彗星観望特別開催

この17日、緊急のスターパーティが開かれました。

目当ては、話題の 紫金山アトラス彗星。

当初からスタパを予定していた18日は、
どうやら 文字通り「雲行きが怪しい」ということで、
急遽、前日にも開いて観て頂こうということになりました。

この日の開催は、正解でした。

お泊りの大勢のお客様から、
紫金山アトラス彗星を観て頂くことができたのです。

夕刻、日の入り後、西の空低くに現れるということでしたから、
スタパは午後5時半スタート。

東の水平線上には、スーパームーンが昇り始めました。


一方、肝心な西の空には、宵の明星 金星が。


皆さん、固唾を飲んで、彗星を待ち受けます。


かくして、紫金山アトラス彗星は 金星の右上に姿を現したのでした。


ただ、肉眼では見えませんから、双眼鏡や望遠鏡、
望遠レンズのカメラからモニターにも映し出して、ご覧頂きました。

ただ、西の空には雲が多く、
その隙間を縫って捉えるしかありませんでしたし、
そもそも薄雲がかかっていましたから、
くっきり映る彗星を観られたのは、参加された方全員ではありませんでした。

そうした中でも、「彗星! 見えました!」という知らせの声に、

モニター前には、お客様が殺到!!!もう、興奮気味!!

スタパでは久々のエンターテイメント、(⇑天文ボランティア宇宙船 永井秀男さん提供)
この日は、120名以上の方々からご参加頂けました。
ありがとうございます。

次の日・・・・・・・・・・

18日は、予報通りの”曇り空”。

午後8時から 5階ロビーで星のソムリエさんたちによる
「星のお話」でお楽しみいただきました。

まず、和田さんが、”今見える星や星座”についてご紹介。

続いて、戸内さんと瀧原さんコンビが、


”紫金山アトラス彗星”について。

佐藤さんが、来年ピークを迎える”太陽の活動”について お話しくださいました。

お集まり頂いたお客さまには、美しい天体写真などを1枚ずつプレゼント。

お仕舞には、スタパコーディネーター 小林さん撮影の  ⇑ これこれ!
紫金山アトラス彗星を見事に捉えた これまた美しい写真や
南三陸町のマスコット オクトパスくんなどを賞品に
じゃんけん大会もお楽しみいただき、
星のお話も含めて お客様には
それぞれにちょっといいひと時をお過ごしいただけたようです。

 

更に!何と、この20日にも 緊急スタパが!!


ここ最近では、ピンポイントで”この日だけ”が
変わることなく星空指数が最高に良かったこと。


それから、何といっても、これが紫金山アトラス彗星の見納めとなるだろう

ということで開かれました。西の空には雲一つ無く、絶好の観望条件に♪

ご覧ください!かくして、彗星は姿を現したのでした。

空が暗くなるにつれて、その姿は より鮮明に!

ついには、薄ぼんやりとではありますが、肉眼で確認出来るほどに迄なったのです。

空気が冷えて澄んで、良いシーイングに恵まれたお陰です。

木星や土星に月もよく観えましたから、これには、お客さまも大喜び♪

何とこの日は、200名を超える方々からご参加頂けました。
こちらもありがとうございます。

次のスターパーティは、10月31日。

お楽しみに♪

金の歴史を掘り起こせ チャリダー大谷鉱山へ

見出しは、鹿折(ししおり)金山のモンスターゴールド。

こちらは、鹿折金山と並んで 大量の金を産出した、
大谷鉱山

大リーグで超人的な大活躍を続ける大谷翔平選手の”おおたに”、
ではありません。
”お・お・や こうざん”。 鹿折金山と同じく、気仙沼市にあります。

もっとも昭和13年には、年間1トンの金を産出したというのですから、
読みと時代は違っても、大谷翔平選手クラスの金鉱山でした。

Bluebirder チャリの旅、
v
今回は、その 大谷(おおや)鉱山を訪ねました。

観洋を出て、休憩無しならば 2時間ちょっとの道のりですが、
なにせ この日は、10m近い北寄りの強風を正面から受けながら。
さらに、時々 少々小雨も浴びながら・・・、休み休み、時間 かかりました。
この日が「体育の日」だった頃は
「晴れ」の特異日でしたから、晴天を期待していた分、いやはや 参りましたww。

