら ミラクル!という訳にはいかなかったのが
この日の観洋の空でした  雲で覆われたまま・・・


それでも 星空案内人 S氏からEVスコープで撮りだめて頂いていた
星雲や 星団 彗星の数々の画像を モニター画面でご紹介しながら


興味深いお話を交えて お楽しみ頂くことが出来ました


隣には 望遠鏡を街の灯りに向けて 星空観望のシミュレーションコーナーも

モニター画面には・・・

全天で最高の光度で輝く シリウス


馬頭星雲(ばとうせいうん)


オリオン大星雲


フクロウ星雲

そして ZTF彗星(ズィーティーエフすいせい)など


晴れていれば この辺に観えるといった解説も加えながら
延べ80人以上のお客様に お楽しみ頂きました

春休みの子どもたちも多かったので
ほんとは観洋の星空を存分に楽しんでもらいたかった・・・

でもこれも また今度来て観てくださいね というご縁でしょう
次の機会に またお会いできることを楽しみにしております

そこで スターパーティ 今後の予定です

4月11日 金星・すばる接近 水星観望絶好機
19:00~ 雨天曇天時「星の楽しいお話」

4月23日 月と金星接近 こと座流星群は?
19:00~ 雨天曇天時 中止

5月08日 西にSTAR大集合
19:00~ 雨天曇天時「星の楽しいお話」

5月23日 火星がふたご座ポルックス・カストルに接近
       金星・月大接近
19:00~ 雨天曇天時 中止

6月13日 かに座プレセペ星団に金星入る
19:00~ 雨天曇天時「星の楽しいお話」

6月22日 月・金星・火星の集合
19:00~ 雨天曇天時 中止

どうぞ 観洋恒例 スターパーティ当日にお泊り頂き
ご一緒に 美しい星空を楽しみましょう

 

さて 志津川湾で越冬中のコクガンですが いつもの港には皆無・・・
海のビジターセンター前の 遠い海域にぃ~(遠い~(^_^;))

そして センター近くの防潮堤沿い沖に

少々まばらな群れ(家族単位の集合体)をつくり
これまでにも増して旺盛な食欲っぷり
オオバンにアタックをかけアマモを横取りしています

北帰行に向けて急速充電中の様子

ビジターセンターで24日朝には102羽を

25日には82羽を確認しています

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ZTF彗星に注目の眼差し

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

どうです 惹きこまれるように モニター画面を覗き込むこちらの様子

今月11日に開かれた スターパーティの1シーンですが

この日の注目は なんといっても5万年ぶりのZTF彗星〈EVスコープモニター〉

〈星空案内人O氏大口径望遠鏡⇒モニター〉

土曜日ということもあって
150名を超えるお客様が屋上に上がられ
星空を楽しんでくださいました い~い賑わいですww

前日雪の降った南三陸町は 久々の積雪
優に10㎝以上は積もりました

それでも午前中は 快晴に♪
スタパ開催に期待が膨らみました  星空指数は 80%でしたし・・・

ところが 昼前に まさかの「曇り予報」発令!?

午後7時から曇り始めるという情報が入り
急遽 スタパ開始を午後5時半に繰り上げ
曇り次第 終了ということにしました

天気ばかりはどうしようもありませんから

それが 開始直前になって 曇り予報は解消

スタパ自体は 午後9時までという
異例の長時間開催とあいなりました

そもそも「曇り次第終了」とお知らせをしてしまっていましたから

開始序盤から お客様が殺到することに

幸い 今回は星空案内人にOさんが加わってくださっていて
ご案内役が4名居りましたから 大助かりでした

とにかく親子連れが多く 沢山の子どもたちに
望遠鏡を覗き込んで貰えたのが

Bluebirderとしては 何よりも嬉しかった この日のスタパ

大勢のお客 様からスタパに星に興味を持って頂けた嬉しさは一入です

ただ この日 火星に大接近とアピールしていたZTF彗星
位置がわかりやすいだろうということで
双眼鏡で観てみて などと
前回のブログに「軽口」を記してしまいましたが
どうしてどうして・・・

等星が低くて 私物の野鳥観察用スコープで
彗星の姿は捉えられませんでした
これ 午後9時過ぎに撮った火星なのですが・・・
ホウキ星は一体どこに?という状態です

火星とZTF彗星の接近画像が こちら!!

