こんにちは、みいです☆
今日も残暑でムシムシの南三陸から発信します!
最近お客様から「震災時の話を聞きたい」とか、
「実際に町内を見てまわりたい」という要望が多数あります。
そこで今回は、お客様に詳しく案内できるようにということで、
㈱三陸新報社の玉谷部長にガイド役をお願いし、
私たち社員が町内を見学してまわることに。
最初に向かったのが南三陸町役場に併設されていた防災対策庁舎です。
建物を前にみんなで手を合わせ、
震災時の状況を玉谷さんに説明していただきました。
聞いたことは皆しっかりメモ。
私たちの後にもバスでいらした方々がおり、
ニュースや新聞で頻繁に取り上げられていたこちらの建物には、
毎日絶えず人が訪れているようです。
波にのまれながらも奇跡的に人が助かった庁舎...
たくさんの尊い命が犠牲になってしまった庁舎...
実は震災後初めてこの場所にきた私。
今まで足を運ぶことができなかったこの場所にくると、
複雑な思いがこみ上げてきます。
次に向かったのは高台にある志津川中学校。
ここからは志津川の町を見渡すことができます。
あの場所には何があったか、震災前の風景が目に浮かびました。
ここから町をながめると、
本当に何もかも流されてしまったんだなぁと実感しますね。
その後に向かったのはこちらの畑。
震災から間もなく南三陸町に入り、
ずっと私たちを支え続けてくれているOGAの皆さん。
遊休農地を耕し畑として生き返らせ、
地元のおじいちゃん・おばあちゃん達の指導を受けながら野菜作りをしています。
このような畑が18ヶ所もあるんです!
ここの畑では大根がすくすく成長中。
寒い季節を迎えるころには、立派な大根が収穫できるんでしょうね♪
そして次に向かったのは戸倉小学校。
右側の白い建物が校舎、左側の鉄骨の建物が体育館。
体育館は3月12日の卒業式に合わせて落成式をしたばかりだったそうです。
鉄骨にからまったカキの養殖ブイが、生々しく残っていました。
戸倉小学校にいた子供たちと戸倉保育園にいた子供たちは、
近くの高台にある神社に避難して無事でした。
傾斜がキツい坂や階段を上ることは、
小さい子供達にとってとても大変だったと思います。
雪が降る寒い中みんなで歌を歌ったりして一晩過ごしたそう。
本当に助かって良かった...
あらためて被災した場所を見ると、
あそこに逃げれば助かったんじゃ...とか、
後からいろんな事を考えて悔しい気持ちになったりします。
でも現実は受け止めなければいけませんね。
今回は約2時間かけて町内をまわりました。
今まで町内に住んでいながら、
震災当日の状況はあまりよく分からなかったので、
詳しく説明していただけて本当に良かったです!
玉谷部長、お忙しい中時間を作っていただきありがとうございました。
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