いらっしゃいませ
冬型の気圧配置が続き、南三陸町は、曇ったり、雨が降ったり、パッとしない天気が続いています。そのせいか、マリンパルの子どもたちの体調も、芳しくなく、先月末からおなかに来る風邪が流行っています。何を隠しましょう・・・・この南三陸ホテル観洋託児所マリンパル保育士ミカも、このおなかに来る風邪のためノックアウト・・・・鬼のかく乱でした(ぷぷぷ)
今回は、保育士ミカの体験と医療に対する願いについて熱く熱く、語らせてください!
(写真は、元気に登所してきた元気な今日のマリンパルの子どもたちです)
おなかにくる風邪(嘔吐下痢症)は、ウィルス性の感染型で主に、吐物などの排泄物や唾液などの飛沫感染により、感染します。
ウィルス性の感染症というと、一番に、ぎくり・・・・となってしまうのが、ノロウイルスでしょう。
食中毒も原因の一つと言われるノロウイルスですが、接触感染、飛沫感染もすることから、爆発的に流行することから、恐れられています。
今回、私は、血液検査をしてもらい、ノロウイルスではないということが、証明されました。
とはいえ、今回のおなかに来る風邪は、かなり手ごわいです。
土曜日、急にきりきりと差し込むような痛みと、激しい吐き気に襲われ、我慢できなくなり、南三陸公立病院に電話したところ「ここでは救急の体制が整っていないので、救急車に電話をして他をあたってください」といわれ、痛みより、仮設住宅に住んでいる身の上としては、人の目を気にしてしまい、朝まで我慢するという道を選んでしまいました。
ところが、これが、苦しかった・・・・・。
激しい吐き気と、きりきりとした胃の痛み。そのうち、激しく下るようになり、もう貧血状態・・・・・やばい・・・・死ぬかも・・・・と思ったほどでした(笑)
で、我慢も限界となり、早朝5時。119番に通報するに至ったのです・・・・・恥ずかしかった・・・・。
「(サイレンは)鳴らさないで来てもらえますか?」
と頼んでいたので、救急車の皆さんも、鳴らさないでくださったのですが、いかんせん、救急車のオーラが強すぎる!
目をつぶってはいたけれど、仮設の中からたくさんの人が出てきたのが、わかり、よけい死んだふりをしてしまった私です・・・・・照
気仙沼市立本吉病院に搬送され、点滴をしてもらってその日は帰宅。翌日は一日休みをもらい、午後再び本吉病院へ。
すると、九州から派遣されてきたという内科の先生が診察してくださり、私の保険証を見て、
「南三陸ホテル観洋にお勤めなんですか。私も、九州からこちらに来るたび、そちらのホテルに泊まっています。上からの指示で、必ず南三陸ホテル観洋さんに泊まるように話されているんですよ。震災の時、とてもお世話になったそうで、みんな今でも忘れていませんよ」
とにこやかに話されました。
しくしくする胃の痛みが続いていた私でしたが、この先生の一言に、倒れている場合じゃない・・・もう少し頑張ろう!と、なんだか、思えて心にも点滴をしていただいたような気分になりました。
今日は9日金曜日。今日あたりからようやく子どもたちの元気な声がまたマリンパルにも響き始めました。
南三陸町の医療体制はまだまだ発展途上ですが、広域消防が頑張ってくださっているおかげと、こうして、九州からも応援に駆け付けてくださっている医療団の皆様がいらっしゃるおかげでなんとか人々の健康と安全が守られている現実です。
一刻も早い、医療体制の改善と向上を願ってやみません。
コメントする