まだ いますか?

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

最近、「まだ いますか?」

これからご宿泊になるお客様や お泊りのお客様から

そうしたお問い合わせを いただいています。

 

ええ、おります。

 

一体 何のお話かといいますと 「コクガン」のこと、なのです。

徐々に気温も上がり 3月も下旬ともなれば、

きっと、志津川湾で越冬していたコクガンも

既に北に向かっていなくなっているかも知れないと

思っていらっしゃってのことでしょう。

 

確かに、既に北帰行が始まっている時期ですから

湾内で確認できる数は、少なくなってきてはいます。

それでも、南三陸海ビジターセンターによれば

まだ ピーク時の3分の1くらいはいるそうです。

ちなみに、この冬のピークは 400羽以上でした。

いつもの港で、20日午前11時前に確認出来たのは

7羽程度と 実に寂しい限り。上の写真には、オオバンも混じっています。

センターによれば

どうやら いつも午前10時頃になると、

いくつかの群れが この場から飛び立ち

他のエリアへ向かってしまうのだとか。

 

ということは 朝の比較的早い時間帯であれば

まだ もう少しまとまった数のコクガンたちの姿が

観られそうです。
もっとも 一番ののんびり屋さんは、大型連休前までいますから

是非 観に来てください。

よろしければ、Bluebirderがご案内いたします。

コロナ禍でなかなか観に来れなかったという方も

どうか ご安心下さい。


こちら志津川湾では、まだ今しばらくの間

コクガンのシャッターチャンスは 続きそうです。

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冬鳥 その4

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

福島県沖で発生した地震により

被害に遭われた皆さま方には

心より お見舞い申し上げます。

また、怪我をされた方々には

どうか 大事にされて

復旧復興も 十分お気を付けてお進めください。

 

観洋は固い岩盤の上で 堅牢な耐震設計ですから

建物自体に全く損傷は無く、

幸い 館内で大きな混乱も 器物の破損もありませんでした。

決して地震や津波などの自然災害の猛威は侮れませんが、

高台で 3.11の巨大津波を2階迄で凌いだ経緯もあり

南三陸ホテル観洋は

安心してご利用いただける宿泊施設のひとつでしょう。

 

災害に強い一面を持つ一方、豊かな自然環境に浸れるのもまた

観洋の魅力のひとつ。

周辺は、四季折々、様々な野鳥たちが訪れては憩います。

観洋近くで撮れた「冬鳥」その3 はこちら♪

「腹黒い」って 全く良い印象はありませんが、

こちらの野鳥は「腹が白い」。

 

その名も「シロハラ」。

「腹黒」の反対語が「腹白」ですから

名前からすると

どうやら 悪だくみをするようなタイプではなさそうですwww。

下のシロハラ、相当な食いしん坊のようで

白いお腹は はち切れんばかりにパンパンです。

「スズメ目」ヒタキ科に分類される鳥の一種。

だからでしょうかねぇ、

「スズメたち」とも仲良く餌を探して食べている様子。

決して 追い払ったりすることはありません。

「彼ら」は 東アジアに分布していて、

中国東北部からロシア沿海地方にかけての地域で繁殖し、

日本や朝鮮半島、中国で越冬する渡り鳥です。

日本ではほとんどが「冬鳥」で、

主に本州以南の積雪のない低地で見られます。

日本で越冬するシロハラは

春になると北方の繁殖地に戻ります。

誰もいなのに 積もった枯れ葉が「ガサゴソ」していたら

ぱっと 目を向けてみて下さい。

得意技「木の葉返し」を繰り出して

餌を探すシロハラに出会える筈です。

お腹の白~い

 

シロハラでした♪

 

一方、いつもの漁港の冬鳥コクガンは 変わらず元気にしています。

そんな 冬鳥たちもびっくりの

気温17度とか18度とか、

週末は もう春同然、

初夏かとも思えるほどの陽気になり 近くの突堤には釣り人の姿も。

それでも まだ2月。

三寒四温、当然 寒さの戻りがありますから、

くれぐれも体調管理にはご注意を。

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冬鳥 その2

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

この前は、ツグミをご紹介しました。

今回も冬鳥を紹介したい・・・、と 考えていましたが

どうも このところ 声はすれども姿は観えず、

その上、姿を現した時には カメラを持っていない

ということばかり・・・、なのが この1羽。

ジョウビタキ。こちらは オスです。

胸からお腹にかての橙色と灰白色の頭、

黒い顔が特徴的で ほかの鳥とは区別しやすい1羽。

 

冬鳥として、全国に渡来するので 各地で見かけることの多い鳥です。

積雪の多い土地ではあまり越冬しないようですから

例年より雪の降ることの多い この冬の南三陸町には

少し戸惑ってしまっているかも知れません。

観洋近辺にも出没していますが、

今シーズンはシャッターチャンスを逃してばかり。

ですから、こちらは数年前の写真。

 