1時間、のはずが、1時間半くらい、いやそれ以上かかってしまいました。
とにかく、ようやく気仙沼エリアへ。

国道45号、JR BRT小金沢駅を左へ。

あと、2キロちょっと( ^ω^)・・・

登りは、軽快に走れる程度の坂で、ルンルンと気分よく登り始めたのでした。
それが・・・、覚悟はしていましたが、坂は徐々にきつくなり、
「ああ、またかぁ」と心の中でついぼやいてしまって、間もなくでした。

「あれ?もぅ?」というくらい唐突に 眼の前に”資料館”が現れたのです。

そもそも、今回、チャリで大谷鉱山を目指したのは、

観洋のある南三陸町を含む、南部北上帯:三陸南部の地が、
日本列島の中では、唯一、

2億5千万年前以上前からこの地球上に陸地として存在したエリアであること。

気仙沼の巨釜半造が、2億8000万年前のペルム紀から
1億4500万年前の中生代白亜紀に
隕石が落下して出来た奇岩群だということ。

町内入谷の巨石群が白亜紀に
地中で冷えて固まった花崗岩が、地殻変動で地上に現れたものだということ。

更に、巨石が転がっている入谷地区が砂金の産地で、
金は”マグマの贈り物”だということを知り、
実にダイナミックな地球活動のあった痕跡と、

そうした活動でもたらされた美しい景観をはじめ
様々な形の”資源”に興味が湧き、
そそられてしまったからなのです。

「大谷鉱山跡」は、
「日本遺産」に登録されている”みちのくGOLD浪漫”を担う文化財のひとつ。

年間1トンの金を産出した昭和13年には、1303人の従業員を抱え、
ここには1000人を超える人たちが生活するまちが存在しました。

数多の社宅が立ち並び、診療所や何でも揃えたお店に保育所・理髪所もあり、
映画も見られたほか、テニスコートやグランドも。

お酒を楽しめるクラブもありましたから、これはもう、独立したようなまちだった、
と言っていいでしょう。

ただ、資料館には、金を採掘した機材など共に、写真も展示されていますが、

いま一つ採掘や精錬のイメージが湧かなかったというのが、本音です。

機材もさることながら、金がどういう工程で取り出されたのかが

直感的に分かる展示や、地元にもたらされた経済効果など
地元民の生活にかかわる事象も具体的にわかれば、
産金の歴史を もっと親しみのあるものとして受け止められるんじゃないか。

折角の産金の歴史という”資源”が、ちょっと生かし切れていないのかも・・・、と、
思った次第です。
そうそう、もうひとつ。なぜここに金鉱脈が?ということもわかるようだと
きっと”少年”的好奇心はさらに高ぶるんじゃないかな?


そんなタイミングで、この11日、観洋で開かれたのが、
第1回みちのくGOLD浪漫”金ばな”トークセッション

地元エリアに眠る 忘れ去られようとしている
日本屈指の産金文化の記憶を蘇らせ、
文化財を観光資源にしていこうじゃないか、というのが狙いです。

パネリストは、宮城教育大学歴史社会学者の山内明美さん。

クラブツーリズム顧問で日本遺産普及協会幹事の黒田尚嗣さん。

涌谷町教育委員会の学芸員、福山宗志さん。


みちのくGOLD浪漫事務局にして
涌谷町地域おこし協力隊の樋下稔生さん。

郷土文化史家の 後藤一磨さんをコーディネーターに、
わたしにとってゴールドってなに?をテーマに
セッションは繰り広げられました。

興味深かったのは、松尾芭蕉が 自分の生き方として「不易流行」を見出し、
本当に大切なものは「たなごころ」にあること、
自分の内に宝はあったのだということに気付いた。
心の中の信念を大切に、大事にするということを、
芭蕉は、奥の細道を旅することで学び、本質的な宝を見つけた、ということ。

金は、富のみならず、奈良東大寺の大仏に鍍金されることで、
祈りの対象にもなったことから
みちのくGOLD浪漫の文化財を訪ね、旅することで、
自分にとっての”金”、即ち一番大切なものを見つけられるのではないか、
GOLDは浪漫を内包している、というお話には、
深くうなずいてしまいました。

産金の歴史を私たちの資源に!!

