こんにちは、2週間のご無沙汰です Bluebirder*Sです。

今回は、野鳥のおはなしを・・・

ジョウビタキ ♂です。

冬鳥です。

毎年冬前になると 南三陸町にもやってきますが、

この冬は、いきなりの寒波襲来で 

急に寒くなっていまったせいでしょうか、

このところあまり声が聞こえませんでした。

が、17日朝、

陽の光を浴びた梢で鳴いているメスの姿を確認できました。 

ジョウビタキは、

スズメ目・ツグミ科(ヒタキ科)に分類される小鳥です

日本では冬によく見られる渡り鳥す。

チベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺で繁殖し、

繁殖期以外は日本

中国南部、インドシナ半島北へ渡って越冬します。

日本では冬鳥として全国に渡ってます

韓国では一年を通じ 見られるそうです。

体長は13.5-15.5cm体重13-20gですから、

スズメよりわずかに小さい鳥です

オスは頭上が白く、目の周りが黒く、

メスは頭が淡褐色でオスとは簡単に見分けられます。

こちらが♀。

胸から腹、尾にかけてはオスメスとも橙色で、

黒褐色の翼の中ほどには 白くて細長い斑点があります。

ヒタキ科もしくはツグミ科分類されますが、

ヒタキの仲間のように樹上から飛び立って

羽虫を空中で捕食する他、

ツグミ類のように地上に降りることも多い鳥です。

平地からの低山の明るく開けた林の中に居ます。

冬の日本では人里や都市部の公園などでもよく見られ

身近な冬鳥のひとつ。

とりたてて珍しい鳥ではありませんが

その声を聞いたり姿を目にしたりすると

「今年も もう冬だな」「冬が来たんだな」という

印象のある野鳥です。

繁殖期以外はオスメスともに単独生活

縄張りを作って同種を排斥する習性があります。

その習性たるや 異性個体や鏡に映った自分の姿にも

攻撃を加えるほど

おじぎのような姿勢で鳴き声をあげて縄張り争いをする。

ただ、人間に対する警戒心は比較的薄く、

3-4mくらいの所に降り立つこともあるんです。

もちろん、追い回したりしたらダメですけれど。

ですから、比較的 その姿は撮りやすい野鳥のひとつです。

昆虫やクモなどを捕ってべますが、

冬にはピラカンサなどの木の実もよく食べ、

ヒサカキをはじめ実をつけた木によく止まっています

地鳴きは自転車のブレーキ音を短くしたような声で、

「ヒッ」や「キッ」と聞こえる甲高い声と

軽い打撃音のような「カッ」という声を組み合わせたような

特徴のある声です。

「ヒッ」という声はかなり遠くまで届きます

観洋周辺でも林や藪の中から この鳴き声が聞こえてきます。

この季節になると「気分よさそうに」陽だまりの木の枝などで

ひなたぼっこしている姿を見かけます。

早朝にも鳴くことが多く、

2度「キッ、キッ」に続いて「カッ、カッ」という打撃音

この音が、 火を焚くときの火打石

打ち合わせる音に似ていることから

「火焚き(ヒタキ)」の名が付いたと言われています。

ヒタキの仲間は、皆 この打撃音を発します。

和名ジョウビタキのジョウ(尉)は銀髪を意味していますが、

確かに、オスは頭が「銀色」。

ジョウビタキって 「銀髪のヒタキ」ということになりますね。

豊かで深い自然を持つ南三陸町には、

四季折々 いろいろな野鳥の姿と声を楽しめます。

気にも留めなければ、

遠目には皆スズメに見えるような小鳥たちですが

ちょっとだけ「あれはなんだろう」って意識して見たり、

声を聞いたりしていると、初めは些細な発見でも

それがだんだん楽しくなってきたりもします。

みなさんも、そんな南三陸町の自然に触れ

癒されに来てみてください。

「常連」のみなさんも 

どうぞ新しい発見を探しに♪ お待ちしています。

☆ 掲載した写真は、南三陸町内 ホテル観洋周辺で

  Bluebirder*S が撮影しました。

  
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