志津川民話の会(語り部)

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民話の会2.jpg 民話の会1.jpg
先週に引き続き、今週火曜日も「ふるさと観光講座」からの投稿です。
今日の講座は”地域の民話を学ぶ”と言う事で、志津川民話会の小山さん(写真左)
と仲松さん(写真右)お二人のお話を聞いて来ました(*^-^)ニコ
南三陸町の伝説や昔話を、地元の方言で愉快に語る語り部さん。とっても楽しくて、
あっと言う間の1時間30分でした。沢山のお話の中で、やっちが『なるほどな~』と
思ったお話を1つ・・・   【貧乏の木】
 昔々、何でも知っている物知りのおじいさんがおりました。ある日の事、一人の若者
が,おじいさんを訪ねて来ました。「おじいさんに聞きたい事がある。世の中には
”幸福の木”とか”金のなる木”って言う木があるけど、”貧乏の木”って言う木は無いの?」すると、おじいさんは答えました。「貧乏の木はあるよ。」
「それは何処に生えている木なの?」と若者が聞くと、「その木は”きまま”と言うままに生えているのさ。」
「その木の根っこはどんな根っこなの?」と若者が聞くと、「”ひるね”って言うだよ。」
「花は咲くの?」と聞くと、「花は咲かないけど、実はなるよ。」とおじいさんは答えました。
「花が咲かないのに、どんな実がなるの?」と若者が不思議そうに尋ねると、「それは、”かばねやみ”って言うが生るんだよ。」とおじいさんは言いました。
若者は「なるほど!!」と感心して帰って行きましたとさ・・・    えんつこ まんま♪


気ままで、昼寝ばっかりしてるかばねやみは、貧乏になるって話ですね!
<(; ^ ー^) マイッタ②
あれ(・_・;)?? ヤバイ!! これってもしかして、やっちの事?? 。゜゜(´□`。)°゜。

<方言の解説>
貧乏の木が生えいてた場所「まま」とは、土手の事です。
貧乏の木の実「かばねやみ」とは、怠け者面倒くさがり屋の事を言います。(*^-^)

話の最後の「えんつこ まんま」とは、話の終わりを表す〆の言葉で、
「知恵袋がいっぱいになります様に」と言う意味があるそうです。

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このページは、用度課が2007年4月24日 16:21に書いたブログ記事です。

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