一般的に「それほど 警戒心は強くない」と言われている通り、

まるで思わせぶりに

そこに居ることを「主張」する動きを見せたりしますが、

レンズはあまり好きではなさそうで

撮ろうとすると どんどん離れて行ってしまいます。

名前のジョウは「尉」で 銀髪のこと。

ヒタキは「火焚」で、火打石をたたく音に似た音を出すことから

ジョウビタキという名があります。

時々 ぴょこんとお辞儀をして 可愛い鳥です。

こちらは スズメ。

瀬戸内地方に伝わる民話によれば、

ジョウビタキ と スズメは その昔 姉妹だったそうな・・・・・

その内容は、ネットで検索してみて下さいね。

ちょっと悲しい民話を知ると、また少しその姿が印象付けられます。

 

さて、いつもの漁港のコクガンたち。

こうして、

岸辺で過ごす個体が多くなってきたようです。

いよいよ寒く 水も冷たくなってきたからでしょうか。

 

一方、観洋眼下の カモメ。

ツガイと思しき2羽は、

他のカモメが近づくと、揃って激しく鳴きたてて

縄張りを主張しています。

この春の営巣は、このカップルで決まりでしょうか。

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ファデエフスキイ島

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

えっ「ファデエフスキイ島」?

ですよねぇ(笑)。

東シベリアにある島で、

今月17日に初めて公表された

コクガンが渡りで夏場に過ごす島なのです。

東アジアを中心にその数が9000羽にも満たないため

これまで研究が進まず、

繁殖地の究明さえも課題になっていたコクガン。

今回、GPSによる調査結果が発表され、

謎に満ちていたその生態が いくつか解明されました。

 

コクガンの追跡調査が発表されたのは、今月17日

南三陸町の戸倉公民館2階にあるネイチャーセンターでのこと。

宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田哲郎研究室長が公表しました。

調査は 今年1月に4羽の幼鳥にGPS発信装置を付けて追跡したもの。

下の図が 今回判明したコクガンの渡りの経路です。

東アジアに棲息するコクガンの渡りの実態が明らかになるのは

国内でも初めてのこと。

幼鳥は、ここファデエフスキイ島で

換羽、つまり羽が抜けかわったそうです。

 

繁殖地のひとつ レナデルタの様子も 紹介されました。

レナデルタは 下の地図で赤い印のところ。

コクガンたちにとって

ファデエフスキー島からはひとっ飛びの場所のようですが、

今回GPS発信機を付けた個体は幼鳥でしたから

繁殖には向かわず ここには寄っていません。

 

他に、コクガンたちの居場所は

好物のアマモの藻場とほぼ一致していること。

志津川湾での越冬では、 ひとつの群れの行動半径は

せいぜい12~30㎢で 意外と狭いことも紹介されました。

そうそう、あのオオバンからアマモを奪う行動ですが、

「労働寄生」って言うんですって。 初めて知りました。

それでも、オオバンがコクガンの傍を離れないのは、

他のカモからの理不尽な攻撃を避けられるからなのだとか・・・。

こちら ↑ ↓ は、19日の津宮漁港。

アマモを求めて相も変わらず 快活に泳ぎ回る コクガンたち。

また少し、親しみが増しました。

ファデエフスキイ島 への2件のコメント

志津川湾

 

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

 

水辺に遊ぶ、かわいいヤツ。

こちらはキアシシギ。

志津川湾の水辺では定番の野鳥です。

名前の由来は、単純に「黄色い脚」。

レンズを向けると、しっかりこちらを見ていて

一瞬「逃げ腰」になってみたり。

 

それでもって、口笛のような鳴き声は

“ピュイピュイ”と カワイらしいのです。

そんなキアシシギも水辺で遊ぶ、志津川湾。

水の透明度は高く、

この季節は、沖縄の海並みにきれいです。

 

それは きれいな水を運んでくる「海流」と

湾の海底に鬱蒼(うっそう)と茂る

「カイソウ(海藻・海草)の森」のお陰。

志津川湾では

北方系のマコンブと南方系のアラメが混生していて

実に210種類以上のカイソウ類が

水を浄化してくれています。

 

中でも、とりたてて窒素酸化物を

よく吸収・吸着してくれているのがアマモ。

そのアマモが大好物なのがコクガン、という構図です。

 

実は、そんなコクガンと同じ水鳥の仲間 ヒドリガモも

アマモが大好き。

時々、コクガンから「横取り」されてるのを見かけますが、

オオバンほどの頻度では無さそうです。

 

そうした生き物たちの多様性が保たれている志津川湾は

ラムサール条約登録湿地。

豊かな自然が実にバランスよく保たれていて、

550種類以上の動物を「養って」います。

絶滅危惧種のコクガンもそのひとつ。

 

ラムサール条約は

「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」

というのが正式名称。

ここで越冬するコクガンの存在も大切な要素になっていて、

彼らは、志津川湾の自然の豊かさの象徴と言っていいでしょう。

 

そんな Bluebirderのウンチクなど どこ吹く風・・・

コクガンたちは、今日も 活発に泳ぎ回りながら

アマモを探し当てては 貪欲に食べ続けています。

~~~~~~~~~~

P.S.

南三陸海のビジターセンター

によれば、

11日現在 既にオオワシの目撃情報が入ってきているそうです。

こちらはセンターの剥製。

前の冬も12月10日に目撃されているのでカレンダー通り。

今週は寒波襲来の予報、

冬鳥たちもいよいよ飛来ラッシュに入りそうです。

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