今後、第2回、3回の”金ばな”セッションが楽しみです。

 

さて、今度のスターパーティは 18日。

果たして、今話題の 紫金山・アトラス彗星が観られるか?!!

こちらは、スタパコーディネーター
東北未来推進機構の小林 裕さんが、この13日に撮影。
Excellent♪

ご期待ください!!

中秋の名月 無月もまた風流

う~さぎ うさぎ 何見て跳ねる

十五夜お~月さ~ん 見て跳~ああ ね~るぅ~(^^♪

中秋の名月、当夜のスターパーティでした。

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

日中はよく晴れた、今月17日、 十五夜。

午後5時23分ごろ。

かくして、椿島から 名月は昇ったのでございました。

午後7時にスタートした、スターパーティ。

中秋の名月は、観洋屋上”汐風の空”を、
やさしく明るい光で包み込んでくれました。


椅子に掛け、星空案内人の話に耳を傾ける お客様方。

煌々と輝く名月を、皆さん満足そうに眺めていらっしゃいました。

何より、この日は 月が土星に大接近。

望遠鏡では、”いも名月”のお顔に”大接近”

して ご覧いただきましたし、


土星に向けては、その環もご覧いただきました。

レンズを覗いて 眼に映る土星は、ごくごく 小さいのですが、

辛うじて土星の環を確認できると、「うん、土星だね」って嬉しそう♪。

ところが、午後8時近くなると、徐々に雲が広がり、


月は、雲の間に間に、あるいは薄雲の向こうに 見える程度に。
それまで、時々天頂付近で雲の切れ間から見えたベガや夏の大三角も、フェードアウト。

もう、スタパの終わる午後9時頃には この通り。

それでも、夜の部だけでも 130名を超えるお客様から
お楽しみ頂けくことができました。


昼の部、

太陽黒点の観察にご参加いただいた方々を含めると、

170名越えに♪

「普段、夜空を見上げることなんてないから、観洋で
いい体験と思い出がで出来ました」というお客様もいらっしゃって、幸いです。

ご参加いただき、本当にありがとうございました。

ただ、最近「スタパを楽しみに泊りに来ました」とおっしゃるお客様が
増えてきていて、この日も多かったものですから、
後半の曇り空は、とても申し訳なく思っておりました。

にも拘わらず「たとえ見えなくとも、雲越しにでも 仲秋の名月を愛でられたことが、
とても良かった」とおっしゃるお客様がいらっしゃったのです。

正直、その言葉には、 心 救われました。

古くから日本には「無月(むげつ)」という風流な概念があり、
それは、月が雲に隠れていても、その存在を感じ取り、
見えない美しさを想像するのもまた一興、という考え方です。

まさに、そんな風におっしゃられたお客様が、何とも粋だなぁ~と思えた
今回のスタパでございました。

次回は、10月18日。

彗星”アトラス”を迎え撃ちます♪

美景は宇宙からの贈り物

巨釜(おおがま)と半蔵(はんぞう)が 離れた場所にある!?

行って、初めて知りました。
景勝地”巨釜半造(おおがまはんぞう)”。

途中、案内板が、左「巨釜」 右「半蔵」???・・・

とっさに、一輪車に荷物を載せて通りかかったご婦人に
「どちらに行ったら、大きな岩が見られますか?」と尋ねた、
私、 Bluebirderでございました。

「あれ?どっちだったっけ。度忘れしちゃった」って、
ご親切に、スマホで調べて「巨釜ですね」と 教えてくださいました。
ありがとうございます。

お陰様で、遠回りせずに 辿り着くことができた ”巨釜”です。

西に傾きかけた陽に照らされて、美しく壮大に広がる 太平洋の水平線。

そのスケールの大きさと、天使が降りて来そうな神々しさを漂わせた景観には、

すっかり眼と 心を奪われてしまいました。

奇岩、”折石(おれいし)”

