いらっしゃいませ。
先週は、「母の日」皆様は、いかがおすごしでしたか？
我が家は、なんと二人の息子が、「母の日カレー」を作ってくれました(笑)
離婚して１２年になりますが、震災の日、長男「裕」の逃げ込んだ避難所に、次男「壮」がいたのです。実は、長男は、父親と暮らし、次男は、私と暮らしていたので、それまでお互いの存在は知っていても、近しい間柄になれなかった二人です。それが、震災のおかげ(？)で急接近となりました(笑)
親が、迎えに行けなかった時、子どもたちは、想定外の「兄弟仁義」？をやっていた様子で・・・。
このような、生まれて初めてのサプライズ「母の日」をしてもらいました。
裕、壮、ありがとうね！
さて、今週は、皆様にご紹介しなければいけない方がおります！
それは、このかた！
震災の時にかけつけてくださった自衛隊の隊長さんです！
震災の時に、ホテルの周辺の地域の支援にあたった自衛隊さんは、九州地方の皆様でした。
熊本、福岡、沖縄、長崎、どう考えても、日本の中で一番遠く離れていると思われた部隊の皆さんが、かけつけてくださり、南三陸町でも坂の多いこのあたりの一戸一戸に水を運んで届けてくださったり、灯油や食料を届けてくださいました。
毎日午後3時になると、ＢＢＱ前の駐車場でミーティングをしていた皆様に、マリンパルの窮状を訴えに行き「哺乳瓶とミルク、離乳食を分けていただけませんか？」とお願いしたことが出会いで、そのあと、何度も何度もマリンパルに足を運んでいただきました。
その時の自衛隊の隊長さんが、3年ぶりに、南三陸町を訪れてくださったのです。
「私は、5月に退職しますが、自衛隊の一員として皆様の役に立てたことは誇りです」と話しておられた森隊長さん。まさか、こうしてまたお会い出きるなんて夢のようです！
ひとみ先生も私も、涙涙のご対面になってしまいました。
地域住民の皆様も、森隊長さんの訪問にみんな大感激！
この様子に、ご一緒にいらした奥様も涙ぐんでおいででしたよ。
思えば、たくさんの方のお力をお借りして今日までになりましたが、あの一番何もなかったぐちゃぐちゃの混乱の日々を共に生きた同志ですからね。感慨もひとしおなわけです。
「復興」と呼ぶことには、まだまだ抵抗感はあります。志津川の旧市街地は今、かさ上げ工事が行われ、線路の高さくらいまで土が盛り上げられてきました。これが、平行移動しながら志津川高校の下あたりまで盛り上げられるとなると、まだまだ時間はかかると思われます。仮設住宅で暮らす私たちは、「未だに避難中の身の上、この先のことなんて、まだ暗闇」、そんな風にしか考えられず「復興」が見えていませんでした。
でもこうしてあの頃を振り返ることができ、今、確かに、復興に向かっているのだと改めて実感することができました。森隊長さん、本当にありがとうございました。
どうぞ、またいらしてくださいね。その時までには、もう少し、違う景色をご用意できるよう復興に向かって頑張ります。
南三陸ホテル観洋託児所マリンパルの子どもたちも、今年は、震災以前の体制が整い始め、草花を植えたり、野菜を植えたりしながら、毎日楽しんでいます。
先日、東京の廃園になった幼稚園から頂いた大型ブロックは、花壇の淵として再利用され、こんなにきれいな彩りを添えてくれています。
今日は、いるか組さんがプチトマトの苗を植えました。
運んできてくださった田辺さんとお仲間の皆様、本当にありがとうございました。
楽しい夏になりそうです。
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