風が 見えますか?
田束山(たつがねさん) 磯の沢ルート。
他のルートに比べ 登りの傾斜が比較的緩やか。
取りあえず、最初に海まで視界が開けるここまで
ノンストップで登りました。
鬱蒼とした森の中を走る道を走り続け
視界が開けると、気分の爽快さは けだし格別です♪
海側から 緑の風が吹き上げて来て、
汗だくの肌を 心地よく冷ましてくれましたから。
思い返せば、この前 田束山に登ったのは、
ヤマツツジが見頃の頃でしたから、ほぼ3カ月ぶり。
去年、ポタリングの愉しさに目覚めて(?ww)以来、
チャリを乗り回し始めてからというもの、
田束山の登坂も楽しみのひとつになっていた
Bluebirderではございましたが、
あの猛暑続きでしたから、登るのはしばらく控えておりました。
が、この日の朝には、天気予報で 午後に曇りマークを確認!
「しめた!」これなら強い日差しを避けられるだろうと
出かけた次第です。
暑いことは暑い。
けれども、山の緑が、緑の風が 暑さを和らげてくれます。
ペースは上げずに、のんびり登坂。
いつものように、看板の”うたちゃん”のかわいい表情に元気づけられつつ、
払川(はらいがわ)ダムに到着。
田束湖の水位、下がってました。
雨が少なくて 渇水状態・・ 大丈夫かな?
さあ、ここから急峻な登りへ。
久しぶりでしたから、体力的に「無理」と感じたら
「勇気ある撤退を(ww)」とは考えていました。
途中、路上に見つけた”ルリタテハ” 。
全国的に分布していて、珍しい蝶ではありませんが、
翅を帯状に縁取るブルーの色がきれいです。
左の翅が白けて傷んでいるようにも見えますが、
光の当たる角度の違いによるもので、
翅を立てれば、この通り。 ちいさな”出会い”は、元気をくれました。
ただ、体力はともかく、くじけそうになったのが”アブの襲来”でした。
刺されれば、結構長い間かゆみが続いて、
掻こうものなら、傷口が大変なことになることは
重々承知していましたから、「撤退」も考えました。
それでも、せっかくここまで来たのだからと
”襲来”の度にチャリを停めては、半分”かまれ”ながらも
完全にかまれることはギリギリのところで避け、
手袋で 通算3機撃墜、1機振り払って、
なんとか
登頂に成功いたしました(ww大袈裟)。
それにしても、田束山頂からの眺望は
いつ来ても素晴らしい♪
曇ってはいましたが、時折
明るい日差しが街を包んで 輝いていました。
付近では、樹の葉が、ほんの一部ですが 赤く色づき始めていましたし、
ススキがどうやら開花が間近な様子。かすかにですが、秋の気配が漂い始めています。
🚴~ 🚲~ 🚵~ 🚴~ 🚲~ 🚵~
そうそう、そう言えば、下山走行中、目の前をニホンカモシカが横切って行きました。
ブレた動画を切り出したこの画像だと「クマ」にも見えないでもありませんが、
目視では、子どもから大人になりかけの個体だったようです。
二十四節季のひとつ”処暑”を過ぎ、これから秋に向かう候。
暑さが和らいで 晴れた日には、壮大な眺望と秋の風情を楽しみに
田束山へお出かけになって 心のリフレッシュは いかがでしょう♪
ところで、今度のスターパーティは・・・