そして、”八幡岩”。

い~い 眺め♪ なんとも 素晴らしい情景に 、しばらく見惚れておりました。

「いいものを見せてもらった♪ 来て良かった!」と
それはもう幸せな気分♪♪♪
帰りのチャリ上では、顔が自然とニンマリしてしまい、
つい口元が緩んでおりましたww。

チャリに乗って・・ニンマリしたおんちゃん・・・・、
そんな「きもい」様子を 隠してくれた”黄昏”には 感謝ですwww。


実は、唐桑半島へは 初めてのショート・トリップでした。

最近走ることが面白くて仕方がないチャリで出かけたわけですが、
国道45号で南三陸町を抜けるにも 意外と時間がかかることを実感。


歌津を越え、ようやく気仙沼へ。
ここは15日に開催されたツール・ド東北の折り返し地点 大谷海岸。


今度は、気仙沼の街を抜けるのにも、結構な時間を要することも 思い知らされます。

当然と言えば、当然ですよね。
気仙沼市街の西べりを走る国道45号を、
唐桑に向け、北へぐるりと時計周りに縦断しているわけですからww。

ようやくの、「唐桑半島」案内板。


ホッとした、「巨釜・半造」案内板。

と、ところが、ここからが 甘くなかった。

登りのきつい、アップダウン路の連続。~半島、~岬というエリアの走行は、
長い登りのあとの軽快な下りは爽快でいいのですが、
今度は 同じ長さの登りが待ち受けます。

この案内図を見て「あと少し」と思った後も、同様のアップダウンは延々と続きました。

改めて見直してみれば、現在地~巨釜間、未だこれだけの距離を残していたのです。

余りのハードさに、正直「また今度にしよう」と諦めかけてしまってましたから、
尚更、巨釜の海の景観が、身に染みて美しく感じられたのだと思われます。

そもそも、観る者、訪れた人にそうした感動を呼び起こす要因は、
奇岩の外観もさることながら、その「起源」にあるようです。

古生代ペルム紀(2億8000万~2億5100万年前 )から
中生代白亜紀(1億4000万~6550万年前)にかけ、

石灰岩地帯に、なんと!”隕石”が落下。

その熱と反動によって形造られた、というのですから、
ここで起こった天変地異のスケールとエネルギーの大きさは、
はるかに 想像を絶するもので、自ずと畏敬の念も湧いてくるというものです。
ちなみに、折石は 石灰岩が解けて出来た大理石。

巨釜の美景は、いわば 宇宙から私たちへの”贈り物”。

そう言えば、私たちの生命の起源となるアミノ酸は、
隕石が運んできたという説も・・・。この景観に魅力を感じるのは、
ひょっとしたら、元素レベルで太古の記憶が重なるからなのかもww。