星空案内人O氏提供の画像  きれいです♪
火星に比較して ZTF彗星は ごくかすかな光
これでは 6cm口径のスコープで到底捉えられるはずもありません

そこは フランス ユニステラ社製のEVスコープがしっかり捉えてくれて

タブレットとモニターに映し出された画像の前には
スマホカメラの放列!!!
ある意味 壮観でした

皆さん いい思い出になりましたね
ご参加いただきありがとうございました

5万年ぶりのZTF彗星
この15日のスタパが ラストチャンスになります

 

さてさて 志津川湾で越冬中の
コクガン 12日午後 いつもの港にも
ビジターセンター近くの海域にも
一切姿が観られませんでした

こちらは1月7日の様子ですが
一部の冬鳥たちは 北に向かい始めたと聞きます
眼に出来たコクガンの数からすると 心なしか
寂しい冬になってしまった そんな印象です

12日朝 海のビジターセンターでは70羽を確認していますが
シーズン最後の湾内全数調査の結果を待ちます

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5万年前

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

前回地球に接近したのは 5万年前
かの ネアンデルタール人が見たかどうかは
知る由もありませんが
実に それ以来というほうき星が  ZTF彗星

先週のブログでもご紹介しましたね         (⇑ 星空案内人S氏撮影)

実は急遽1月30日と2月2日に スターパーティを開きました
彗星を観るのに 30日は 月明かりがあまり邪魔にならない日でしたし
2日は 最接近する日でしたので

ところが 30日の夜は 雪に!!

星空指数は80%で 余裕で晴れるものと思いきや
この通り

それでも午後9時には晴れるという情報を信じて
懸命に雪掃きをしておりました

掃かないと 足下がとても滑り易くて危険なもので (写真提供:星空案内人N氏)

すると どうでしょう

雪のち晴れ 空はほぼ快晴に♪

またまたミラクルです!!!
こうなれば もうしめたもの

秘密兵器フランスユニステラ社製の特殊望遠鏡
EVスコープの威力を発揮するチャンス

見事に映し出されたZTF彗星


太陽とは反対側に水蒸気を飛ばし 美しく輝きながら

宇宙空間を”飛ぶ”姿を捉えることができました

寒い中でしたが


50名以上のお客様から年初の天体ショーを
お楽しみ頂けました

そして 彗星最接近の2日 上空には厚い雲が垂れ込めていましたが
開始の午後6時には 雲は散りじりに消え
無事 スターパーティは 開催へ

この日は 午後6時過ぎに 宇宙飛行士若田光一さん搭乗中の
ISS国際宇宙ステーションが観洋上空を通過
もう一つの天体ショーに歓声が上がりました

ただ 撮影は失敗 画像はご紹介できませんが
この日も EVスコープは やはり見事にZTF彗星を捉え
お客様に 5万年ぶりの輝きをお届けし ご覧いただくことができました

真っ赤な惑星 火星に彗星が最接近する11日と

おうし座のアルデバランに最接近する15日にも

スターパーティを開催します

ZTF彗星は 行ったっきりになり
金輪際 地球に接近することはないそうです

11日と15日には 目印になる星のすぐ隣にあって
アマチュアファンでも見つけやすいので双眼鏡やスコープ
望遠鏡を向けて
一期一会の輝きを楽しんでみてはいかがでしょうか

 

