いつも「ときめきピチピチ便り」をご覧いただいている皆様、こんにちは。
しゅんです。
今週は、前置き無しで早速いきましょう!
・・・・(せっかち?(笑))
2012年2月からスタートしている
『震災を風化させないための語り部バス』
この8月で開始約2年間半の運行となりましたが、
利用者の累計人数はおかげさまで延べ52,000人を超え、
引き続き多くの皆様にご利用いただいております。
本当にありがとうございます!!!
始めたときの2年半前と今現在とでは、
町の様子、風景もどんどん移り変わり、
皆様が実際現地に足を運んで見ていただく風景も、感じることも、伝えることも
3年前、2年前、1年前と、その時によって刻々と変化してまいりました。
・・・時間が経てば経つほど、「伝える」「伝えたい」「伝え続けたい」
ということが重要性を増している気が、私自身もガイドスタッフも感じております。
町の風景はどんどん変わっていく中、皆様にできるだけ震災のこと、
なにより南三陸のことを伝えたい。
ただ、皆様にいただいた貴重な約1時間というお時間の中で何を伝えていくのか?
・・・・これも日々試行錯誤の連続でもあります。
そこで今回新しいチャレンジとして取り組んでいくのが
タブレット端末を使った語り部案内、という全く新しい試みです。
(語り部ガイドの一人でもある齊藤営業課長もタブレットを絶賛!♪)
※ちなみに齊藤課長は明後日土曜日のブログの主役です!乞うご期待!!(予告)
現段階ではまだテスト運用ということで、
お客様皆様に正式にご利用いただけるのは少し先になりますが、
このタブレットを導入することによって、今まで抱えていた課題も
クリアできそうですし、今までできなかったことも出来そうな期待があります。
そしてこのタブレットを使った語り部の案内をバスで行ったのは
実は日本初!・・・ということです。
(バス運用テストの前は仙台市の語り部タクシーの方々が
個別に案内をしながらタブレット端末のシステムを使いはじめておりました。)
この試みと取り組みは、公益財団法人仙台応用情報学研究振興財団様が中心となり
NTTドコモ様、仙台市様、他関係機関と一緒に当館も協力して進められており、
語り部バスでも試験テストを兼ねて数回運行しております。
先日仙台市で報道機関各社に向け記者会見も開かれました。
(写真はその日の夕方のニュースでオンエアされてたものです)
昨日8/27付けの地元紙「三陸新報」にも取材記事を掲載していただきました!
実は今のシステム開発と実証実験は
来年3月に行われる仙台市で開催される「国連防災世界会議」において
海外から訪れていただく、数万人の皆様に
ご提案・ご提供するために行われており、
さらに将来的には新しい観光モデルとしてタブレットを活用しながら
ガイド案内を行う実用化を目指している取り組みでもあります。
タブレットを使って語り部バスの案内を行うと・・・
①一斉に多くの方に同じ写真画像を見ていただける。
⇒後ろの席の方でも写真をハッキリ見ることができる。
②端末ごとに日本語や英語など言語を選択して配信できる
⇒日本、海外の方を同時に案内できる。
③豊富な情報格納量で写真だけでなく、動画や、数値データ、新聞記事を
短時間で取り出し伝達できる。
⇒写真についても、過去⇔現在⇔未来の比較が、すぐ出来る。
④端末の情報を更新することにより、リアルタイムの情報も話すことができる。
⇒震災当時のことだけでなく、これからの復興計画の内容等も
利用の方に説明による聞くだけの情報だけでなく
視覚で捉えていただき、お伝えすることができる。
⑤バスの案内だけではなく、データを共有できる場所であればどこでも
震災の講話に端末を利用できる。
⇒バスの車外や、ホテル館内、さらに極端なところ出張先でも『伝える』ことができる。
・・・・などなど。
タブレット端末を利用するための勉強会も開催しています。
テストしながらお客様にもモニターになっていただきました。
そして今思いつかないようなことも
さらに可能性を広げていけるのではないかと思いますし、
又、ゆくゆくは皆様ひとりひとりがお持ちの端末に(タブレットやスマートフォン)
直接映像を配信しながらご覧いただけるようなシステム開発も目指していますので
無限の可能性がある!・・・ということもワクワクしちゃいます!
今までなかった新しい取り組みということもあり、
クリアしなければいけない課題の解決や
それに伴うシステム開発も時間が必要なのですが、
チャレンジ精神を持って、皆様のニーズにお応えしていく努力もしながら
南三陸からあらゆる場所へ
情報を発信し続けてまいります!
引き続き語り部バスのご利用も宜しくお願いいたします。
≪チラシのダウンロードはこちら↓≫
語り部バスチラシ PDF.pdf
そして語り部バス利用50,000人突破達成を記念しての特別宿泊プランも登場です。
詳細については営業・予約担当までお問い合わせくださいませ。
今日の最後は、ホテルのFaceBookページでも発信した
語り部バスのメッセージで締めます。
『毎日、走り続けます。
毎日、伝え続けます。
一人でも聞いてくれる人がいる限り。』
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