当館、南三陸ホテル観洋からは、巨釜・半蔵まで 49.5㎞。


姉妹館の サンマリン気仙沼ホテル観洋、


気仙沼プラザホテルにお泊り頂ければ、もう近場になりますから、

是非とも 足を延ばしてご覧頂きたい、 おすすめ絶景スポット「巨釜・半蔵」です。

ところで、この8日に開かれた 133回目のスターパーティ。

太陽黒点観察は、生憎の曇り空で 叶わず、

心配された、夜の部・・・

でしたが、この通り♪  南西の空には さそり座が横たわるなど、
見事な星空が広がりました。

この日は、ことのほか 大気の状態が良かったようで、
天の川が よく観えました。 こちらは、いて座 あたり・・・
天の川銀河が、一番"濃く"見える部分だそうです。


銀河の中を飛ぶ はくちょう座、


夏の大三角。

そして、さそり座と・・・


その左手には いて座

いて座は、弓に矢をつがえた部分と手元あたりの星々を結ぶと
”ティーポット”の形に 見えます。

矢の先の部分が、ちょうど ポットの口にあたりますが、


そこから、銀河が まるで湯気のように立ち昇っているように見えます。

観洋屋上”汐風の空”に、続々と訪れるお客様への「星空案内」は都合3回に及び、

気が付けば、150名を超える客様に お楽しみ頂くことができました。

土星を観てくれた こちらの男の子、「宇宙だね!」「これ 買って♪」って、
望遠鏡を ご家族にねだっていました。

「今回、来て良かった」「天の川に感動しました」「ほんと きれいですね」

そんな言葉を口にしながら、じっと星を見上げている方が多かった、
この日のスターパーティ。

美しい星空も、宇宙からの贈り物♪

お客様と宇宙に、感謝です。ありがとうございます。

ひころの里~田束山ルート 再探訪

南三陸町内、入谷にある
神行堂(しんぎょうどう)山麓の巨石は 先週ご紹介しましたね。
割れた岩を 通り抜け出来るかできないか・・・

チャリで かなりきつかった登りのルートを、(よせばいいのに)再びチャリでww
訪ねてみました。

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです。

南三陸町の山側にある入谷地区は、山間に点在する家々と棚田が、
日本の里山 独特の風情を醸し出しています。

田植えの時期には水を張った田んぼに青空が映り、

秋は一面の黄金色に包まれます。 もう、この時期 稲はこうべを垂れかけています。

その のどかな里山のところどころで出会うのは、突然の巨石!! なぜ、そこに?

こうして、八幡川の支流 桵葉川(たらばがわ)にも、

実に大きな石が、 全く まるで”こともなげ”に転がっています。

有史以前の白亜紀(今から約1億4,500万年前から6,600万年前)、
地下の深いところで冷えて固まった花崗岩が、
地殻変動でこの地に現れたものだそうです。

んっ・・・? よくよく考えてみれば、つまりこの光景自体、
とてつもなく 巨大な自然の力が働いた痕跡!ということになります。
他ではまず見られない、ダイナミックでミラクルな
地球のパワーそのものが ”表現”された場と言っていいでしょう。

地表に露出した後、花崗岩は長い時を経て浸食されてきましたが、
川の中の岩は 角が取れて丸くなっています。
てっきり、上流から流され 転げ落ちてきたものとばかり思っていましたから、
地殻変動で地表に突出した岩だと知り、かなりな カルチャーショックです。

入谷地区は入谷三山(童子山どうじさん、神行堂山、惣内山そうないさん)に囲まれ、
土地が ちょうど 馬の蹄のような形をしています。
堆積岩で覆われた地帯は山として残り、浸食された花崗岩地帯に里山ができました。

かつて、この二つの地質の境目に金の鉱脈が存在し、古くから金山として知られていました。

ちなみに、こちらが当館ロビーに展示してある金鉱石。金の含有量はほんの僅か。

そして、砂金です。 こちらは入谷ではなく戸倉地区で採れたもの。それも3年前!


入谷地区には、浸食されずに残った花崗岩の巨大なかたまりが地表に点在し、

人々は、代々その岩や石を神として祀ってきました。

このような石は、神のよりしろ、神が寄り付く場と考えられていました。

最も巨大なのは、石の平地区の巨石。

杉林の奥深くに・・・


地表に出ている部分が高さ5.5m、長さ13mほど。

ヒビに水が入り、それが凍ったり解けたりを繰り返して
割れたものと考えられています。

入谷の人々の言い伝えでは、正直者はこの割れ目を通り抜けられるが、
よこしまな心を持っている人は通り抜けられない。

入谷の子どもたちにとって、巨石の裂け目を潜り抜ける儀式が
大人への通過儀礼だったのは、今は昔のこと・・・

しかし、巨石群は風化しながらも現存していて、
そこは まさに大地のパワーをそのまま感じ取れる
南三陸きってのパワースポットと言っていいでしょう。

入谷の里に点在する巨石を巡りながら、

沿道にて

かつての遺跡や

館跡にも出会える ひころの里~田束山ルート。

チャリでなくwwお車なら、里山から緑深い山道へ誘う
アップダウン&ワインディングロード♪

景色も変化に富んだ道のりの、ご機嫌なドライブコース♪

何より金は 太陽パワーの象徴で、強力なプラスエネルギーを放出しているとのこと。

金の採取採掘が終わったのは、作業と採算に見合った量が採れなくなったから。
ということは、産金の跡には、まだ多少なりとも金鉱石が残っているはず。

すなわち、入谷地区は、そうしたポテンシャル的な金のパワーを地中に秘め、
訪れる人に活力をくれる大地とも言えそうです。

チャリで登って どんなにへたろうとも
また出かけてみたくなるのは、そのお陰なのかもww。

入谷地区を走る”木もれ陽の道”を辿れば、
大自然が創り出した大胆な岩の造形と地中に秘められた金のパワーが
きっと、明日への英気を養ってくれることでしょう。

※🚙~さんさん商店街から国道398号を北上、ひ・こ・ろ・の・里 という
看板を右手に見て右折。田束山を目指すと、
遺跡・館跡・巨石群のパワースポット、
そして地中に金を秘めたパワーゾーンに入ります。

