おはようございます。本日ははるがお送り致します。
最近のぐずぐずお天気で体調を崩してはいませんか?
はるは、風邪、ではなく花粉症の時期で目のかゆみと毎日戦っております。
皆様も気温の変化には呉々もお気をつけ下さいませ。
さて、本日午前10:50より放映されましたNHKドキュメンタリー番組
「あの日 わたしは - 証言記録 東日本大震災 - 」はご覧いただけましたでしょうか?
南三陸ホテル観洋をはじめとした阿部長商店の創業者
阿部 泰児会長の3.11の様子を取り上げていただきました。
取り上げられたのは気仙沼市内ノ脇に構えた会長の自宅でした。
会長は地域住民の避難先となるように、一般の住宅には珍しく、
外階段を取り付け屋上へ避難出来るようにし、東日本大震災前より
地域の方々と避難訓練を行っていたそうです。
会長は1960年のチリ地震津波では、南三陸町内で経営していた魚屋と
移転先になる予定だった建物等財産を全て流されました。
その苦い経験から、後にオープンした南三陸ホテル観洋、気仙沼プラザホテル、サンマリン
気仙沼ホテル観洋の三つの宿泊施設は全て高台に建っています。
おかげで、大震災後も経営を続けることができました
津波の恐ろしさを経験している会長だからこそ、自宅への外付け階段を
作ることにこだわったそうです。
「屋上への外付けの階段を造るには、約300万円の費用がかかる上に
防犯上の不安がありました。それでも踏み切ったのは、自身が被災した
経験から、高い所に避難場所が必要と感じていたため」との事でした。
今回の放送では、今まで外観からしか捉えることが出来なかった自宅の
中を私達スタッフも初めて見る事ができました。
阿部会長は現在、この建物を震災遺構として残したいと願っています。
津波の恐ろしさを忘れないために、そしてこの屋上で助かった、という事を
この先話す日がある、と保存を希望しています。
この番組は以前にも当館女将を取り上げていただいております。
こちらも宜しければご覧くださいませ。
あの日わたしは~女将さん編~
阿部会長の再放送は6月19日(木)午前10:50から予定しています。
※放送は変更がある事もございますのでご了承下さいませ。
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