2月26日、語り部バスを捉える一台のカメラ。
語り部でお馴染みの伊藤部長の取材かしら?
今回は、伊藤部長の語り部バスのドライバーを務める小山さんの取材です。
本日3月9日 日本経済新聞電子版にて、当館の語り部バスが取り上げられました。
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2月26日に行われた取材では、震災当時の小山さんの体験を聞かせて頂くため、小山さんとご家族が避難していた戸倉の五十鈴神社前を訪れました。
震災当日、戸倉小学校から避難した息子さんを追って、五十鈴神社神社下の高台までやってきた小山さん。海側と山側、両方から津波がやってくる様子を目の当たりにしたそうです。
ここまで津波が来るかもしれない、と考え、避難していた皆さんはさらに上にある五十鈴神社神社まで階段を上りました。
階段を上ると小さな神社が現れます。当時この神社の周りに200名近い人々が避難していたそうです。
上ってきた階段です。最大で鳥居の下の石碑まで波が到達したと伝えられています。
鳥居の前には津波の脅威を後世に伝えるために、「東日本大震災記念碑」が立てられています。
伊藤部長の語り部バスでは、神社の前に避難した人々が、歌をうたいながら夜を明かしたことが語られます。
そのとき一番に歌をうたい始めたのが、小山さんの息子さんなのだそうです。
避難していた小学生の中では高学年ということで責任感を覚えたのか、息子さんたち六年生を筆頭に、卒業式に歌う予定だった「旅立ちの日に」を繰り返し歌いました。
小山さんは「息子なりに考えて行動したことが嬉しかった」と、父親の顔でお話して下さいました。
震災から4年が経った今も、被災地域ではかさ上げ工事が続いています。
伊藤部長の語り部は、「何年かしたら生まれ変わったこの町をまた見に来てほしい」という言葉で締めくくられます。
「震災を風化させないための語り部バス」は、日々状況が変わる中で、震災当時の記憶や、復興に向けて歩み続ける現状を皆様へ伝えて行きたいという思いで運行しています。
今回の震災のような大きな被害を出さない為にも、また、防災意識を高める為にも、これからも語り部バスを運行する予定でございます。
南三陸へお越しの際には、是非多くの皆様にご参加頂ければと存じます。
~ 本日のオススメプラン ~
「大人が子供たちに伝えておくべき事・・・」【語り部バス付◎ファミリープラン】コーヒー券付☆お子様歓迎
1000年に1度の大震災によりふるさとを失った人々がたくさんいます。
これから私たちがやるべきこと。できること。
子供たちの将来が、未来が、最高に幸せな世の中になっている事を希望します。
【防災学習・・・今だから、出来ること・被災地から学ぶ事】
「子供に被災地を見せておきたい!」・・・このような親御さんが増えております。
一瞬で消え去った現実を他人事ではなく、
明日はわが身であることを真剣に受け止めて欲しい。
そして改めて自然災害の怖さについて考えてもらい、
ご自身の防災意識を高める機会になって頂ければと思っております。
そのような気持ちの現れとして、
当館スタッフが語り部ガイドをさせて頂いております。
今までなかなか被災地にいけなくて...という方や、
一緒にいける人がいなくてという方など、
この時期だからこそ行って、
動いて、観て、聞いて、知って、感じて、伝え、復興支援しましょう!
(五感で感じて下さい)
家族や親戚、まわりの方々と誘い合ってご利用下さい。
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