P.S.
この日のBluebirder、きつい坂の連続で
払川(はらいがわ)あたりでくじけてしまい、
田束山チャリクライムは断念したのでありました(;´д`)(それ見たことかぁ)。

○o。.夏の暑さを吹き飛ばそう.。o○

こんにちはゆいかです(=^・^=)
今回は、夏の時期におすすめな施設をご紹介します!!

☆志津川湾観光船☆

リアス式海岸特有の荒々しい岬や島々の景色を眺めながら
ウミネコと遊び、のんびりとした一時のクルージングで
南三陸の海を楽しめます♪

【料金】
〈一般〉
大   人:1,200円
小 学 生:600円
未就学児 :無料
〈団体割引〉※15名様以上
大   人:1,080円
中・高学年:840円
小 学 生:540円
未就学児 :無料
※お支払いはホテルで、現金のみとなります。

【運行時間】
10:15 ホテル発
10:30 漁港岸壁発
11:30 漁港岸壁着
(所要時間:約55分)
ホテルから発着場まで送迎いたします(15分)
※発着場に駐車場はございません

【申込方法】
事前にお電話または当日チェックイン時フロントへお申込みくださいませ。
※天候やその他事情等により欠航となる場合がございますので、ご了承くださいませ。

☆屋上☆ 汐風の空

志津川湾を一望することができます('Д')
撮影スポットとしても最高の景色ですよ(^^♪
屋上の入り口は開放しているので自由に行くことができます。
天候にもよりますが、
ウミネコやカモメが近くまで遊びに来てくれますよ♪

☆海の見える命の森☆ 当館から徒歩約15分

震災前は雑木林でしたが、2012年から多くの有志やボランティアの
皆さまの手を借りながら桜やもみじを植樹し、
将来的には来訪者が自然とふれあえる観光スポットや地域住民の憩いの場、
そして春はお花見、秋は紅葉狩りができる地域の散歩道となるように
という想いを込めて整備を進めてきました。

現在は総合学習・観光資源・祈り・避難など様々な場として活用されております。

それぞれ「観洋ちゃんねる」でもご紹介しておりますのでぜひご覧下さいませ(^_-)-☆

当館にお越しの際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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ああああ\ YouTube「観洋ちゃんねる」最新作アップ!! /

湿地のワイズユース☆
「伊豆沼はすまつり」7月下旬~8月中旬『伊豆沼編2024その1』

ぜひご覧くださいませ♪

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見上げてごらん 太陽と夜の星を

一週間ぶりのご無沙汰です。Bluebirder*Sです

太陽黒点、いよいよその数も大きさも 増してきています。

ところで、太陽の表面の温度は、およそ6000℃だとされています。

太陽は「水素」や「ヘリウム」等のガスが集って出来ていて、
そのほかに、わずかに炭素や鉄なども含まれています。

ただ、凄まじい高温のため 炭素も鉄も気体になっていますから

結果的に、太陽にはガスしかありません。

太陽の表面はおよそ6000℃ですが、

中心部の温度はおよそ1600万℃とされています。

太陽黒点の中央の暗い部分はおよそ4000℃、

その周りはおよそ5500℃で、表面6000℃との差で黒く見えます。


この9日のスターパーティ、午前から昼過ぎにかけては
五里霧中で辺りは真っ白! 景色さえ全く見えない状況でしたが、
午後5時からの太陽観察は晴天に恵まれ、80名以上のお客さまからお楽しみ頂けました。