さて 希少な水鳥 コクガン
この冬は どうも 居場所に異変があって

4日土曜午後には 戸倉方面の 河口付近で 2羽 確認できただけ
いつもの港では 一切姿はありませんでした

ただ 海のビジターセンターではこの日の朝
108羽を確認していますから
湾内の全体数が 減っているわけではなさそうです

現に センター近くの防潮堤沖では 一定の”賑わい”が見られました

いつもの港に居場所としての魅力がなくなった理由はわかりませんが

近くで撮れなくなくなったのが 残念で仕方ありません(^_^;)

 

ところで 2月5日は 今年地球から一番遠い満月
スノームーンでした

志津川湾には見事な光の道を伸ばして
美しい光景を湛え 魅せてくれました

2月4日が立春で 暦の上では春♪ そろそろ光の春に突入

月も目下最小で 後は近づく一方
ということは! 月が ツキが 段々大きくなる
な~んて 何とも玄がいいではありませんかぁ

今年は 大きくなっていく満月を愛でて
ツキをどんどん膨らませましょうww  いいこと一杯ありますように♪

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ZTF彗星を観よう

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

年初の天体ショーとして期待されているのが ZTF彗星

この22日現在の様子を捉えた貴重な画像は
当方スターパーティ星空案内人にして
星のソムリエ教授 S氏がこの22日に松島で撮影しました

ZTF彗星は 去年3月2日に
アメリカのパロマー天文台にあるパロマーシュミット望遠鏡を使った
広視野天体観測プロジェクト
Zwicky Transient Facilityによって発見された 新しい彗星です

こちらは岡山県井原市美星町にある美星天文台がとらえた20日の様子

1月初旬に 明け方の東の空に6等前後の明るさで見えた彗星は
次第に北へと移動して 北極星に近付く1月22日頃から2月初旬には
周極星となって一晩中夜空に輝くことになります

2月2日の地球最接近の際には
彗星は4等台の明るさになると予想されていて
塵の尾を引いた姿が観測されるものと期待されています

こちらは21日のZTF彗星(美星天文台撮影)

火星近くを通過する2月11日

アルデバランやヒアデス星団の近くを通る15日には

ZTF彗星を観るスターパーティを予定しています

そのZTF彗星を観望するのに威力を発揮するのが

前回のブログでもご紹介した 特殊望遠鏡ユニステラ

冒頭でもご紹介したこちらの姿は S氏がこの望遠鏡で捉えました

実はこのZTF彗星 元々 放物線にごく近い楕円の軌道を描いていて
計算上では 前回太陽に近づいたと考えられるのは 5万年ほど前のこと
現在は 惑星の引力の影響で起動が変化していて
将来的には太陽系から離れ二度と帰ってこないと考えられていますから
まさに一期一会!! 観望のチャンスは この機を置いて他にありません

地球に最接近する2月2日前後の数日は
十分に暗い空であれば肉眼で見えそうだと言うことですが
双眼鏡を使うと
ひょっとしたら 形のいびつさや
尾が少々伸びている様子などが見えるかもしれません

最初にして最後の観望となるZTF彗星 皆でしかと観届けましょう

 

さて 志津川湾で越冬中の希少な水鳥 コクガン

先週のブログで 飛来がいよいよピークを迎えます!
な~んて言ってしまっていましたが
28日にいつもの港に居たのは たったの4羽 ( ⇓ 画面からは1羽はぐれてます)

海のビジターセンターで朝確認できたのは80羽程度でしかなく

寒波が強過ぎて 一旦更に南下してしまったものか

湾内で居場所を変えてしまったものなのか
この冬は ここ2~3年とは動向が違うようです

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今年最初のスターパーティ

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

この16日 今年最初のスターパーティが開かれました

【オリオン座と冬の大三角 2023.01.16】

日中は 厚い雲が垂れ込め 開催が危ぶまれました
まぁ ”危ぶまれる”のは 今回に限ったことではありませんが
最初のスタパは なんとしても 成功させたかった

わかってもらえますよねぇ この気持ち  何せ年初なのですから

なかなか取れない雲でしたが
開始時刻の午後6時半には
観洋上空の雲が 切れ始めてくれました  wwいつものように

【火星とすばる 2023.01.16】
ただ 快晴とまでは行きませんでしたが
時折 雲に隠されたりしながらも
オリオン座をはじめ冬の星座や 木星 火星も ほぼ全天を観望できました

【カシオペア座 2023.01.16】
スタパ 今年もついてます!

