わくわく☆伝えるために、学ぶこと(淡路島編)

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いつも「ときめきピチピチ便り」をご覧いただいている皆様、こんにちは。
しゅんです。

猛暑日が続く毎日。今年の夏はとにかく暑いぃーーと
南三陸だけでなく全国的に暑い夏になってますが、
今日はそんな中で南三陸よりも暑い?、関西に先日行ってきたときの
お話しをお伝えします。


兵庫県・北淡震災記念公園(淡路市)で語り部さんとの意見交換と
震災遺構について学びの機会を得られました。

関西出張 2015 (25).JPG

1995年1月17日 阪神淡路大震災発生。
20年前に起きた当時未曾有の大災害と言われた震災。
時間の経過とともにその災害の記憶すら風化していくのが
自然の流れだとしても、本当に大切なことを伝え続ける人々が
そこにいました。
そして震源地近くを走る断層をそのまま保存し後世に伝えるための
努力を続けている場所、「野島断層」を実際目にして、
震災遺構の意義が何であるのかも考えることができた時間となりました。
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(北淡震災記念公園は瀬戸内海を望むとても災害とは無縁のような素敵な場所でした。)
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(公園内は記念館の他に研究施設や物産館もある複合施設で、
とっても大きい風力発電の風車も目印の、地域のシンボル的な役割も感じました。)

今回もいろいろな学びを得られた貴重な経験となりましたが、
私自身も現地の語り部を聞く機会を得られ、
普段と逆の立場で聞き手となった時に
どんなことを感じ、どんなことが知りたいのか、
どんなことを見たいのか、どんなことを聞きたいのか、
その目線に立って、現場での直接の空気を感じることができたのは
とても大切なことだとも改めて思いましたので、
今回機会を作っていただきました山地先生、宮本様、神木様に
心より感謝申し上げます。
関西出張 2015 (92).JPG関西出張 2015 (77).JPG
(今回お話しをお伺いしたのは、阪神淡路大震災時に地元消防団の責任者として
現場の最前線を経験された、神木必勝さん。)
(・・・・・名前が、・・・スゴイ(笑))
淡々と、でも当時の貴重な経験を未来に残したいという思いがヒシヒシと伝わって
きました。もう15年以上語り部をされているそうです。
その継続しているチカラの凄味も感じました。

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お話しを伺った場所は「メモリアルハウス」という断層のすぐそばに建っていた家を
そのまま保存した形になっている場所です。

その他施設内には生々しく保存されたものがたくさんあり、
又きちんと資料をパネルにしながら、しっかり学べる工夫が随所にありました。
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神木さんのお話しで印象的だったのは、災害そのもので感じた困難な状況よりも
やはりその時が来るまでに大切にすべきだった「命」そのものについてでした。
誰も自分が災害に遭うと思ってない、被災者になると思ってない、
でももしかしたらその時がくるかもしれない。
だからこそやるべきことはあります、と。
地域の中でお年寄りと子供たちが一緒に触れ合って学び合う時間を
作らなければいけないと強くおっしゃられてました。
又、10年経過を境にして人々の関心が変化したことを実感したそうです。
語り続けることの難しさや、伝承していくための課題を実体験を基に
教えて頂き、私たちのこれからも何をすべきか考えさせられます。

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(小学生の作文はとても印象に残りました)

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(1960年のチリ地震津波の時の志津川町の貴重な記録写真も展示されていました)

関西出張 2015 (29).JPG
野島断層はやはり当時も残す残さないの論議はあったようで、
ほとんどの方は残すことに反対だったそうです。
しかし、今ではほとんどの方が残して良かったという風に変わったそうです。
断層そのものを天然記念物にすること・・・ってその方向性をきちんと
打ち出して保存するためのプロセスを作ったことを教わり、
とても勉強になりました。

震災遺構の問題は簡単には結論が出ません。

でも、私たちが自分のふるさとの未来を創るための議論は
避けてはいけないですし、逃げてもいけないのかなと改めて思いました。


今回の貴重なひと時はまた次のステージへ進むためのキッカケに
なったかもしれません。

確かに言えるのは
伝え続けるために常に学ぶこと。
・・・ということだと思います。


それでは今週はここまで。
バイバイなっしー.jpg





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このページは、ネット販売課が2015年8月 8日 23:39に書いたブログ記事です。

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