そして夜の部・・・
6時半ごろには またまた雲が広がり、危ぶまれた星空観望でしたが、

開始時刻の午後7時半には ほぼ快晴に♪

伝統的七夕を次の日に控え、織姫 彦星の ベガ アルタイル、
はくちょう座 デネブ

結ぶ 夏の大三角


秋の大四辺形 ペガスス座


さそり座に いて座

何よりこの日は、天の川銀河が それはそれは とにかくきれいに観えました。

一見 雲のように見えますが これがミルキーウェイ

ミルクをこぼしたように 夜空に白く伸び 広がっています
この日の夜空には、お客様も 大満足♪ さ・ら・に・・・

みなさん、星空案内人のお話に合わせて北東の空に視線を移したところ
何と 流れ星! それも火球がゆ~っくりと 夜空をよぎったのでした。

大きな歓声とどよめきは、そのままがお客様の喜び♪
星空案内人和田さん、Good Job!!!

ただ、Bluebirderは、そんな皆さんにカメラを向けていましたから、
残念ながら背中の流れ星は 観ることも撮ることもできませんでしたww。

今回のスタパ、昼夜併せて延べ250名以上のお客様からお楽しみ頂けました。

ありがとうございます。

次のスタパは・・・

さて、鬱蒼とした緑に囲まれた山道。ここに佇んでいると


道を吹き降ろしてくる山の風が、汗だくの肌を心地よく冷やしてくれました。

wwまたまた先日、性懲りも無く、

田束山へ ヒルクライムに出かけて参りました♪

志津川黒崎を発ったのが 午後2時。

何も そんな暑い最中に出かけなくても・・・ですよねぇ

そこはそれ、ヒルクライム だけに、
ひるクライム・・ 昼クライム・・と いうことでwww

一番熱い時間帯に出れば、
あとは気温が下がるだろうという浅はかな考えのBluebirder・・・
カーブミラーから「注意!」を受けていますww

そんな無謀さをかばってくれてか、
幸い 徐々に雲が広がってくれたこの日の天気ではありました。

ただその分、山頂の眺望はよくないだろうと諦めておりました。

ところが、どうして どうして、はい この通り♪

唐桑半島、大島から、

金華山まで 壮大な景観を楽しむことができました。

二度、志津川の磯の沢側から入った田束山。

次は、また 別ルートで 昇ってみることにいたします。

 

 