丁度この日は 韓国内およそ40の大学から選抜され訪れた
140名の学生さんたちが3泊目

観洋屋上 汐風の空には 一班のお客様も含め
100人以上の皆さんが入れ替わり立ち替わり次々と訪れ 賑わいました

それにしても驚いたのは 学生さんたちお持ちの最新スマホの性能
手持ちでも それはきれいに 星座が撮れちゃうのです
自分のでは しっかり固定しないと
ブレてしまって とてもきれいに撮れたものではありません

それが いとも簡単に星空を写し取って
「撮れた とれた」「うわぁ~ きれい!!」って 大はしゃぎでした

それはもう”乗り”がよくって・・・

ご覧の通り♪

また 当館で間もなく研修を終える台湾の大学生も
寒~い中でしたが しっかり防寒対策をして参加してくれました
Kさんと Yさんです ありがとう♪

み~んな
星空案内人の話に 熱心に耳を傾けては

望遠鏡で 木星を観たり

北斗七星の 二重星 ミザールを観たり

オリオン座など

星座を見上げて 思い思いに写真を撮ったりしながら
スターパーティを 楽しんでいました

ところで こちら ノリノリの韓国の学生さんの隣にあるのが

特殊望遠鏡 ユニステラ
オリオン大星雲を捉え 美しい映像を映し出してくれました

接眼レンズにスマホを当てて撮った画像がこちら♪

きれいでしょ?

そうそう この日は
宇宙飛行士 若田光一さん滞在中のISS 国際宇宙船も観られ
歓声が上がっていました

雲の間に 見えたという証拠写真がこちら・・・・・

西の空 木星の右側に ISSの5秒間の軌跡を確認できますが
動画を1フレームずつ切り出して 数多コンポジットすると
この始末・・・ 酷い
今度は動画ではなく
シャッタースピードを長くして写真として撮ることに致します

まぁ とにもかくにも年初に相応しい賑わいになったスタパ
韓国の学生さんたちからは
「七日間の日本滞在の中で 今日が一番よかった」
という ありがたい言葉を頂戴しました

ご案内している私たちスタッフも
皆さんが存分に楽しんでる雰囲気に浸り 楽しませて頂きました
どうも ありがとうございました

ところで 今 彗星 いわゆるほうき星が 接近中なのを ご存知でしょうか

こちらが そのほうき星 ZTF(ズィーティーエフ)彗星
まだ 尾は長くありませんが きっとこれから徐々に・・・
撮影は 当スターパーティ星空案内人にして
星のソムリエ教授の Sさん
先にご紹介しました特殊望遠鏡ユニステラの写真  左側にいらっしゃる方です

ご提供頂き ありがとうございます

実は このほうき星:ズィーティーエフ彗星を観望するのに
好条件な日に当たる この30日
特別スターパーティを開催します

特殊望遠鏡ユニステラで ほうき星を観ましょう
なお 2月11日15日スタパでも

このほうき星を狙います お楽しみに

 

さて 志津川湾で越冬中の希少な水鳥 コクガン

大寒の寒さと共に 飛来数が ぐっと増えました

21日にいつもの港で観えたのは7羽でしたが
20日ごろ行われた調査では 湾全体
345羽を確認したとのこと

21日には 海のビジターセンターでも118羽を確認出来たそうで
コクガンの飛来は いよいよピークを迎えることになります

 

 

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