皆さまごきげんよう、ゆきでございます。
先日、とても嬉しい当館への再訪がありました。
震災前に、10年以上も毎年当館にご宿泊下さったという、伊藤様です。
毎年、1627号室をご指定でご宿泊頂いておりました。
三兄弟でいらっしゃった2番目の渡様が、
弁天の会場で撮ったご家族の仲睦まじいお写真をお持ち下さいました。
またみんなで観洋へ来ることが夢だった、と語られました。
と言いますのも、実は昨年末、お父様がなくなられてしまいました。
震災後は気が引けてしまい、そろそろ泊まろうかと思っていた矢先だそうで、
ご病気で倒れられてからも、当館へ家族で泊まることを夢見て、
療養に励んだと伺いました。
体調が思わしくない時でも、「観洋に行くんでしょう」と声をかけると、
手が少し動くなど反応を示した、と伺い私たちも胸がいっぱいになりました。
この度はお母様と一緒にお越しになる予定でしたが、
まだ外に出られる心境でないということで、こちらのブログを通じまして、
お母様にもお見せしたいと存じます。
「こんなに大きく立派になられて、お父様もさぞかし喜んでいらっしゃることでしょう」
女将さんと当時の思い出を語らう間も、お二人の目には時々涙が浮かびました。
「この時間はちょうどお掃除に入っておりますが、
よろしければお部屋に行ってみますか?」
女将さんの提案により、お部屋へご案内することに。
途中、小野寺支配人に会いました。
「いつも1627号室にご宿泊頂いていた伊藤様でしたか!」
上階のお部屋を希望されるお客様が多い中、
毎年6階のお部屋を指定されていたお客様は珍しかった為、
よく覚えていた、とのことです。
東館6階へ向かう途中、渡様が立ち止り、
「この階段で、よく遊びました」と、懐かしそうに語られました。
4階から6階をつなぐこの階段は、
よくお子さんが親御さんと駆け上がったり、降りたりして遊んでらっしゃいます。
小さい子にとっては、丁度良い遊び場なんですよね。
ご兄弟の方と楽しそうに遊ぶ姿が目に浮かびますね。
そして思い出の1627号室へ。
「いつも父が左側に、母が右側に座っていました」
家族写真を胸に、お父様と同じ場所に座る渡様。
お父様もこの景色をいつも、眺めておられたんですね。
ご家族一緒に、ということは叶いませんでしたが、
息子さんがお父様と当館を繋いで下さいました。
本当に、本当に嬉しく存じます。
そして三兄弟の三番目の方は、今、旅館業に勤めておられるのだそうです。
「自分の原点は、観洋なんだ」とこの職業を選ばれたそうです。
そして改めて、日々お越し頂くお客様は何か特別なことがあって、
このホテルにお泊まり頂いているということを身に染みて感じました。
皆様の特別な日をより一層素敵な物となるよう、
おもてなしが出来たら幸いでございます。
本日も皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げます。
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これからが夏本番です!
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「南三陸ホテル観洋」
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