スターウィーク

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです

8月の第一週は スターウィーク

観洋では より多くの方に星に親しんで頂ければと

1日から3日連続で


スターパーティを 特別開催し

3日間で延べ400名を超える以上のお客様から
ご参加いただくことができました ありがとうございます

3日は 雨で延期になっていた 志津川湾夏まつり花火大会が開かれ

スタパは そのあとだったんです

ただ この日に限っては 花火の勢いに押されてかww

星空の大半は 雲に隠れてしまい
存分に楽しんで頂くというわけにはいかなかったのが残念でした

3日間のスナップです

夕方4時からは

太陽の観察

来年ピークを迎えるという太陽の活動



黒点に

プロミネンスに

より活発になりつつある

活動の兆候がうかがえます

日中は 3日間を通じて よく晴れましたから
太陽の観察には おあつらえ向きでした

問題は 夜の時間帯でした

日中気温が上がったあと 夕刻の気温の低下で

上空には雲が・・・


それでも 初日と2日目は 雲の間に間に

星や星座を

のぞかせてくれましたから

本当に ラッキーでした

今度のスタパは 9日

さらに 今後の予定です

スタパ恒例 太陽観察

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです。

梅雨明けの待たれる 東北地方ですが、

この日は 梅雨の晴れ間でよく晴れて 暑かった

今月22日 スターパーティ開催日のことです

太陽活動のピークを来年に控え 今 太陽の表面には

黒点が現れ いよいよその数を増しています。

列を成している黒点の少し上が 赤道だそうです

一方、太陽の下層大気の彩層が磁力線にそって、

太陽表面にぐっと持ち上がっているのが「プロミネンス

太陽の磁気活動を知ることができる現象です。

水素原子の出す特別な赤い光で観測すると、

太陽の縁の外に、盛り上がった構造を観ることができます。

まるで炎が噴き出しているよう。

これがプロミネンスで、日本語では紅炎(こうえん)と呼ばれています。

太陽表面の上には、彩層と呼ばれる大気の層があり、
その上にはコロナが広がっています。

彩層のガスが、彩層よりもずっと希薄なコロナの中へ伸び、

磁石の力 磁力線で支えられて持ち上げられたものが プロミネンスです。

太陽の縁ではなく、中央付近にあるプロミネンスは、暗い筋状に見えます。

これは、暗条、ダークフィラメントと呼ばれています。

これは、プロミネンスの物質が光球からの光を吸収して 暗く見えているもので
プロミネンスとダークフィラメントは、同じものということになります。

写真は スコープに接眼レンズにスマホカメラを当てて撮ったもので、
こうした太陽の様子を 当館のスタパではお気軽にご覧いただけます。

次回のスタパで お越しのお客さまもどうぞお楽しみに♪

 

夕方、 太陽の表情をよく見せてくれた晴天はそのままに・・・

スターパーティは 夜の部へ・・・

皆さん、 星のソムリエのお話に 耳を傾けます。

一番星の うしかい座 アークトゥルス  黄色い麦星

次いで こと座のベガ 織姫星

ベガ~アルタイル~デネブを結ぶ 夏の大三角

南には さそり座

北寄りの高い空には 北斗七星

そして 午後8時40分を回ったころ
北の空に姿を現し東の空へと通過していった ISS国際宇宙ステーションには
感動の拍手が 送られていました


ISSが通過していった カシオペア座

南の空には さそり座とともに いて座も姿を見せてくれました

この日は延べにして180名のご参加頂くことができました。 ありがとうございます。

暑かったけど 晴天が賑わいを呼んでくれた スタパでした。

 

さて、観太とピー子。

28日の午後5時前・・・・

巣のある岩場に居ません!!

Bluebirderは ひとり 心の中で大騒ぎ!!

泳いでる?と辺りを見回しても 見当たらない・・・
また さらわれた?!


と 思ったら、隣の小さな岩礁の上に 居るじゃありませんかぁ

あ~~~ よかったぁ~  と 思わず胸を撫で下ろしました

二羽とも泳げるようになったことは 前回ご紹介しましたが

その後も 元気に仲良く一緒に過ごしているようで こちらも何よりです。

後は フライトへ Go!! がんばれ観太 がんばれピー子

 

海の恵みが 育む命

一週間ぶりのご無沙汰です Bluebirder*Sです


何かが 跳ねてます

跳ねてます

確かに 跳ねてますよね

魚種はわかりませんが ネットで「志津川湾で跳ねる魚」を検索

すると 「ボラ」が候補に上がりました(こちらは 資料画像です 悪しからず(;^_^A))

一匹いると もうかなりの数がそこには居るのだそうで
この日は あちこちで跳ねていましたから
恐らく 志津川湾には結構な群れが入り込んでいたのだと思われます

ああ それでかぁ と 思い当たったのが 上空をホバリングするミサゴと

防潮堤のカモメとウミネコの群れ

普段 この辺りで カモメはウミネコと群れたりしないのですが

一緒に群れを成していました

皆 目の前の水辺に入り込んできたボラと思しき獲物を狙って
集団でチャンスをうかがっていたのでしょう もちろんミサゴも

とにかく カモメ ウミネコたちは 魚が大好物ですから

こうした海の恵みで すくすくと育っているのが

観洋眼下の岩礁で今年孵った カモメのヒナ 観太(かんた)とピー子です

親鳥が 魚をのど袋にため込んで運んで来ては

子供たちに与えています


そう言えば 兄の観太は もう岩場から離れて泳ぎ始めていて

写真は17日の様子 もう事実上 巣立ちしたようなもの

ただ 妹のピー子が 泳げていない様子でしたから心配していたのですが

それがどうでしょう 21日午後 岩礁の水際で

餌を貰ったとうさんカモメに促されるように

まさに 泳ぎ始める様子が見られました やったぁ♪

とうさんカモメが 嬉しそうにピー子の泳ぎを見つめています

観太は水上でも

ピー子も岩場で羽ばたきを繰り返していて
いよいよのテイクオフに向け エクササイズが続きます

 

お仕舞に スターパーティ 今後の予定です

ブログ更新日の 22日は

夏の星座 水星 観えるかな?
夕方は 太陽黒点の観察を お楽しみください

そして

お楽しみに♪