こんにちは!!ここなです

今回は、3月1日・2日の2日間にわたって行われた第11回全国被災地語り部シンポジウム㏌東北の様子をご紹介します。

私は1日目の最初のエクスカーションプログラム震災を風化させないための語り部バス

参加させていただきましたので今回はそちらをご紹介させていただきます。

「震災を風化させないための語り部バス」とは、バスで町内を巡りながら、

当館のスタッフが語り部として震災当時の様子や体験、そこから得た教訓などをお話しする取り組みです。

現在までに47万人以上の方が乗車しており、多くの方に震災の記憶や教訓を伝え続けています。

実際の場所を訪れながら話を聞くことで、より現実味をもって震災について学ぶことができます。

まず最初に向かったのは、戸倉地区です。

ここでは主に戸倉小学校のお話を聞きました。当時の小学校の写真と震災後の写真を見せていただき、

被害の大きさや状況の変化にとても驚き、改めて震災の恐ろしさを感じました。

(戸倉小学校跡地前にて)

戸倉小学校の近くには高台がありましたが、子どもたちの足では避難に十数分かかってしまうため、

当時は高台へ避難するか、校舎の屋上へ避難するかが明確に決まっていなかったそうです。

そのため、実際に災害が起きた際には、その場の状況を見て校長先生が判断することになっていたとのことでした。

そして地震が発生し、校長先生の判断でまずは高台へ避難することになりました。

しかし、津波はその高台にまで迫ってきたため、さらに高い場所にある「五十鈴神社」という小さな神社へと避難したそうです。

その結果、この時避難した91人の児童は全員無事だったとお聞きしました。

状況が刻々と変わる中での判断の難しさと、その中で最善の選択をされたことの重要性を強く感じました。

今回のお話を通して、日頃から防災意識を持つことの大切さに加え、マニュアルだけに頼るのではなく、

その時の状況に応じて臨機応変に判断することの大切さを改めて感じました。

次に少し移動し、戸倉中学校へ行きました。

(旧戸倉中学校※現戸倉公民館にて)

戸倉中学校はもともと高台に位置していたそうですが、それでも校舎の1階、

そして体育館の2階にまで津波が押し寄せたと聞き、とても衝撃を受けました。

さらに、海からの津波だけでなく、背後の山からも津波が流れ込み、挟み撃ちのような状況になったそうです。

幸いにも校舎の2階まで津波は到達しなかったため、2階に避難していた方々は助かったとのことでした。

当時の写真も見せていただきましたが、校庭には流されてきた車が並び、

普段の穏やかな風景からは想像もできない光景が広がっていました。

校舎内には震災の時刻で止まった時計がそのまま残されており、

その瞬間で時間が止まっているように感じ、とても印象に残りました。

次に訪れたのは、震災遺構である高野会館です。

(震災伝承施設 高野会館)

高野会館は、東日本大震災の際に多くの方が屋上へ避難し、津波から命を守ることができた建物です。

到着して建物に入る前に、まずはバスの中で当時の状況についてお話を聞きました。

この場所はかつて冠婚葬祭やイベントなどで多くの町民に利用されていた施設で、

地域の人々が集まる大切な場所でもありました。

震災当日は高齢者の芸能発表会が行われており、館内には多くの方が集まっていたそうです。

(高野会館に入る様子)

 

(高野会館内部にて)

その後、実際に高野会館の中に入り見学させていただきました。

建物は4階建てで、1階から順に説明を受けながら見て回りました。

実際にその場に立つことで、当時の緊迫した状況や津波の恐ろしさをより現実的に感じることができました。

 

(高野会館内部にて)

(高野会館屋上で説明を受けています)

当日は高齢者の方が多く、屋上へ上がるのも大変な状況だったそうですが、

周りの方々が声を掛け合いながら協力し合い、なんとか屋上へ避難したとのことでした。

その結果、避難してきた近隣の住民の方々も含め、372名と犬2匹の命が救われたとお聞きしました。

 

最後に、防災対策庁舎についてのお話を聞きました。

防災対策庁舎は鉄骨の3階建てで、高さは約12メートルあったそうです。

多くの方が屋上へ避難しましたが、津波はその屋上にまで達し、

43名の方が犠牲となり、助かったのはわずか10名だったと聞きました。

このお話を通して、自然災害の恐ろしさとともに、

「自分は大丈夫」という思い込みの危険性についても考えさせられました。

防波堤があるから大丈夫と思ってしまったり、

避難の判断が遅れてしまったりすることが被害を大きくしてしまうこともあるのだと学びました。

また、日頃から避難場所を確認しておくことや、水や食料などを備えておくことの重要性も改めて実感しました。

今回の経験を通して、話を聞いたり資料を見ることも大切ですが、実際にその場所を訪れ、

現地でお話を聞くことで、震災の出来事や教訓をより身近に、そして深く理解することができると感じました。

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震災を学び、防災・減災へ繋げる

3月4月限定
語り部バス無料付 忘れないために訪れる南三陸メモリアル宿泊プラン

ジャパン・ツーリズム・アワード2017 大賞を受賞した
「震災を風化させないための語り部バス」が無料で付いた、
3月限定のメモリアル宿泊プランです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災。
当時、被災地で何が起こり、どのような教訓が残されたのかを、
実際に被災地を巡りながら語り部が伝えます。
本プランは、ご夕食に鮑の踊り焼をお楽しみいただける宿泊プランと、
語り部バスをセットにした特別プランです。

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